今年で3回目になるポジション毎のベスト10プレイヤーが、発表されています。今回はQB, RB, Edgeを纏めてみました。リーグの傾向がかなり鮮明に現れており、参考になるリストではないでしょうか。9月から始まる2022-2023シーズンの観戦のための参考になれば幸いです。
選考方法について
選考にあたって投票したのは50人以上のリーグのエグゼクティブ、コーチ、スカウト、プレイヤーです。それぞれの投票者が原則11のポジションについてベスト10をランク付けし、順位付けの基礎票としてようです。
高品質で希少な新鮮食材を産地直送でお届け 羽田空港公式産直通販サイト「羽田産直セレクション」QB(クォーターバック)の順位
今年の1位はベテランのアーロン・ロジャースでした。既に38歳となりNFLで最高のQBと評価されて久しいロジャースですが、今年も実力に曇りは有りませんでした。昨年1位のパトリック・マホームズから1位を取り戻していますが、この二人のパフォーマンスは圧倒的と言っていいでしょう。この二人は今シーズンに共にエースWRを失っており、また新しいスターWRを養成出来るかどうかが、今年のスーパーボウルレースに大きく影響すると思います。ラッセル・ウイルソンとデショーン・ワトソンは今年大型トレードでチームを変わっていますが、その真価を発揮できるかどうかも注目されます。
チーム | 年齢 | 最高 | 最低 | 昨年順位 | ||
1 | Aaron Rodgers | Green Bay | 38 | 1 | 5 | 2 |
2 | Patric Mahomes | Kansas City | 26 | 1 | 5 | 1 |
3 | Josh Allen | Buffalo | 25 | 1 | 7 | 5 |
4 | Tom Brady | Tampa Bay | 44 | 1 | 8 | 3 |
5 | Joe Burrow | Cincinnati | 25 | 2 | Out of top 10 | – |
6 | Matthew Stafford | LA Lams | 34 | 3 | Out of top 10 | 6 |
7 | Justin Herbert | LA Chargers | 24 | 5 | Out of top 10 | 9 |
8 | Russell Wilson | Denver | 33 | 4 | Out of top 10 | 4 |
9 | Deshaun Watson | Cleveland | 26 | 4 | Out of top 10 | – |
10 | Dak Prescott | Dallas | 28 | 7 | Out of top 10 | 7 |
個人的にはレイダースのデレク・カーがトップ10から漏れていますが、WRダバンテ・アダムズを得て、トップ10に入れるような活躍を出来るかを注目しています。レイダースの所属するAFC西はカー以外の3人のQBがランクインしており、地区内の毎試合がとても熱い戦いになることは間違い有りません。
RB(ランニングバックの)順位
年齢を見ると若い選手だけがランクインしています。言葉は悪いですが、使い捨てのイメージが強く寿命が短いポジションの代表となってしまいました。マイク・シャナハンがゾーンブロックで成功した時に、RBの価値が低くなってしまったのではないかと、個人的には思っています。ポジション別の平均サラリーでもRBよりも低いのはK. P. TEのみとなっています。かつてはドラフトでも高順位での指名がありましたが、最近は1巡での指名は殆ど見なくなってしまっています。
チーム | 年齢 | 最高 | 最低 | 昨年順位 | ||
1 | Derric Henry | Tennessee | 28 | 1 | 6 | 1 |
2 | Jonathan Taylor | Indianapolis | 23 | 1 | 7 | – |
3 | Nick Chubb | Cleveland | 26 | 1 | 7 | 5 |
4 | Dalvin Cook | Minesota | 26 | 1 | 8 | 3 |
5 | Alvin Kamara | New Orleans | 26 | 1 | 10 | 2 |
6 | Joe Mixon | Cincinnati | 25 | 1 | Out of top 10 | 9 |
7 | Christian McCaffrey | Carolina | 26 | 5 | Out of top 10 | 5 |
8 | Najee Harris | Pittsburgh | 24 | 3 | Out of top 10 | Rookie |
9 | Aaron Jones | Green Bay | 27 | 6 | Out of top 10 | 8 |
10 | Javonte Williams | Denver | 22 | 2 | Out of top 10 | Rookie |
1位のデレク・ヘンリーは抜けた存在ですが、その他の選手が長い間活躍できるかは疑問が残ります。昨年新人だった選手がランクイン出来ることも、特徴的なポジションです。
Edge(エッジラッシャー)の順位
CBと並ぶ花形ポジションのエッジラッシャーですが、若手の躍進がある中で、ベテランが長く活躍できるポジションでもあると思います。ベテランのボン・ミラーやカリル・マックの活躍は嬉しい限りで、今年も活躍を期待してしまいます。エッジラッシャーは左右に配置することによって、その威力は増すことになります。ここでも注目されるのは、AFC西の2チームです。チャージャースのジョーイ・ボサとカリル・マック、レイダースのマックス・クロスビーとチャンドラ・ジョーンズは、両方とも若手と移籍したベテランのコンビであり、今年のAFC西のエリートQBにどれだけプレッシャーを掛けられるかどうかが、チームの成績に直結するのではないかと思います。
チーム | 年齢 | 最高 | 最低 | 昨年順位 | ||
1 | T.J. Watt | Pittsburgh | 27 | 1 | 3 | 2 |
2 | Myles Garrett | Cleveland | 26 | 1 | 5 | 1 |
3 | Nick Bosa | San Francisco | 24 | 2 | 10 | 8 |
4 | Joey Bosa | LA Chargers | 26 | 2 | 9 | 3 |
5 | Maxx Crosby | Las Vegas | 24 | 3 | Out of top 10 | – |
6 | Von Miller | Buffalo | 33 | 3 | Out of top 10 | 5 |
7 | Chandler Jones | Las Vegas | 32 | 3 | Out of top 10 | 5 |
8 | Brian Burns | Carolina | 24 | 4 | Out of top 10 | – |
9 | Khalil Mack | LA Chargers | 31 | 5 | Out of top 10 | 4 |
10 | Cameron Jordan | New Orleans | 32 | 5 | Out of top 10 | 9 |