大谷翔平選手とダルビッシュ有選手 これからが対照的な二人 

メジャーリーグの開幕戦が韓国で行われ、メジャーよりも日本のプロ野球の繁栄を期待している私でさえも、興奮してテレビ観戦をしてしまいました。日本を代表する二人のスーパースターは、それぞれ活躍しファンを安心させてくれたと思います。

NHKが地上波放送の衝撃

開幕戦はおろか日本シリーズでさえも地上波放送がない時があるプロ野球中継ですが、韓国で行われたパドレス対ドジャースを、NHKが地上放送しました。しかも試合が始まる1時間前から放送しており、日本のプロ野球とは別格の扱いだったと思います。野球ファンにとっては嬉しい限りですが、一方で日本のNPBやJリーグではあり得ない扱いに、複雑な思いを抱いてしまいました。国民から視聴料なるものを徴収しているNHKが、日本のプロ野球やJリーグを取り上げずに、アメリカのメジャーリーグを放送することに違和感を感じてしまいました。視聴料をとっているのだから、国民が見たいと思うスポーツを流せば良いのだという単純な考えになれなかったのは、私だけなのでしょうか?国民から視聴料をとっており、スポンサーを必要としないNHKだからこそ、大谷翔平選手の人気に乗っかるのだけではなく、日本のその他のプロスポーツの発展のために、寄与して欲しいと思います。

対照的な大谷翔平選手とダルビッシュ有投手

ともに日本ハムから移籍した二人のスーパースターですが、個人的にはダルビッシュ投手に勝ち星がついて、大谷選手がヒットを打つという結果を私は期待していました。ダルビッシュ投手は日米通算200勝にあと4勝と迫っていることもあり、1日でも早く達成してほしいという気持ちが私にはあります。怪我と隣り合わせの野球選手で、故障の多い投手というポジションで37歳のダルビッシュ投手には、いつ壊れてしまうか、わからない危うさがあります。昨年シーズン終盤に離脱してしまったように、いかにダルビッシュ投手の自己管理が優れていても、絶対はありません。

対照的に2度目の手術をした大谷選手には、まだまだ明るい未来が続きそうな予感がします。まだ年齢的にも若く、今年は打者に専念するとは言え、まだまだ我々を楽しませてくれるという安心感があります。大谷選手には今シーズンは三冠王を目指して欲しいと思いますが、できればダルビッシュ投手の時は控えめにしてもらいたいものです。

つらい時期を乗り越えたダルビッシュ投手

ダルビッシュ投手はこれまで決して順風満帆というわけではありませんでした。私生活では離婚も経験されており、今は二人目の奥様と家庭を築かれています。ここまでの間に野球以外の様々なことを乗り越えてきているだけに、人間的に落ち着きが見られますし、包容力も感じさせてくれます。昨年のWBCにおいても、早めに合流してチーム全体を支えてくれたのは、その考え方に大きさがあるからでしょう。ハーフであることや7人の子供を儲けいていることも、ダルビッシュ投手の包容力には大きな影響を与えているはずで、プロ野球選手でありながら、その他の経験も人一倍の経験値があると言っていいでしょう。

日本のプロ野球についても、いつも気にかけてくれているようで、時折発信してくれるコメントは、少なからぬいい影響を、日本の野球界に与えてくれていると思います。

これからまた成長する大谷翔平選手

野球一筋に打ち込んできて今の地位まで辿り着いてきた感がある大谷選手ですが、決してそんなことばかりではないことが、今回の結婚報告で明らかになりました。ただ、家庭を持つこと、そして家族を作ることはまた一段階上のステージです。今まで野球のために全振りしていた時間配分を、少し変える必要が出てくるでしょう。素敵な奥様のパートナーシップにはメリットが大きいとは思いますが、失うものも少なからず出てきます。まだ29歳の大谷選手は、いままで余りにもネガティブな報道がなかったため、完璧人間のように報じられていますが、そんなことはないはずです。(むしろ無いと願いたい・・・)

これから色々とご苦労されることが多いと思いますが、奥様と協力していって欲しいと思います。

水原通訳の解雇について

今回のショッキングな報道は、新たなスタートを切った大谷選手には大きな出来事だと思います。新しい生活をスタートさせた奥様にも、つらい出来事だと思います。しかし、ここまで成長した大谷選手には、これからも色々と危ない場面が出てくるはずです。周りのすべての人達が、好意的な人ばかりではないことを、充分認識しているとは思いますが、”信頼はしても信用はするな。”は、本当に大切な教えだと思います。

人間誰しも間違いを犯すものですが、致命的な間違いだけは犯さないようにしたいものです。

これから長いアメリカ生活をおくる大谷夫妻ですが、”信頼はしても信用はするな。”という気持ちを忘れないで欲しいと思います。アメリカの生活は日本とは何もかもが違います。特に子供が学校に通うようになれば、その違いの大きさに驚くことになると思います。新生活スタートに向けて今回の出来事が、良き注意報になるように祈りたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました