ゴルフの新しい波がやってきて、私が所属するゴルフ場は土日はもちろん、平日も良い時間はなかなか予約が取れないようになってきました。私は一人で予約する事がほとんどなので、土日であってもなんとか希望の日にプレーできますが、仲間内で一組予約したいとなると、難しいケースも有るようです。
さて、今回は私がどんなボールを使っているのか、アマチュアのみなさんがレベル別とタイプ別、ゴルフ場別ににどういったボールを使ったら良いのか考えてみます。私自身は80台で回れていた時と、腰痛と加齢のため、90を切ることが難しくなった時が期間が長いのですが、当然初心者の頃は、ロストボールを使っていました。
初心者から110台まで
これはもうロストボール一択と言って良いと思います。ゴルフボールはツアーボールであれば、1個600円程度しますのでサラリーマンの昼食代に近いものがあります。初心者のうちは、あらぬ方向へ飛んでいってしまったり、池に連続で打ち込んだりと、男性の場合は1回のラウンドで10~20は無くしてしまうことがあるでしょう。新品のボールは安い方でも200~300円程度はしますので。10個無くせばそれだけで1週間の昼食代です。安いところなら8000円のプレー代ですが、3000円のボール代は痛すぎます。周りの先輩プレイヤーも新品のボールを使っていたら、諫めるレベルだと思います。長くゴルフを楽しみたいならば、初心者のうちはロストボールを使いましょう。
シングルさんたちはツアーボールが殆ど
憧れのシングルさんたちは、殆の方がツアーボールを使っています。私の知っているシングルさんたちは少なくとも全員がツアーボールです。そしてシングルさんたちは、1ラウンドでボールを替える人達がとても多くいらっしゃいます。私の上司はハンデ9でしたが、ハーフ毎にニューボールに替えていました。上級者の方でいつまでもボールが傷つかないので、3ラウンドも4ラウンドも使う人もいらっしゃいますが、ツアーボールは耐久性に乏しいので、少数派でないかと思います。
100切りを目指す人達
このあたりの層の人達が、一番悩みどころではないでしょうか。たまに90台で回れる時は、ボールを無くさずに済むこともあり、良いボールを使いたくなります。しかし一度乱れだすとハーフで2つ3つと無くしてしまうこともあり、ツアーボールを使っていればちょっと落ち込んでしまいます。好不調の波が大きいので判断が難しくなりますが、ゴルフ場によって使い分けるのが良いのではと思います。
ウオーターハザードの多いコース
池や川の多いコースはボールを無くしがちです。特に100切りを目指すプレイヤーの場合は、プレッシャーの掛かる場面で大きなミスをする可能性が大きくなります。例えばクリークや池を越えられなかった時に、ドロップした後にまたダフってハザードに入れてしまうことも経験された方は多いのではないでしょうか。こういうコースではツアーボールは使いづらいと思います。
山岳コースは無くなりやすい
山岳コースはOBゾーンへ行くと、回収が難しくなります。急斜面の崖下に落ちたときなどは、ボールが見えていても取りに行くことが難しいと思います。ゴルフ場で怪我をしてしまってはその後のプレーも思うように出来ず、本末転倒となりかねません。諦めることができるようにツアーボールの使用は控えたほうが良いと思います。
セルフプレーの場合
セルフでプレーする場合は、ボールをロストしがちです。ベテランのキャディさんやメンバーの上級者がいればボールは見つかりやすいですが、仲間内のセルフプレーではボールは見つかりにくくなります。またセルフはプレイが遅くなりがちですので、同伴者のボールを探す余裕がなくなる傾向にあると思います。セルフで回る時はツアーボールの使用は、控えたほうが無難だと思います。
90切りを目指すプレイヤーのボール選び
このレベルのプレイヤーは、常にツアーボールを使いたいレベルのプレイヤーでしょう。余程乱れたりしなければ、ボールをなくすことは飛ばし屋のOBぐらいでしょうか。
このレベルのゴルファーはツアーボールを使いながら、少し擦れてきてしまったボールを暫定球用に持っているといいと思います。私は1ラウンドぐらい使ったボールを暫定球として、またウオーターハザードの多いホールや苦手ホール等で使っています。
気をつけたほうが良い点は、安いボールとツアーボールを混在して使わないことだと思います。特に安いボールとツアーボールとでは、アプローチの転がりやスピンのかかり方が大きく変わってしまいます。飛距離性能よりも、アプローチの性能のほうがスコアには直結しますので、少なくともラウンド中は同じ銘柄のボールを使うほうが良いと思います。ツアーボールを使うのであれば、多少傷がついても、違う銘柄を使うより、スコアに影響しないと思います。
練習ラウンドだからといって安いボールを使ってしまうと、アプローチの距離感が変わってしまいかねません。その後のプレーに影響が少なくないと思います。
海外でのプレー
海外旅行でゴルフをプレイする時は、ツアーボールの使用は避けたほうが良いと思います。海外のコースはコンディションが良くわかりません。事前に情報がある場合で、イージーで平坦なコースであるならば、ツアーボールも使用可能かもしれません。しかし、海外のコースはセルフプレイが多く、ラフも日本のコースよりも長くしてあるケースが多いと思います。かなり周り慣れているベテランでも、ラフに入ると落下地点が分かっていてもボールを見失いがちです。また、ラフやブッシュは蛇や虫に刺されるリスクが少なくありません。
東南アジアなどではコブラやグリーンスネークなど危険な蛇も多く、デング熱などの蚊による病気の媒介もリスクとして考慮しなければなりません。
アメリカでも西ナイル病などのリスクがあります。リスクを避ける意味でも、ボールは早く諦めたほうが良いと思います。 海外でのゴルフの注意点はこちら
1つ600円といえども、ツアーボールはかなりの高額といえます。長くゴルフを続けるためには、お財布にも優しいゴルフを心がけたいですね。1ラウンドで1つなくす程度で済むならば、是非ツアーボールを使いましょう。アマチュアであってもツアーボールの影響は、ショートゲームで必ず現れると思います。
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