高橋優貴投手の成長~ストレートの威力~

巨人の投手陣が崩壊を始めている。2番手・3番手とされていた戸郷投手とサンチェス投手が、2軍に降格となった。好調を続けていた、畠投手と今村投手も打ち込まれてしまった。

エースの菅野投手がそれなりの投球をしてくれているので、助かっているが、それ以上に貢献しているのは5連勝の高橋優貴投手だ。

高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】

急成長の高橋投手

4月28日の試合も7回5安打3失点で、ヤクルト打線を抑えた。防御率も1.80と内容も伴っている。

高橋投手は2018年のドラフト1位で根尾選手、辰巳選手を外した後の、言葉は悪いがハズレハズレ1位の選手で、日本ハムに指名された吉田光星投手を見送って指名した選手だ。

(八戸学院大学の進学をとりやめてプロ入りした吉田投手を指名回避して、八戸学院大学を卒業する高橋投手を巨人は指名した。八戸学院大学野球部の正村公弘監督は東海大学の出身で原監督の後輩にあたる。正村監督は好投手を育てている実績があり、入学前の吉田投手も指導を受けていた。)

大学時代は150Kmを超えるストレートとスクリューボールで三振を量産し、リーグの通算奪三振記録を更新する、301奪三振を記録した。

しかし、プロ入り後は140Km 前半のストレートで、どちらかといえば変化球投手のイメージが付いてしまった感がある。ピッチングも変化球が多くボール先行で球数が多くなり、リズムが悪くなっていく事が多かった。

ストレートへの信頼

今年はストレートが特別早くなったわけではないが、三振が取れなくなった割には安定した投球を続けている。(2019年は93回で89個の三振を奪ったが、今年は35回で19個の奪三振だ。)

変化球で探っているうちにカウントを悪くして、甘い球を痛打されるという一番悪いパターンが改善されているようだ。この指導をしているのが逃げのピッチングを嫌う原監督なのか、今年からスタッフに加わった桑田コーチなのか、はたまた大城捕手のリードの変化なのか原因はわからないが、畠投手や今村投手にもストレートで押すことが多くなった気がする。

ただ、高橋投手も強気のピッチングが板についたというわけではなく、弱気の虫が出てくるのを、自信の気持ちと大城捕手のリードで必死に抑えているような様子だ。

決して速いストレートではないが、自分の球のキレを信じでコースを目掛けて必死に投げ込む姿がみられる。

昨日も連続フォアボールで山田哲人選手を歩かせて無死1・2塁で迎えた村上選手を、初球の145Kmのストレートを内角に投げ込んで2ゴロに打ち取った。テレビの前で見ていてとても嬉しかった。歩かせた山田選手に対しても最後はストレートが外れて歩かせたので、以前のように逃げた感じはなかった。きっと守っている野手や首脳陣にも気持ちは伝わっているはずで、援護点をもらえているのも無関係ではないと思いたい。

このピッチングを続けられるコンディションと気持ちを続けることができれば、一皮むけたピッチングで二桁勝利も見えてくるのではないかと思う。

巨人の投手陣に意識改革が浸透しているのならば、その中身に非常に興味がある。

巨人若手投手陣の明暗 それぞれの現在地 なぜこれほど差ができたのか

タイトルとURLをコピーしました