巨人は何故負けだすと止まらないのか 理由はたくさん

中日の柳裕也投手を打ち込めずついに3連敗。首位ヤクルトは5ゲーム差となり優勝はかなり難しくなった。

昨年に続く終盤戦の失速で、首脳陣の責任は大きいと言わざるを得ない。

この失速の原因はいろいろとある。FA戦略の失敗。ドラフト戦略の失敗。育成能力の欠如。

コーチの能力など疑問符のつくことも多いだろう。

巨人の戦略ミスを考える  選手に無い物ねだりの首脳陣

しかしここまで負けがこむのは少し異常だ。

日本シリーズの連続4連敗も記憶に新しいが、負けだすと止まらない傾向が続いている。

地力でそれほどの差があるとは思えないが、現実問題ヤクルトとは5ゲーム差が、阪神とは4ゲーム差がついてしまった。現時点での実力がそのままゲーム差に現れていると見るのが、普通の考え方だ。

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強くなければならない巨人軍

巨人は常に強くなければいけない。戦力均衡のためドラフト制度が導入されたが、それでも巨人が強い時期が続いた。逆指名制など資金力が物をいう時代があり、有力選手を取り続けることも出来た。FA制度の導入などもあり資金力に勝る巨人は、有力選手を移籍させることも可能だ。そのため巨人は強くて当たり前だとの認識が強い。

勝って当たり前との評価の中で、巨人の首脳陣や選手たちは自分たちが弱者であるということは認められない。原監督も例外でもなく常に強い巨人の先頭にいた。日本一強い球団の4番というDNAを、長嶋終身名誉監督から植え付けられており、その宿命を背負っている。

弱者の戦術が取れない巨人軍

強くて当たり前と評価される首脳陣や選手たちは、弱者の戦術は取れない。

正々堂々と勝負を受けて、打ち勝ってこその巨人軍だ。強者の筈なのだから姑息な真似はできない。

今日も試合前までに3勝を献上し対戦防御率1.39の柳投手に、真っ向勝負を挑んでしまう。4勝以上を柳投手に献上しているのは巨人だけだ。これだけ打てない投手なのに打線は、好球必打とばかりに打って出る。待球戦法で球数を投げさせて後半勝負なんてことは、考えていない。強い巨人にはそんな伝統はなく、打ち勝ってきたのかもしれない。原監督も間違いなく巨人の伝統をつないできた選手であった。

なりふり構わない弱者の野球

今日の試合の解説の中畑清さんは、もう少し亀井善行選手のようにファウルで粘って球数を投げさす打撃を吉川尚輝選手などは心がけるべきだとの旨を発言していた。以前の解説で川相昌弘さんも、同趣旨のことを解説していた。川相さんはバイプレイヤーで長打が望める選手ではなかったので、当然の発言だと思った。それに対して巨人で4番を張ったこともある中畑さんの発言は意外だった。

しかし考えてみれば中畑さんはDeNAで、弱者の野球を痛いほど経験している。川相さんも中日で、資金力や選手層に勝る巨人に対峙している。

弱者の野球、なりふり構わない野球を経験しているのだ。

もし昨年の日本シリーズで工藤監督にDH制を持ちかけられても、川相さんが中日を、中畑さんがDeNAを率いていたら、拒否できたのではないかと思う。

しかし巨人の原監督は正々堂々と、受けて立たなければならなかったのだろう。

1年目の4連敗の後のシーズンオフに、原監督が4連敗したことにコメントを求められて、バラエティなのでふざけていたとはいえ記憶にないとコメントしていた。

常に強くなければいけない巨人軍の監督として、力の差が大きかったとは言えないのではないだろうか。

巨人の敗因は数々あるだろうが、今の時代に常に強者でいることは極めて難しい。

資金面での優位は、ソフトバンクや楽天の加入によって既に無くなっている。フランチャイズ制をパ・リーグが強力に進めたおかげで、巨人の全国区の人気は翳っている。

常に強い巨人を求めていた巨人ファンは、弱者の戦略を取る巨人軍を認めることができるのだろうか・・・

完投を望んではいけない現代野球 可哀想な戸郷翔征投手

強いはずの巨人軍を指揮する、原監督の苦悩は深いと思ってしまいます。

ファイティングスピリッツを見せるために、121球を投げた戸郷翔征投手を中4日で投げさせるのは避けてください。行けるかと聞かれれば、選手は行けると答えてしまいます。 もうCSを見据えても、いいのではないでしょうか?まだ高卒3年目の成長株の、故障が心配です。

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