最下位見えた弱い巨人、若手育成を掲げながら使わない矛盾と育成能力

残り29試合で借金7は、最下位中日と1.5ゲーム差という成績です。弱いと言われても仕方のない状況です。チーム防御率が12球団で最下位。チーム打率はセ・リーグ5位で、チームの順位を裏付ける数字を記録しており、実力通りの順位と言っていいでしょう。「あと1本が出ない。」などと首脳陣がコメントしていますが、力の差があるからずっと出ないということだと考えたほうが、理にかなっていると思います。

残りの試合でCSも遠くなっているところから、もう少し来季を見据えて戦略を立てたほうが良いと思います。

若手を使うと言っていたはずの首脳陣

今年は育成に力を入れると言っていたはずのジャイアンツ首脳陣ですが、昨日の試合を見ていると全く力が入っていないように見えます。昨日の先発野手の年齢を見てみると、ウィーラーの35歳から岡本和真選手の26歳までで、平均は30.75歳です。これでは若手が起用されている様には、見えません。このレベルの先発野手と競り合うだけの人材がファームに育っていないとしたら、それはスカウトを含めた育成機能の弱さを、証明することになってしまうと思います。

吉川尚輝 27歳
坂本勇人 34歳
丸佳浩 33歳
中田翔 33歳
岡本和真 26歳
ウィーラー 35歳
大城卓三 29歳
若林晃弘 29歳
平均 30.75歳

育成機能の不備は指名した責任を問われる

毎年育成ドラフトで大量指名を継続しているにも関わらず、この時期に登用できる若手が育てられない現状は、指名をする球団として、アマチュア側に対する信認を失ってしまうと思います。もちろんプロ野球ですので、選手本人の努力が絶対条件ではあります。しかし全く育成が機能せず、ただ入団させて数年で戦力外通告を繰り返すばかりでは、選手本人の努力不足ばかりを指摘するだけでは済まないと思います。

ここまで成果が出ないのであれば、何かしら組織的に能力不足である結果が出てしまっているので、抜本的に見直す必要があると思います。従来のやり方で人を変えて繰り返すだけでは、結果は見えているので、育成で成功している球団の人材や育成方法を、導入する必要があると思います。

FAや逆指名で補強を繰り返していたジャイアンツに、育成能力が欠如してしまったとしても、自然の成り行きだと思います。西武や広島などを見ていると、確実に新戦力が台頭してきてFAで流出した選手のポジションを埋めてきています。若手選手からしてみれば、何年か後に、FA流出によってチャンスが来る可能性が見えてきているわけで、モチベーションが上がることは間違いないでしょう。

かつてジャイアンツでは、ジャイアンツの選手になっただけで満足してしまう選手が多いと言われていましたが、今も変わらないのかもしれません。人気球団では2軍の選手でも、チヤホヤされて舞い上がってしまう選手が、今も多いのかもしれません。ジャイアンツはある程度現役時代に何かしらの実績を残した選手は、球団職員などで雇用している面倒見の良さが有ると思いますが、それが逆効果にまっている部分もあるのではないでしょうか。

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守備軽視はもうやめた方が良い

昨日の試合でも守備力の弱さが目立ちました。昨日の先発野手を見ていると、スピードが合って守備の名手と言えるのは、吉川尚輝選手だけではないでしょうか。坂本選手は流石に安定していますが、怪我と加齢から守備力は確実に落ちていると思います。中田翔選手と岡本和真選手は堅実でハンドリングも上手いと言われていますが、左右や前後の動きは俊敏とは言えないでしょう。丸佳浩選手に上手さは見えますが、守備範囲はセンターとしては広い方ではなく、前後の動きもヤクルトの塩見泰隆選手や阪神の近本光司選手らとは、比べるべくも無くなってきてしまっています。ライトとレフトは今季守備的には大きな穴という状況で、ずっと変わっていません。

昨日の先発投手はシューメーカでしたが、打たせて取るピッチングが持ち味のシューメーカには可愛そうな結果でした。普通の守備力であれば、もしくは平均以上の守備力であれば防ぐことの出来たヒットや得点は、かなりあったと思います。赤星憲広投手なども打たせて取るピッチングなので、一定以上の守備力は必要で、今のジャイアンツの守備力では、打たせて取る投手は厳しい投球が続くことになると思います。

かつてジャイアンツは、レフトに守備重視で選手を起用してきました。しかしそれは打率3割、本塁打30本を見込める選手に限ったことでした。張本勲選手やペタジーニなどがそれに当たると思います。しかし今のジャイアンツの外国人野手はせいぜい打率.250,本塁打20本で、昨日のウィーラーは打率.208です。今の打撃の調子であの守備では、損得が合いません。

若手投手を育てるなら守備重視

昨日原監督は、打ち取った当たりが野手の間に落ちる不運があったと質問を向けられて、“それはもちろんだね。やっぱり原因はあるわけだから・・・”とコメントしています。多分監督もわかっていることだと思いますが、打たせて取る投手や若手の投手の時は守備を固めないと、自信を失うばかりだと思います。投手は味方野手が打てなくて0-1で負けても自信をつけますが、当たりそこねのヒットが続いて大量点を失ったら、自信も失うし防御率も悪くなります。もう少し守備力が安定してファインプレーでも出ていれば、赤星憲広投手などは、もう少し自信を失わずに成長できたかもしれません。

若手投手を打撃で援護するのではなく、守備力で援護してもらいたいと思います。

打者出身の原監督は打って援護してやりたいと、思っているのかもしれませんが、守備で支えたほうが良いと、桑田コーチあたりが進言して欲しいものです。打撃戦で勝利しても投手は勝った実感が沸かないと思います。

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