シニアゴルファーの飛距離アップは可能なのか?楽をして伸ばす方法

シニアになると一般的には、飛距離が落ちてくるのは当然のことでしょう。一言で加齢による飛距離ダウンと言っても、その原因は様々です。逆に言えばその原因を潰していけば飛距離ダウンは避けられる、もっと言えば飛距離アップも年令によっては可能ということになります。シニアゴルファーの飛距離アップについて考えていきたいと思います。

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シニアゴルファーの殆どは飛距離アップが可能

結論から言うと、ほとんどのシニアゴルファーは飛距離アップが可能だと思います。何故ならば、ほとんどのアマチュアのシニアゴルファーは、ドライバーが当たっていないからです。一昔前は9番アイアンの2倍がドライバーの飛距離だと言われていました。最近は周知の通りアイアンのストロングロフト化が進んでいるので、飛び系アイアンを使用している場合はPWの2倍がドライバーの飛距離だと言われ始めています。

私の場合はPWが110yですが飛び系アイアンではないので、9番の2倍とすると、9番の飛距離が120yですので、ドライバーの飛距離が240yとなります。実際のところ私のドライバーは230yがMAXですので、まだ10y程は今の筋力でも飛距離アップが可能です。

私以外の日頃よく一緒になるシニアゴルファーもみていると、私よりもショートホールで短い番手を持つ人が、ドライバーで200y飛ばないと言ったケースが半分以上の印象であります。もっといえば私はほとんどのアマチュアのシニアゴルファーよりも長い番手のアイアンをショートホールで持ちますが、230y以上を打つことができるシニアゴルファーはアベレージゴルファーではまず見ることがありません。シングルハンデの方たちになれば、話は全く変わりますが、JGAのシングルハンデの保有者は全ゴルファーの約0.3%、ハンデキャップ所持者の15%と言われていますので、その割合の少なさはご理解いただけると思います。

筋力アップは目指せない

日頃からウェイトトレーニング等をやっているシニアは別として、ドライバーの飛距離アップのためにウェイトトレーニングを始めるのは、現実的な解決策ではないと思います。まず、筋肉を増強するための努力量は半端なものではありません。更に言えば、安易に結果を求めてウェイトトレーニングを始めると、故障を発生するリスクが増大します。怪我をしないために少しずつ負荷を増やしていくことが必要ですが、そんな時間がシニアにあるかどうかは微妙です。筋力アップによる飛距離アップは、非常に難易度が高いと思いますし、結果に繋がりにくいと思います。

芯に当ててシャフトのしなりで飛ばす

結局はここに行き着くのだと思います。これがきちんと出来ればPWの2倍は楽に飛ぶと思います。普通の成人男子の体格であれば、240yは確保できると思います。私も常にこれが出来れば、250yは必ず飛ぶと信じています。何故ならばかつては私も、250yを飛ばしていたからです。人並みの筋力さえあれば240yは男子ならば殆どの人がクリアできる飛距離だと考えます。ただ、この状態にたどり着くことが非常に難しいのは、ほとんどの人が経験しているでしょう。この状態にあっと言う間になんの苦労もなく辿り着く人がいる一方で、いつまで経ってもたどり着けない人もいます。この違いに気づくことが本当に難しいのだと思います。特にゴルフは年令を重ねてから始める人が多いので、本能でたどり着ける人が少ないのだと考えています。レッスンなどを受けても、ここにたどり着ける人はなかなかいないようです。

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ウェイトトレーニングではなくストレッチ

私は個人的には年令を重ねてからは、ウェイトトレーニングよりもストレッチのほうが、シニアの飛距離アップには重要だと思います。体が硬い人は関節に負担がかかるので、怪我をしやすいということが一つの大きな要因です。特に股関節周りや太もものあたりは、柔軟性が大切だと思います。股関節が硬ければ、腰に負担がかかるスイングになりやすく、回転スピードも上がらないので、飛距離が上がらないと考えています。更に肩甲骨周りも柔軟性が極めて大切だと思います。極端に言えば股関節が自由に動けばブレない回転軸が作りやすくなり、肩甲骨が大きくスライドすれば、腕をほとんど動かさないでスイングできると思っています。腕を使うことがなくなれば、ミート率が上がることになるので、芯に当たりやすくなると思います。筋力アップはかなり厳しいトレーニングが必要ですが、ストレッチは健康のためにも必要な作業だと思います。私も以前はウェートをやっていましたが、最近はストレッチがほとんどです。そしてストレッチに費やす時間が、年齢とともに増えています。どうしても加齢とともに運動量は減りますし、筋肉は硬くなります。充分だと思っていたストレッチが、部分的に足りなくなることが増える傾向にあるので、そこを補うストレッチの種目が増えていってしまいます。やり方さえ間違えなければストレッチはドライバーの飛距離だけではなく、普段の生活にも大きくいい影響を与えると思いますので、ストレッチはとても大切だと思います。

体重は大切

筋力で飛ばすことを諦めたのならば、ある程度体重は確保したほうが良いと思います。私はスイング自体は若い時とそれほど変わっていないと思いますが、体重が10Kgほど減ったために、飛距離がかなり落ちてしまいました。筋力アップや柔軟性のアップがそれほど望めないシニアは、ある程度の体重が有ったほうが、飛距離の確保にはつながると思います。あまり太りすぎると関節に負担がかかるので、注意が必要ですが、過度に健康に気を使いすぎて極端に痩せてしまうと、飛距離は落ちてしまうと思います。最近流行りの地面反力をもらうためにも、ある程度の体重は有ったほうが良いのではないでしょうか。

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