レイダースはパンサーズにまさかの実力負け　QB問題は解決できず

リーグ最弱かと思われたパンサーズに、36対22で惨敗してしまいました。強豪と思われたレイブンズに先週勝っただけに、レイダースファンは大きな希望を抱いたと思われますが、翌週にこんなに惨めな負け方をするとは思いませんでした。流石に昨日はブログを書く気にもなれず、今日は愚痴ブログになってしまいそうです。

頼みのディフェンスが崩壊

QBアンディ・ダルトンになって見違えるようなオフェンスを繰り出してきたパンサーズに、レイダースディフェンスは良いところがありませんでした。DEマルコム・クーンスがIR入となり、ただでさえ大きな戦力ダウンの時に、守護神のDEマックス・クロスビーが膝の不調を抱えながらの出場となり、プレッシャーを全くかけられなくなりました。普段から過小評価されていると思っていたDEクロスビーの力を、改めて認識させる1戦になったと思います。昨年のドラフト1位で期待されていたDEタイリー・ウイルソンも怪我の影響なのか、まったくスピードがなく、外からまくるような試みがないのも非常に気にかかります。DCパトリック・グラハムもDEクロスビーがあってこその成績であったのかと、考えてしまうのは当然のことでしょう。

QBガードナー・ミンシューの弱点

背の低さは如何ともしがたいでしょう。機動力も平均的なので、ロールアウトからのパスや、ランパスオプションができるわけでもなく、展開力がありません。ポケットが少しでも狭まると、視界が遮られ、視界を確保するためにポケット内で動く時に、レシーバーから目が離れてしまうので、結局サックされてしまいます。QBミンシューの能力と経験では、今のオフェンスラインで安定したパス攻撃を展開することは、非常に難しいでしょう。

OLの弱さとRBの能力不足

RBが最近のNFLで低評価なのは、HCマイク・シャナハンがブロンコスでゾーンブロッキングを始めた頃からだと思います。スペシャルなRBを使わなくても、デイライトな走りができればオフェンスラインの力でランゲームが構築できるという考え方ですが、今のレイダースにはデイライトな走りができるRBがいません。RBザミール・ホワイトはカットバックの能力が足りないので、パワープロッキングが必要だと思います。そうなるとFBを入れる必要があると思いますが、今のレイダースはTEやWRに投資していますので、２TEのフォーメーションを取りがちです。TEのメイヤーやバウワーは本職のFBではなく、強いブロックは期待できません。とくにTEブロック・バウワーはあまり無理な使い方をするのは新人でありレシービング能力も高いため、もったいないというのが正直なところです。

このあたり２TEでやるならば、デイライトな走りができるRBを何処かで補強するべきでした。

QBをドラフトするのはマスト

2025年のドラフトでは勝負をかけなければならないでしょう。QBラッセルやロボQBなど失敗が記憶に深く刻まれていますが、それでも覚醒を期待できるワクワク感がありました。しかし、QBミンシューではスーパーは遠く、交代で出てきたQBオコンネルも、相手がソフトに守っているにも関わらず、INTの危険性を感じるスローが見受けられました。QBオコンネルは相変わらずモーションが大きいので狙われやすいと思われ、目線で相手にフェイクをかけるなどのテクニックが必要だと思います。1度だけ大きなパンプフェイクで相手が引っかかりましたが、もっと細かいフェイクを身につけるためには、もう少し小さいモーションでクイックスローを励行する必要があります。

来週もDEクロスビー次第

来週の対戦相手のブラウンズはジャイアンツに7サックを喫しています。QBデショーン・ワトソンの能力は疑うべくもありませんが、DEクロスビーが普通の状態で帰ってくれば、大量にサックする可能性もあります。

今のレイダースはデフェンスで勝っていく方向性しか無いので、この1週間でどれだけDEクロスビーがリカバリーできるかが鍵と言っても良いかもしれません。

今年はカレッジのQBを見るのも楽しみの一つになってきました。

これは良いことなのかなぁ・・・

レイダースはレイブンズに予想外の大逆転　DEクロスビーが立役者

レイダースファンでありながら絶対に負けると思っていたレイブンズ戦で、大逆転勝利を収めました。オフェンスはランが出ない中、なんとか逆転しましたが、やはり主役はデフェンスだったと思います。

black-raider.com

2024.09.16