1次リーグA組で日本代表が7対4でメキシコを下し、予選リーグ1位突破を決めた。
初戦のドミニカ共和国戦で苦戦した侍ジャパンだったが、メキシコ戦では打線が活発になり、相手のミスを突くことができるほど余裕がでてきた。
ベンチを救った打線
高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】初戦で動けなくなっていたベンチを、打線が救った。繋ぐ意識の強い打線ではあるが、山田哲人選手と坂本勇人選手に本塁打も飛び出し、初戦と比較すると楽な展開になった。国際試合の独特の呪縛のようなものから、初戦のサヨナラ勝ちによってベンチも選手も解き放たれたのかもしれない。初球の盗塁も3つあり、初戦で動けなかった走塁面でも積極的なプレーが多く見られた。
チームを盛り上げたチームリーダー
坂本選手の投手ゴロでの本塁突入で、ベンチが盛り上がった。比較的クールなタイプの坂本選手だが、ホームへのヘッドスライディングで気迫を見せた。シーズン中に1塁への帰塁の際のヘッドスライディングで、骨折して長期離脱したにもかかわらずだ。見ている方はヒヤヒヤするが、「言葉ではなく背中で引っ張る。」チームリーダーらしい姿だった。坂本選手は7回にも、得意のインコースのストレートをレフトスタンドに叩き込んでチームを盛り上げた。もともとショートで守備でも貢献度の高い選手だが、走攻守全ての面で能力の高さを見せつけている。
やっぱり坂本選手格好良いですよね!
田中将大投手を温存
田中投手の起用が予想されていたが、森下暢仁投手が先発して好投した。決勝リーグ第1戦で最大の難関の米国と対戦を予定されており、田中投手を温存できたことは日本チームにとっては大きいと思う。MLBで長年活躍していた田中投手は、米国チームにとっては研究する必要がない程知り尽くしているという面は否定できない。しかし今回の米国チームはAAAやAAの選手が殆どで、メジャーリーガーの参加はなく、実績で上回る田中投手で十分に抑えることができるだろう。
決勝トーナメントの仕組み
今回6チームの参加という極めて稀な金メダル争いで、日本チームはどの様に勝ち上がっていけば良いのだろうか
5連勝で金メダル
初戦の米国戦に勝利、準決勝、決勝と勝てれば文句なしに金メダル。
決勝に進めない場合
初戦の米国戦と2試合目も連敗した場合は3位決定戦へ廻る。
その他の場合
初戦に負けても2試合目と3試合目を勝てば金メダルの可能性が残る。
少し複雑だが、初戦で勝つと残りは2試合だけとなるので、日程的に楽になる。
決勝トーナメントで1敗しても日程的にきつくなるが、残りを勝てば金メダル。
まとめ
3連勝が理想だが、1敗しても残り全てを勝てば金メダル。
稲葉監督の評価
ここで金メダルを取ることができれば、中身はどうであれ結果を出した監督として評価は上がるだろう。もしかしたら日本ハムの栗山監督の後任なんてことになるのかもしれない。五輪での経験値は高く評価されるだろう。
井端コーチの功績
1試合目の走塁から、積極的に動くことができたのは井端コーチの功績ではないかと、勝手に推察している。守備のコーチとしても実績をすでに上げている井端コーチは、この後中日と巨人で招聘争いがあるかもしれない。高橋由伸監督再登板であれば、ヘッドコーチとして巨人に戻る可能性が有るが、その他の場合は中日ではないだろうか。