巨人が大量4選手の入れ替え ローテーション変更? 高橋礼投手降格

貧打にあえぐジャイアンツですが、高橋礼投手、秋広優人選手、佐々木俊輔選手、山瀬慎之助捕手の4選手を降格させました。それぞれ理由はあると思いますが、かなりの期間上がってこられない選手も出てきそうです。

高橋礼投手は長引きそう

いろいろと報道を見ていると、初回のフォアボールが阿部監督の逆鱗に触れたとか、最短での復帰を見込んでいるなどの情報が出ています。個人的にはピッチングを一から考え直さないと再昇格は難しいのではないかと思います。広島戦で初回先頭打者へのフォアボールが問題視されているようですが、初回での投手交代には影響があったとは思いますが、2軍への降格はもっと根本的な問題があったのだと思います。

2試合目は通じない

広島戦を見ていると、左バッターが徹底的に左方向へ打っていました。内角球さえ左に追っつける徹底ぶりで、高橋投手にはこれらの左バッターを振り切る球威や変化球の切れがありませんでした。高橋投手はストレートの球威で空振りが取れるわけではなく、空振りを取れる変化球も目立ちません。そうであればバッターがわかっていても内野ゴロにしかならない、シュートやシンカーが欲しいのですが、そこまでの切れ味のボールを投げられていません。セ・リーグに来てから各チーム1巡目までは、相手チームの様子見もあってかフリーに打たせていたようですが、高橋投手が勝ち星を重ねることで相手チームが本気で攻略してくるようになったのだと思います。4月までは防御率が0.95でしたが、5月は3試合で5.25です。WHIPも0.78から1.92まで悪化しており、5月以降2度目の対戦のチームには、ことごとく攻略されています。阿部監督はこのまま1軍においておいても、上がり目がないと判断して降格させたのではないかと思います。

交流戦では登板は有るのか?

ソフトバンクは対戦成績がないのでもしかしたら登板があるのかもしれませんが、他のパ・リーグのチームは高橋投手を攻略済みです。今の高橋投手はパ・リーグ時代よりも球威が上がったわけでも、コントロールが良くなったわけでも無いようで、交流戦に起用するのは勇気がいるでしょう。

投球スタイルを変える必要がある?

高橋礼投手は投球スタイルを考えないと、このままでは通用しないのではと思います。球威を上げるのが近道だとは思いますが、シーズン中は難しいかもしれません。打たせて取るスタイルも守備の良い内野陣のジャイアンツでは有りだと思いますが、良質のシンカーは簡単に取得できる球ではないでしょう。ただ、広島戦を見ていると左バッターを打ち取る球が無いので、シンカーのキレとコントロールが向上しないと難しいのではないでしょうか?来るとわかっていて打っても内野ゴロにしかならない球を身に付けない限り、左バッターを抑えるのはかなり難しいと思います。右バッターに対して打率.148で、左バッターに対して.230はともかく、フォアボールが右バッター4に対して、左バッター14というのは問題が大きいと思います。

佐々木俊輔選手は飛ばないボールが影響?

佐々木選手はパンチ力も有る3秒士揃った外野手という触れ込みでしたが、飛ばないボールがもろに影響しているのかもしれません。東京ドームでの試合の経験は豊富でしょうから、ボールが飛ばなくなったのは感じているでしょう。ボールが飛ばなくなることで一番影響が出るのは、中距離打者だと思います。今まで外野を抜けていた当たりが、取られてしまうので、ライナーを打つバッターには影響が大きいと思います。同じ新人の泉口友汰選手も、同じように良い当たりを外野手に取られることが目立ちます。こういったバッターはライナーを打つよりも野手の間を打つゴロを狙ったほうが、いい成績が出るかもしれません。ただ、ステルスでNPBがまたボールを変えてくるかもしれません。このあたりの変更は選手生命にさえ影響があると思います。

現状の確認だった秋広優人選手と山瀬慎之助選手

阿部監督期待の二人ですが、成長を見せつけることができませんでした。特に秋広選手は結果が出ず、阿部監督も降格させるしか選択肢がなかったと思います。守備や走塁面で他の選手よりも劣っているので、長打を打つしかないのですが、ファームでもホームランを打てていません。考え方で成長させることが難しい選手のようなので、フィジカルが強化されて自然と球が飛ぶようになるまで、鍛えるしか無いかもしれません。ただ、本人がフィジカル強化にどれだけ本気で取り組めるかが問題でしょう。今のままだと3割近くを打っても、守備走塁面でマイナスが大きすぎると思います。まだ4年目の選手なので焦る必要はなく、フィジカルを鍛えるだけの単純な事を愚直にやり遂げられるかが焦点だと思います。

山瀬捕手は試合のプレーではなく、イニング間の態度でマイナス評価をもらってしまったのは、非常に痛いところでしょう。阿部監督が捕手に求めるものを考え直したほうが良いと思います。キャッチャーはイニング間も情報収集など、気を抜ける時間など無いでしょうから・・・

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