直江大輔投手が2軍に合流 次の課題はなにか

25日の広島戦で1回1/3を3失点で降板した直江投手が、2軍に合流した。代わりに戸根千明投手が1軍に登録された。

直江投手の課題

現状

今回は2回持たずに降板となり、今までで最短での降板となってしまった。

直江投手が何故打ち込まれずにイニングをある程度喰うことができるのか、あまり理解できていなかった。今回もストレートで押せるほどの球威がなく、変化球も全体的に高い印象でいつもと変わらない投球だと思ったが、ある程度情報が行き渡り通用しなくなったのかもしれない。

巨人若手投手陣の明暗 それぞれの現在地 なぜこれほど差ができたのか

藤川球児さんの直江投手評

藤川さんは報知新聞の記事の中で、「オーバースローに必要なボールの角度があり、軌道もいい。」と褒めてくれている。また、将来性豊かということで、首脳陣が先発で起用することの必然性を解説している。

さらにはリリーフで1軍経験を積むことも、飛躍のための一つの手段であると意見もしている。リリーフで覚醒することのできた藤川さんらしいコメントで、藤川さんも直江投手と同じ様な真上から叩きつける様なオーバースローだったので、的確なアドヴァイスがもらえそうだ。

藤川投手との比較

藤川投手は1998年のドラフト1位で、2年目の2000年から1軍で登板し始めた。

安定した結果を出すことができるようになったのは7年目の2005年からで、46ホールドで最優秀中継ぎ投手賞を受賞している。その後は、日米通算で245セーブ164ホールドを記録した大投手だ。「火の玉ストレート」と異名をとったストレートは回転数が多く、水平軸の傾きが少なかった。

藤川さんから「オーバースローに必要なボールの角度があり、軌道もいい。」と褒められたということは、もしかしたら直江投手も火の玉ストレートを投げられる可能性があるのではないかと期待してしまう。身長も藤川さんが185cm、直江投手は184cmと体格も遜色ない。藤川さんが若い時の自分と直江投手を、重ね合わせてみていると思ってしまうのは、考えすぎだろうか・・・

まだ3年目

藤川投手も結果が出るようになったのは7年目で、まだ時間はある。藤川投手の場合は体づくりに時間を掛けて、肩の故障を乗り越えて結果を出すのには、時間がかかった。

1軍での先発を何度も経験し、そのたびに跳ね返されて初勝利が目の前にちらつくような状態だが、焦らずにもっとスケールの大きな投手になってもらいたい。

そのためには「火の玉ストレート」を手に入れることができるように、もう1度体力づくりから始めてもらいたい。直江投手は腰の手術上がりでもあり、首脳陣の思いはそこにあるので、今回の2軍合流になったのではないかと思う。

藤川臨時コーチの招聘?

子供の頃に巨人ファンであったことを公言している藤川さんに、数少ない純正のオーバースローの専門家として、ジャイアンツの臨時コーチを引き受けていただき、直江投手に「火の玉ストレート」を伝授してもらえないだろうか。

同じオーバースローでも藤川さんと桑田コーチとはタイプが違うので!と、思うんですけどね・・・

タイトルとURLをコピーしました