野球

ジャイアンツの弱体化が止まりません。野球は変わってきているのに首脳陣の中についていけていない人材がいるようで、古い野球と新しい野球が混在してしまっています。若い選手たちは古い野球に戸惑い、古い首脳陣は新しい考え方を受け入れられないようです。

中田翔選手がまた活躍しました。岡本和真選手から４番の座を奪って、好調を続けています。不祥事で日本ハムを追われてジャイアンツに入団した経緯から、なかなか本来の打撃と気持ちを取り戻せなかった中田選手ですが、以前よりテクニックもメンタルも成長した

シーズンが深まり残り試合も20試合程度となってきました。ジャイアンツは3位と3ゲーム差の5位と、まだCSが望める位置にいます。最後まで望みが有る限り3位を目指すというのは、一つの考え方です。

シーズン終盤で借金7。最下位中日と1.5ゲーム差は緊急事態宣言と言って良い状態でしょう。原監督は「男になってくれる人がいない。」と鎮痛なコメントをだしました。選手強化に対する資金が多くはない中日とこの時点で成績に大差がない事が現実です。

野球はデータを重視し、確率が勝敗を左右するゲームだという見方があります。最近ではビッグデータなどを利用して、極端なシフトを取るなどデータを有効に利用するチームが日米共に増えてきています。

残り29試合で借金７は、最下位中日と1.5ゲーム差という成績です。弱いと言われても仕方のない状況です。チーム防御率が12球団で最下位。チーム打率はセ・リーグ5位で、チームの順位を裏付ける数字を記録しており、実力通りの順位と言っていいでしょう

今年投高打低が顕著となり、投手のスピードが増したことが話題となっています。そのため打者は成績が全体的に低下しています。3割バッターはセ・リーグが4人、パ・リーグは2人しか現時点ではいません。

ジャイアンツ坂本選手の復帰が決まったようです、腰痛の影響で戦列を離れてから、チームをコロナ禍が襲うなどして、とても長い離脱期間になってしまいました。その間チームは急激に失速して、皮肉なことに改めて坂本選手の存在の大きさを示した結果になった。

長く不調を続けていた岡本和真選手が、6番でのスタートとなりました。チームの失速の責任を背負い続けた岡本選手は、チームの勝敗を背負うと言われる4番をずっと守り通してきましたが、原監督がやっと決断したようです。

終盤戦を迎えるペナントレースですが、ジャイアンツの失速が止まりません。これはもう此処のところ毎年のことで、年々失速の時期が早くなっています。これはもう戦力が足りないということで、一過性のものとして処理するわけにはいかないと思います。