ジャイアンツ8連勝 岡本和真選手が大爆発

東京ドームで広島を迎え、11対8で打撃戦を制した。岡本和真選手は22号、23号を打ち込んで3安打6打点の大活躍だった。

岡本選手が4番の仕事

チャンスに強い岡本選手がその通りの活躍をした。22号は大瀬良大地投手のスライダーをライトスタンドに運んだ。狙っていたかのように崩されずに振り抜いた。決して強振というわけではなかったが、飛距離は十分だった。岡本選手は好機では繋ぐ意識が強く、強振しないので結果が付いてくるようだ。また丸佳浩選手が好調でランナーがいるケースが多くこのところの好調を続けている。また、5番に勝負強い坂本勇人選手が控えているので、岡本選手とストライクゾーンで勝負することが多くなり、岡本選手を支える形となっている。23号は左腕の森浦大輔投手の初級のチェンジアップを、崩されながらも下半身で踏ん張って左中間に放り込んだ。ストレートのタイミングから反応して変化球を打った、価値のある一発だった。センターから右への意識が初球からあったので、変化球に反応することができ、強振していないので変化球を待つことができた。この意識で常にバッティングを続けることができれば、打率も上がってくる。課題はインコースの処理だ。また死球にも気をつけなければならない。今後は厳しいインコース攻めが更に増えてくると予想される。以前はインコースの厳しいところを打ちに行くケースが多かったが、このところは無理に狙いにいっていないようだ。岡本選手は右狙いでポイントが近い事が多いので、死球に関しては十分に気をつけなければならない。かといってボールを怖がっては打てないのだが、そのあたりは坂本選手が非常に上手い対応をしているので、心配する必要はないかもしれない。

岡本和真選手の4番としての課題 中田翔選手獲得の副反応の効果

マシンガン継投の限界

以前にも言及したが、小刻みに投手リレーをすると今日のような結果がついてくる。

マシンガン継投は危険がいっぱい

今日は畠世周投手が期待に応えられなかった。登板する人数が多ければ、誰かは調子が悪い場合がある。原監督はやりたくないと言っているようだが、教育的な意味合いがあるのかもしれない。先発投手を早く諦めすぎるのも長期的に見ると、問題があると思う。今日はサンチェス投手が早々と交代させられてしまった。サンチェス投手は悪天候やマウンドなどの環境の変化に弱いところが見受けられて、精神的な脆さがあるのかもしれない。今日も守備陣の乱れや、不運な当たりなどが続き精神的な弱さが首脳陣からは見えたのだと思う。しかし真面目なサンチェス投手は降板後も、ベンチで戸根千明投手の帰還を出迎えていた。昨年とは違う面も見せているので、もう少し辛抱してあげて欲しいと考える。

二塁手争い

今日は北村拓己選手には日が悪かった。先発で出続ければこんな日もある。守備ではエラーが1つだったが、吉川尚輝選手ならばと思わせる事が2回あった。北村選手は守備力では、吉川選手に遠く及ばない。二塁手は守備力が大変重要で、併殺を取る能力があればピンチを一気に脱出できる。おそらく吉川選手が離脱前の調子で戻ることができれば、北村選手は出番が減るだろう。打力を活かすならば他のポジションを奪い取らなければならない。

今日の原監督のサンチェス投手の降板は、北村選手の交代と絡ませた采配だった。北村選手がエラーの後に1打席、挽回のチャンスをもらえたのは、原監督の温情だと感じた。

次回のサンチェス投手、北村選手の挽回に期待しているのは首脳陣もファンも同じだ。

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