7月6日巨人対楽天2軍戦 ファームでの若手の成長

6-9で楽天に逆転負けをした。先発のドラフト6位の山本一樹投手と鍬原拓也投手がリードを守りきれずに敗戦した。投手陣は18安打を浴びて9失点だ。山本投手は5回で13安打、鍬原投手は1回で3安打と結果が残せなかった。

そんな中で若手の左打者3人がそれぞれ2安打と、期待が持てる内容だった。

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怪我から復帰の中山礼都選手

ドラフト3位で入団した中山選手は、原監督からキャンプ中に将来の有望株として名前をあげられた。しかしキャンプ終盤の3月下旬に肋骨を骨折し、5月末に3軍戦で復帰している。3軍戦では打席を1つしかもらえなかったが、2軍戦に参戦すると11打数4安打の.364と結果を残している。凡打の内容も良く、成長の跡が覗える。

高校No1ショートという評価もあったよね

肋骨の骨折は衝突によるものとの報道がないので、疲労性のものかもしれない。慣れない木製の重いバットを振り込んだためかもしれず、体力が足りなかったことが原因だった可能性がある。故障が肘や手首などに出ずに肋骨に出たことは、むしろ幸運だった。

復帰後の体つきは、少し下半身に肉がついてきたようにみえる。

バッティングはセンター中心に打ち返しており、まだ長打を期待できるような様子はないが、ミートの上手さは打率に反映している。これから更に体ができてくれば、練習量を増やすこともできてとても楽しみだ。守備も早い打球の反応などが遅く、プロでの試合経験と練習が足りない様だ。ショートを守っているので、それなりの基礎能力が首脳陣から認められていると思うので、守備についてもこれからだろう。

秋広優人の現在地

2軍戦で139打数26安打の.187と苦しんでいる。キャンプ中から大変注目されている選手で、周囲の期待が大きい。139打数はファームで4番目に打席数をもらっており、期待の大きさを反映している。

あ姉さま
あ姉さま

笑顔が爽やかで、ファンが一気に増えましたよね

ここまで故障なく出場しているが、体つきに大きな変化は見られない。成長期がまだ終わっていないとの情報もあり、代謝が高いうちは効率的に筋肉をつけるのは難しい。実戦経験を積ませてもらっているが、結果が出ずに肩身が狭い思いをしているかもしれず少し心配だ。この試合で2安打はしたが速球に差し込まれている事が多く、このあたりはスイングスピードが上がっていないのかもしれない。センスは折り紙付きなので、基礎体力の向上が必要で、食トレなどの効果が出るまでは時間がかかりそうだ。

実力が伴わないうちに脚光を浴びてしまい大変気の毒だが、明るい笑顔も見せているのでこのまま努力を続けて欲しい。3塁手としてよりは1塁手、もしくは外野手としての守備力を磨いたほうが、1軍の出場機会は増える可能性がある。秋広優人選手の成長曲線 ~コーチのとの向き合い方~

調子の上がらない山下航汰選手

怪我から復帰した山下選手は、43打数10安打の.233と調子が上がらない。

新人で2軍の首位打者となり1軍での活躍が期待されたが、怪我による離脱で旬の時期を逃してしまった感がある。守備と走塁でアピールできる選手ではないので、打ちまくるか長打が期待できなければ、1軍でのポジションを獲得することは難しい。香月一也選手と左の代打を争う事が現状の課題だ。2軍戦では無双状態の香月選手を凌ぐことは、現状では難しい。来年以降は新外国人選手も獲得すると見られ、この半年で強烈なアピールが必要だ。まだ若手だと言っていられる立場ではないと、やや厳しい見方を個人的にしているがどうだろうか。

プロ野球選手が1軍である程度の役割を獲得することはなかなか難しく、旬の時期を逃してしまうとその難易度は上がる。毎年新たな新人選手や新外国人選手が入団するので、のんびりしている選手にはかなり難しい世界だ。

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