カレッジフットボール プレーオフセミファイナル 絵に書いた激戦

日本時間の1月2日にアメリカのカレッジフットボールのプレーオフの準決勝が、日テレG+で放送されました。日本ではあまり馴染みのないカレッジフットボールですが、本場アメリカではNFLを凌ぐほどの人気コンテンツです。今年は準決勝の2戦ともに筋書きの有ったような大激戦で、非常に楽しめたコンテンツでした。決勝は1週間後にミシガン大学とワシントン大学の対戦となりました。プロ注目のQBが激突する対戦となり、盛り上がること間違いないと思います。

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ミシガン大学とアラバマ大学の因縁の対決

アメリカは歴史の短い国で、アメリカ唯一の弱点が、伝統がないということだと思います。それだけにアメリカのスポーツは、ストーリー作りを非常に大切にします。カレッジフットボールにおいても、グレートライバリーという言い方で、各地のライバル校にスポットを当てて、盛り上げる方法を選んでいるようです。

ミシガン大学とアラバマ大学は地域は離れていますが、伝統の強豪ということで、興味深いマッチアップでした。特にアラバマ大学は最近のカレッジフットボールで最強といってもいい大学で、やや衰えていたミシガン大学とは、力の差があったと思います。しかしミシガン大学は、49ersをスーパーボウルまで進めたHCジム・ハーボーをHCに据えてから、勢いを取り戻してきており、大変注目されるマッチアップでした。

また、アラバマ大学のHCであるニック・セイバーンと、ジム・ハーボーは高校生のリクルートで揉めた経緯も有るようで、その辺りの確執を取り上げて、熱を煽る部分があったようで、アメリカのスポーツ界とマスコミの巧みさを感じざるを得ませんでした。

結果はミシガン大が辛勝しましたが、セミファイナルに相応しい熱戦で、大変見ごたえのある1戦でした。そしてこの結果は新しい歴史の1ページとなり、来年のカレッジフットボールを盛り上げる、一つの要素となったことは間違いないでしょう。

ワシントン大学とテキサス大学の準決勝はエリートQB対決

もう一つの準決勝は、プロ注目のエリートQB対決が注目された戦いでした。ワシントン大のQBマイケル・ペニックスJr. は少し変則気味のサウスポーから、素晴らしいコントロールの美しいパスが魅力のQBです。今年はQBが豊作と言われているので、2巡目にずれ込む可能性がありますが、例年ならば1巡に指名されるQBだと思います。準決勝でも遺憾なくその実力を発揮して、見事な勝利を収めました。ワシントン大は3人の素晴らしいレシーバーが揃っていましたが、QBペニックスのパスによって能力が引き出されていると考えられます。一方テキサス大のQBクイン・ユアーズも素晴らしいQBでしたが、1巡指名になるかどうかは疑問符がつくところでしょう。モックドラフトの各サイトでも、2~3巡の指名を予想するところが多く、本人は不本意なのかもしれません。解説の中でもう1年テキサス大でのプレーを希望しているとコメントされており、プロ側の評価を上げたいという気持ちがあるのかもしれません。1巡と2巡ではいろいろとかなり違うと思うので、当然かも知れません。しかし来年残ったとしても、先発QBの座が保証されている状態でもないところが、アメリカのカレッジフットボールの恐ろしいところだと言えます。テキサス大にはあのマニング兄弟の甥っ子が在籍しているようで、すでにマスコミやファンの興味は、QBアーチ・マニングに移っているのかもしれません。ここでもストーリー作りが上手なアメリカの本領が発揮されており、来年のスターQBが既に確保されています。

来年もエリートQB対決の可能性

今年話題になったコロラド大学のHCは、NFLの大スターであったディオン・サンダースでした。そしてその息子が先発QBを務めており、来年も大学でプレーするようです。コロラド大はまだまだプレーオフに進出する実力はなかったようですが、来年は可能性があります。もしQBサンダースとQBマニングが激突するようなことにでもなれば、今年以上の盛り上がりになると思います。

変革を続けるアメリカのスポーツ

伝統のあるカレッジフットボールですが、ここまで人気を上げるために、様々な改革が行われています。かつては4大ボウルゲームが独立して行われていたので、どこが本当に強いのかは、最後まではっきりしませんでしたが、この10年でプレーオフシステムが改善され、たいへん盛り上がるようになりました。来年からはさらなる改善が予定されているという徹底ぶりです。甲子園問題やセ・リーグのDH制など、過去に囚われて全く変革が進まない日本の野球界とは大きな違いがあると思います。

G+の充実の放送

新年早々G+ではプレーオフを完全中継してくれて、本当にフットボールファンにはありがたい取り組みだと思います。日本のファンをも取り込もうという野心は、日本のスポーツ界には無い精神で、見習って欲しいと思います。しかし、G+の解説と実況は大変素晴らしいものでした。特に解説の秋元諭宏さんと実況の増田隆生さんのコンビは、素晴らしいと言わざるを得ません。秋元さんの解説は戦術面から、選手の気持ち、大学の姿勢など多方面に渡る解説が適切にされていて、アメリカの放送よりも充実しているのではないかと思ってしまうほどです。実況の増田さんも豊富な知識と経験からくる補足が、ファンの心をくすぐるものでした。また、アメリカの文化に対する理解度も高いので、思わずニヤリとしてしまうところが多々あったと思います。特に古い選手に対する知識は、時には解説者を上回ってしまうところもあるようで、ここでもニヤリとしてしまいます。

日本のプロスポーツの課題

日本でカレッジの中継をしてくれるので、来年のNFLのドラフトに更に興味が湧くようになりました。日本のプロスポーツもアマチュアと協力していく姿勢がもっと必要でしょう。アマチュアとプロの垣根が云々とか言っているようでは、あまりにも大局観がないと、がっかりしてしまいます。

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