31対28で何とかドルフィンズを振り切った。
ゲーム開始前は余裕を持って勝利できると予想していたが、オーバータイムまでもつれる接戦となった。怪我人の影響もあったが、試合運びにも少し疑問が残った。
1 | 2 | 3 | 4 | OT | ||
Dolphines | 14 | 0 | 0 | 11 | 3 | 28 |
Raiders | 2 | 10 | 7 | 6 | 6 | 31 |
試合運びに疑問
開始早々の4thダウンギャンブル
Dolphines | Raiders | |
330 | Total Net Yards | 497 |
8 | Total Penalties | 8 |
68 | Penalty Yards | 104 |
31:13 | Time of Possession | 38:47 |
レシーバーとのコミュニケーションミスでインターセプトをされて、悪い流れになっていたところを引き戻したかったのかもしれない。1度パントチームをフィールドに入れた後に、ギャンブルをした。結果失敗に終わったのだが、開始早々にそもそもギャンブルの必要があったのか非常に疑問だ。ドルフィンズは昨年10勝6敗とレイダースよりは好成績だが、今年はQBも定まらず、現状の戦力はレイダースのほうが格上と考えてよいのではないか。ここは地力を信じて、パントを蹴ればよかったのではないかと思う。ドルフィンズも今シーズン5回挑んで全て失敗している4thダウンギャンブルを、仕掛けて失敗してくれたので、助かった。しかしドルフィンズの選択は弱者の選択に近く、理解はできる。
タイムアウトの使い方
更に前半終了間際の相手チームの3rd&9で、タイムアウトを取ってしまったのも成功しなかった。ここまで3-0のチームであることを考慮して、落ち着いた試合運びをしてもらいたい。TDが届かなかった時にタイムアウトを取る場面があったのだが、あの際にはチャレンジをしてみるという選択はなかったのだろうか?(出来ない規則があったのかもしれない。)
ジョシュ・ジェイコブの欠場
RUSHING | ATT | YDS | TD | LGTD |
P.Barber | 23 | 111 | 1 | 1 |
K.Drake | 8 | 24 | 0 | 0 |
H.Ruggs | 1 | 7 | 0 | 0 |
A.ingold | 1 | 0 | 0 | 0 |
D. Carr | 2 | -2 | -1 | 0 |
相手がドルフィンズの時で助かった。ドレイクはレシーバーとしては重宝するが、ランナーとしては力不足のようだ。グルーデンが重要視するパスプロテクションにおけるブロッキングも、あまり上手ではない。バーバーの方がランは効果的で、100ヤードを超えていた。OLの力によるところが大きいと思うが、ドレイクとの差はついてしまった。ジェイコブが復帰した後は、役割を分担することになるだろう。いずれにしろこれから地区内での戦いも始まるので、ジェイコブの復帰を祈りたい。
早くもMVPの候補?デレク・カー
Player | CP/ATT | YDS | TD | INT |
J.Brissett | 32/49 | 215 | 0 | 0 |
D.Carr | 26/43 | 386 | 2 | 1 |
カーの充実度は素晴らしい。精神的にも安定してきているのか、オーバータイムに突入する時の表情が落ち着いていた。自身26回目のWinning Drive を決めたが、危なげないドライブだった。オーバータイムであったとはいえ、既に1,203ヤードを記録しており充実している。更に今回も9人のレシーバーに投げ分けており、シーズンの序盤でWRが育っていくことができれば、プレーオフは十分に狙えそうだ。カーはWRを育てることができるアーロン・ロジャースのような域に近づいてきているかもしれない。
グルーデンとの信頼関係も十分に築けているようで、現地コメンテーターも言及していた。
WRの成長
RECEIVING | REC | YDS | TD | LGTD |
B.Edwards | 3 | 89 | 0 | 0 |
H.Ruggs | 4 | 78 | 0 | 0 |
H.Renfrow | 5 | 77 | 1 | 12 |
D.Waller | 5 | 54 | 0 | 0 |
K.Drake | 3 | 33 | 0 | 0 |
P.Barber | 3 | 31 | 0 | 0 |
Z.Jones | 1 | 15 | 0 | 0 |
F.Moreau | 1 | 8 | 0 | 0 |
A.Ingold | 1 | 1 | 1 | 1 |
あいかわらずTEウォーラーとWRレンフロー頼みであることは否めない。
大切な場面ではこの二人が見事に答えてくれるので、当然だろう。しかしこの二人にマークが厳しくなる中で、WRラグスとWRエドワーズに中盤以降にパスを決めていけるようになった。若いWR二人が成長していければ、チームのスーパーもカーのMVPも同時に近づくと思う。スピードのラグスとフィジカルのエドワーズは、本当に良い取り合わせで、ここにレンフローとウォーラーが健在で行ければ、本当に楽しみなシーズンになりそうだ。
しかし大切なレンフローをパントリターナーに使うのは、賛成できない。
ディフェンスに課題
DEFENSE | T-A | SCK | INT | FF |
D.Perryman | 14.0-4 | 0 | 0 | 0 |
C.Littleton | 10.0-3 | 0 | 0 | 0 |
J.Abram | 7.0-4 | 0 | 0 | 0 |
T.Mullen | 6.0-1 | 0 | 0 | 0 |
J.Hankins | 5.0-3 | 0 | 0 | 0 |
C.Nassib | 4.0-3 | 0.5 | 0 | 0 |
D.Philon | 4.0-2 | 0 | 0 | 0 |
C.Hayward | 4.0-0 | 0 | 0 | 0 |
S.Thomas | 4.0-3 | 0.5 | 0 | 1 |
N.Hobbs | 3.0-0 | 0 | 0 | 0 |
Q.Jefferson | 3.0-1 | 1 | 0 | 0 |
T.Gillespie | 2.0-2 | 0 | 0 | 0 |
D.Arnette | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
T.Moehrig | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
N.Kwiatkoski | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
C.Ferrell | 1.0-1 | 0 | 0 | 0 |
A.Robertson | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
D.Deablo | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
Y.Ngakoue | 1.0-1 | 0 | 0 | 0 |
M.Crosby | 1.0-1 | 0 | 0 | 0 |
DCがブラッドリーに変わり、非常に安定したディフェンスだが、CBの選手層に問題がある。終盤にCBのミューレンがCBアーネットに変わると、そこを狙われることが多くなる。先発CBは頼りになるが、アーネットとの差が激しいようだ。ドラフト1位で入団しながら、期待に答えられていないので、DEファレルと共にトレードの噂も出ているが、代わりの選手も確立されておらず、出されることはないと思う。頑張ってもらいたい。
来週はいよいよチャージャースとの同地区対決だ。
昨年は新人QBにやられてしまったが、今年は時折いれるブリッツで仕留めてもらいたいなぁ。