新聞やテレビは今まで世論を誘導してきました。ネットに馴染みのない世代は未だにテレビに洗脳される傾向が強いですが、若い世代はテレビや新聞を信じていません。若い世代がネットを鵜呑みにしているかといえば、そうでもなく、情報を取捨選択できるのが最近の若い世代です。それが証拠に、テレビや新聞の言うことが毎々外れており、矛盾を隠しきれないようになっています。
石破総理は人気がなかった?
ここ10年近く総理になって欲しい候補として常にトップだった石破総理ですが、就任直後から支持率が低迷しています。就任直後はご祝儀相場というものがあり、支持率であったり株式相場が下駄を履くものですが、今回はそのようなことは全くありませんでした。
高市総理誕生を織り込んだ株式相場が、石破総理の誕生によって暴落したのは記憶に新しいところです。
さらに今回の衆議院選挙で自民党は惨敗。岸田総理では選挙に勝てないからと看板を変えたのに、歴史的な大惨敗は完全に自民党とマスメディアの読み間違いと言っていいでしょう。
新聞が長らく言っていたことが、実際と大きくズレていなければ、こんな手のひら返しは無いのではと思います。
裏金と騒ぐ野党とマスメディア
そもそも裏金ではなく不記載問題であり、間違った誘導をしている野党とマスメディア。野党は「裏金、裏金。」と騒ぐだけで、政策を全面に押し出す政党が目立ちません。目立たせないのは言うまでもなく、オールドマスメディアです。あるテレビ局などは、不記載で処分を受けた議員に”裏金マーク”を指名の横につけるという行為にまででていました。こんな事を多くの国民が喜ぶと思っているところに、現在の視聴率低迷があることをわかっていないようです。
「裏金、裏金」と騒いでいた割に、裏金で自民党から非公認になった議員は再選を果たしています。心ある支持者は今回の不記載問題の本質がわかっており、余計にマスメディアの不見識と野党の下品さを目立たせたと思います。さらに言えばそういったマスメディアの挑発に乗ってしまい、再度の処分をしてしまった政府には呆れてしまったというのが、国民の大部分ではないでしょうか?
石破総理の読み違いのせいで、落選した議員の中には、石破内閣に対しての恨みが産まれても仕方がないでしょう。
結局、裏金問題を大きく捉えたマスメディアと野党に付き合ってしまった自民党は惨敗してしまいました。この直接の原因は、裏金議員に対しての反発ではなく、石破総理に対する不人気が原因でないかと私は個人的に思います。
政府内野党として歯切れの良い批判を繰り返していたが、総理になった途端に人が変わってしまったような石破総理に、ある意味書生のような未熟さを感じてしまった人は多いのではないでしょうか?
マスメディアが民衆を騙せる時代は終わった
マスメディアの不祥事を国民は忘れていません。
モリカケやサクラの問題で何年も国会を空転させたのは、他ならぬマスメディアと野党です。安倍さんはマスメディアと野党に真っ向からぶつかりましたが、時間を無駄にしてしまいました。石破総理はマスメディアと野党の言うことに弱気になり、その姿勢が本来ならば味方であるはずの支持者たちまでも、敵にしてしまったというのが実情ではないでしょうか?
一度不記載議員たちを処分したにも関わらず、再度ペナルティを課したのは悪手であり、騒げば反応すると判かり、更に騒ぎを大きくする人たちに漬け込まれてしまいました。毅然とした態度というのが、いまの政府与党に感じられない事が、今回の結果を招いてしまったのではないでしょうか。検察による捜査で全てを完結させればいいのに、脅しに屈してしまいドツボにはまった感が、上に立つものとしてこの上なく頼りなく見えてしまったのは、私だけでは無いはずです。
石破総理に望むこと
もう少し国民を信じてほしいということです。特に若い世代はオールドマスメディアに左右されなくなっています。安倍さんを信じていたのは、若い世代です。
それともう少し経済を勉強しないと、発言がぶれてしまいますね。全ては経済で評価されると考えていいでしょう。
経済政策が上手く行けば、ほとんどの問題は解決に向かいます。
経済なくして、福祉も安全保障も、弱者救済もありえません。
中途半端な事を続ければ、トリクルダウンが来ません。
トリクルダウンが起こる前に、経済を冷やしてしまっているのが、ここ30年間も続いています。あのアベノミクスでさえ消費増税が足枷になってしまったことを、何故忘れてしまうのでしょう。
経済のことがもう少し理解できれば、勉強不足の政治記者や野党の言う事を切り返せます。新聞記者や野党の議員で経済のことを安倍さん以上にわかっている人は、本当の一握りだと思います。
高市早苗さんが強くコメントできるのも、経済の知識に自信があるからに他ならないと考えます。政治家になるのに経済の試験はありませんが、その事が日本の政治を停滞させている原因の一つだと思います。経済のこともわからないで、分配ばかりを叫ぶから財源も捻出できない矛盾に陥るのです。
経済成長すれば大抵のことは解決できるという事を、もっと認識してほしいと思います。経済成長しなければ、分配なんてできません。
どうやったら経済成長できるのか?政府が余計なことをせずに、日本の国民の優秀さを信じることだと思います。政府の行う余計なことは、規制そのものです。規制は最低限に、時限措置で行なうべきで、恒久的な規制なんて殆ど必要ないのではないでしょうか?