Las Vegas Raiders 開幕戦は大興奮　NFL

2021年のNFLが開幕した。マンデーナイトに選ばれたのはRaiders　VS　Ravens　。

Ravensは昨年11勝5敗で8勝8敗のRaidersにとっては格上の相手だ。

結果はオーバータイムに突入し、二転三転したあとに決着するという、プレーオフを狙うチーム同士の戦いとは思えない、試合運びだった。しかし　ALLEGIANT STADIUMでの初の有観客のゲームは、大いに盛り上がった。昨年の杮落としは無観客でクラウドノイズもなく、ホームアドバンテージが感じられにくいゲームだったが、今日はネットで見ていても大興奮のゲームだった。

QBの比較

両QBともに実力を発揮したと思う。Jacksonの走力は相変わらず規格外で、常にスクランブルのリスクをRaidersの守備陣に与えていたが、新DCの効果なのかよく耐えたと思う。

Carrは久しぶりにオーバータイムでの勝負強さを、見せてくれた。前半はパスがなかなか決まらなかったが、後半以降は地力を発揮し、OTも含めてが435ヤードを投げた。再三のオーディブルもリスクを上手く避けていたようで、実況も賞賛していたようだ。

心配だったコーチ陣

昨年はハーフタイムにオフェンス、ディフェンスともに相手にアジャストできずに失速するパターンが多かった様に思うが、今日は後半に加速することができた。特にオフェンスは後半からWRへのパスが決まりだし、RBの不調をカバーした。OTに入ってからも次々と良いプレーコールで、最後のタッチダウンパスは、相手のオールプロCBを置き去りにした。

Grudenのプレーコールは陳腐化してしまったのではないかと疑っていたのだが、もう少し様子を見てみたい。　後がないLas Vegas Raidersの3つの不安材料

実力を発揮してほしいWR

昨年不発だったWRが今日は後半に爆発した。TEのWallerは相変わらずの能力で後半に実力を発揮して、10回105ヤード。Renfrowも6回70ヤードで、更に成長したようだ。昨年のドラフト1位のRuggsは相変わらずフィジカルが弱く、今年もディコイにしか使えないかと思ったが、なんとか2回46ヤードを記録してロングのターゲットとして存在感を見せることができた。そして昨年のドラフト3位でありながら、コーチ陣がRuggsよりも期待を寄せているEdwardsが最後に爆発した。４Q最後のドライブの2キャッチと、OTでの1本は能力の高さを発揮し、コーチ陣とQBの期待を現していたと思う。特に最後のキャッチはフィジカルの強さも見せていたので、これからも期待できる。最後に登場したJonesはプリシーズンから活躍していたが、マークが他のレシーバーに引き付けられたところを落ち着いてキャッチした。Carrはもともと球を散らして多くのWRを使うが、大事な場面で使うのは当面は、Jonesまでにしてもらいたい。

その前のインターセプトはWRの責任も有ると思うので、勝負どころでは実績のあるWRに投げてほしいです。 いっぱい、ターゲットはいますからね。

Maxx Crosbyの存在感

3年目を迎えて完全に守備のリーダーになったようだ。

まだ若いが故障も少なく、サイドラインに下がることも少ない。

今日もブリッツを入れていないのに、相手QBのJacksonに常にプレッシャーをかけていた。

観客へのクラウドノイズの要求も板について、頼もしい存在だ。反対サイドのNgakoueが終盤にサイドラインに下がってしまったのが少し心配だが、来週も期待したい。

AFC西は全チームが勝利したようで、今年も厳しい戦いが続きそうだ。次週は昨年12勝4敗の強敵Steelersで、マンデーの後なので1日リカバーと準備にハンディがある。アウェイのゲームでもあるので、此処で勝てるようならば、本当に今年は行けるかもしれない。

Las Vegas Raiders　今年はプレーオフへ　開幕直前