今日は3連戦の2戦目。巨人が畠投手の好投と主砲岡本選手のソロホームラン2発で、1勝1敗とした。阪神が初回に2本のソロホームランで主導権を取ったのだが、その後畠投手を攻略できずに得点は0。巨人も岡本選手の2発以外は攻撃が冴えず、吉川選手の詰まったレフト前で1点を奪っただけだった。
両軍の投手がよく踏ん張ったといえば聞こえは良いが、どうも貧打戦のような気がする。
青柳投手も畠投手も驚くような球はなく、両軍の打者の迫力不足を感じてしまう。
見ているこちら側に、昨年の日本シリーズや近年の交流戦の刷り込みがあるのかもしれない。
リリーフに出てくる投手も、以前のJFKやスコット鉄太郎のような迫力を感じさせない。
これはセリーグ全体に言えることだが、クローザーも絶対的な投手は少なく、各球団苦労しているようだ。今日リリーフに出てきた投手は全員が0点に抑えたのだから、よくやったと言えるのだが、なんとなく打者の力不足を感じてしまうのである。
パリーグの方が強いという先入観を持ってしまっているからなのだろうか、こんなレベルじゃ日本シリーズでまた惨敗するのではないかと思ってしまう。
前半戦とはいえ、首位攻防の伝統の一戦である。戦力的にセリーグでは抜けていると思われる両チームの戦いが、こんな事を感じさせてしまっては、プロ野球自体の価値に問題有りと思ってしまう。
これで交流戦が始まって、例年通り巨人と阪神までもがパリーグに圧倒されるようだと、ファンが離れてしまう事も考えられる。それほど今の伝統の一戦には魅力が薄れてしまっている気がする。
新人の佐藤選手は確かに魅力的だ。長打力はもちろん空振りにも迫力があって、スターになる素質十分である。しかし本来であれば大山選手が4番で存在感を見せてくれなければ盛り上がらない。
巨人に至っては新戦力は、ほぼ0だ。来日が遅れた外国人だけが新戦力では、フレッシュさにかける。(FA戦士は新戦力ではない。)期待の新人0では盛り上がらない。
新戦力といった面では昼間のファームの試合のほうが、魅力的だ。
投手も巨人は新戦力が出てこない。1年目から活躍する投手が出てこないと、ワクワク感が足らないと思うのは私だけなんだろうか。苦労した中堅が実力を上げて活躍するのも嬉しいものだが、やはり大卒1年目や高卒3年目ぐらいまでの若い選手の台頭がファンを惹きつける。
20歳前後から驚くような活躍をする若手選手が、ある意味本当のスター選手だと思う。
掛布、原、岡田、高橋由伸、阿部、松井・・・・・・
江夏、堀内、上原、・・・
古い選手ばかりで恐縮だが本当のスター選手の出現をファンは待っている。そして新しいスターが日本シリーズで激突するから楽しみなのである。
今年の新人選手で目立つ選手が、少なすぎる気がする。
今楽しみなのは阪神とDeNAの野手と広島の投手ぐらいか・・・出てきてくれ!