野球

巨人の連勝が8で止まった。山口俊投手があわやノーヒットノーランの快投を見せながらの惜敗。しかし1回の攻撃でいい流れを止めたかに思える、原監督の奇襲があった。

東京ドームで広島を迎え、11対8で打撃戦を制した。岡本和真選手は22号、23号を打ち込んで3安打6打点の大活躍だった。

ペナントレースの前半戦が終了した。 首位阪神とは２．５ゲーム差の２位。一時は８ゲーム差をつけられていたが、７連勝で急追している。

五輪代表選手に岡本選手が選ばれなかった。代わりに選ばれたのが村上宗隆選手と言っていいだろう。岡本選手が選ばれなかったことに驚きをもって捉える人が、かなり存在するようだが、稲葉監督からすると当然だったのか、それとも苦渋の決断だったのか。

メジャーリーグから帰ってきた山口投手が、富山で復帰戦を見事に飾った。 5回2/3を101球１失点にまとめた。

中川投手が左背部の痛みのため登録を抹消された。ここまでチーム最多の32試合に登板してきたが、例年通りの安定したピッチングはできておらず、オリンピック代表選手に選出された菅野投手とともに2軍での調整となった。

阪神との３連戦をなんとか２勝１敗で切り抜けた。 ここで負け越せばゲーム差となり、メークドラマ級の逆転劇が必要となるところだった。 打線は相変わらず湿ったままだが、投手陣が必死の粘りを見せている。

二勝一敗で巨人に軍配が上がった伝統の一戦。素晴らしい戦いで楽しめる内容だった。 結果は巨人が勝ち越してペナントの行方にまだ疑問符がつく結果となり、これからのペナントレースに興味を失わずに済んだ。

原監督といえば若大将などといわれ、苦労を知らない恵まれた選手と行うイメージがつきまとう。しかし原監督は厳格な父親に育てられ、東海大相模に進学してからは親子の縁を切ったような状態で野球に取り組んでいたと言われる。

好調阪神にても足も出ず3位に転落した巨人。満塁本塁打を被弾した田中投手や単調なリードを指摘される大城捕手がクローズアップされているが、根本的原因を自覚しないと巨人は長期的に勝てなくなる可能性が大だ。