三ヶ島かなプロが最終戦のメジャーで初優勝 賞金女王は稲見萌寧プロ

最終日に首位で発進した三ヶ島かなプロが、4バーディ・2ボギーの70でまとめ、トータル11アンダーで逃げ切り。悲願のツアー初優勝&メジャーVを達成した。また賞金女王は古江彩佳プロの逆転はならず、稲見萌寧プロが逃げ切った。

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悲願の初優勝は球筋の変更からか?

生年月日1996/7/13
デビュー2015年
通算勝利1勝
身長164cm
体重51Kg
利き腕
出身地福岡県
出身校福岡・沖学園高
三ヶ島かなプロのプロフィール

三ヶ島かなプロは実力が有りながら、優勝が遠かったプロであった。チャンスは有りながら、ことごとくチャンスを逃してしまった感がある。身長は164cmで比較的に恵まれていながら、2020-2021年の平均飛距離は、66位の230ヤードと女子プロとしては平均的だ。2019年の飛距離は231.84ヤードと多くのプロが飛距離を求めるところを、少し記録上は落としている。

 今季順位 昨季順位
パーオン率1770.925
フェアウェイキープ率1474.94
平均ストローク2771.6023
平均パット数371.8241
パーキープ率1786.110
平均飛距離6623075
平均バーディー数402.9650
イーグル数16667

今季から三ヶ島かなプロは、渋野日向子プロを指導したことで知られる青木翔コーチに師事している。指導の中で球筋をドローからフェードに変えている。スタッツで見ても今季と昨季で大きく変わってはいないようだ。しかし今季の最終盤のラスト3戦に好成績が続き出した。先週はトータル-13で今週は-11でフィニッシュしており、調子が急激に上がっているようだ。小技がもともと上手なことも有り、今日の最終日はアンダーで廻った選手が40人中4人しかいない難しいコンディションの中で、2位に4打差をつけた圧勝劇を演じてみせた。シーズンは終わったが、青木コーチとの球筋の変更が成績に反映してきたと見られ、来シーズン以降も上位での活躍が楽しみになってきた。

三ヶ島かなプロはフィジカルが強いタイプではなく、我々アマチュアゴルファーにとってはとても参考になる。平均飛距離も230ヤードで手の届く範囲で、自然と応援したくなるタイプだ。

トッププロの米国ツアーへの挑戦が続く中で、三ヶ島かなプロの来季の活躍がますます楽しみになりますね。

ドローとフェード

稲見萌寧プロ賞金女王おめでとう

順位氏名金額優勝回数試合数
1稲見 萌寧¥255,192,049945
2古江 彩佳¥246,743,575646
3小祝 さくら¥200,423,583552
4西郷 真央¥178,997,891050
5西村 優菜¥175,257,855451
6申 ジエ¥130,969,269433
7勝 みなみ¥127,986,540247
8原 英莉花¥125,587,582344
9菊地 絵理香¥117,833,334146
10上田 桃子¥113,146,872142

腰痛を抱えながらなんとか賞金女王を獲得した。インタビューで見せた大粒の涙に感動してしまった。典型的なフェードヒッターで、ショットメーカーとして安定したゲームをシーズン通して展開した。しかし比較的腰に負担のかかるフェードヒッターのためか、疲れの貯まる終盤戦の失速は、ある程度予測できたことかもしれない。体に負担がかかるスイングのため、シーズン中盤から影響がいろいろなところに出ていたかもしれない。来季以降もこのスイングを続けるためには体のケアーや練習量のセーブなどを、考えなければならないだろう。フェードからドローへの球筋の変更は、危険度が高いと思われるので、奥島コーチとの二人三脚がどのような方向性で来季以降を戦って行くのかが、とても注目される。

強すぎる?稲見萌寧選手の未来図

圧倒的な強さでメジャー初優勝の稲見萌寧 何故強い その理由

飛距離と正確性の問題、さらには体への負担など長くトップで活躍するのは難しい競技ですね。

あ姉さま
あ姉さま

ドローで長期間活躍する上田桃子プロは別の意味で注目される選手です。上田選手のメジャー初制覇は来季以降に持ち越しとなってしまいました。あれ程の選手でメジャーが勝てないのは球筋に関係あるのでしょうか。最終戦は日を追うごとに成績が落ちてしまったのが気にかかります。

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