坂本勇人選手はジャイアンツのスターで、唯一無二の存在です。近年のジャイアンツは4番岡本和真選手の台頭も大きいと思いますが、やはり坂本勇人選手の攻守に渡る存在が大きいというのは、周知の事実だと思います。しかし坂本選手も33歳と、ベテランの域に入ってきました。ファンが一番心配するのは、坂本選手の体調や怪我であることは言うまでもありません。
【スカパー!】基本プランは初回視聴料がキャンペーンでお得ショート坂本選手の守備面
坂本選手は野手で一番運動能力と運動量が求められる、ショートを守っています。昨年は5度目のゴールデングラブ賞を受賞して、相変わらずの名手ぶりを発揮しました。しかし師匠でもある宮本慎也さんに守備での衰えを指摘されるなど、坂本選手が素晴らしい選手であるが故に厳しい見方をされることがあります。坂本選手も十分に自覚があり、宮本さんに教えを請うなどして努力を怠らない様で、まだまだ向上心も衰えていないようです。
今年の守備の負担
昨年は失策が年間で4つでしたが、今年は開幕1ヶ月で既に5つ犯してしまいました。対策は怠っていないが、確実に時は経っているということでしょうか。高木豊さんにはYou Tubeの中で膝の衰えを指摘されています。坂本選手はショートとしては186cmと大柄なので、膝にかかる負担が大きいとは思います。
更に今年はウォーカー選手がレフトに入っているため、坂本選手の運動力が大きくなり、その負担が大きいのではないかという指摘もあります。確かにウォーカー選手の守備は緩慢で、送球難はあまり見たことがないレベルです。そのため坂本選手はレフト近くまで中継に向かうことが多く、守備の負担は大きくなっているようです。巨人のレフトは守備難の選手がポジションに付くことが多く、坂本選手も初めての負担ではないと思いますが、年齢との関係で影響が大きくなっているのかもしれません。今後はバンテリンドームや甲子園などの広い球場では、ウォーカー選手を代打要員にしたいと思うところです。しかし、甲子園やバンテリンでは本塁打が出にくく、ジャイアンツも得点力不足に悩むため、首脳陣も苦労しているところではないでしょうか。
坂本選手自身の変化
坂本選手は開幕前の3月21日の練習中に左脇腹を傷めて、開幕戦を欠場してしまいました。傷めた場所が難しい箇所だったために、長期の離脱も心配されましたが、3月27日の開幕3戦目には復帰して周囲を驚かせました。しかもいきなり4安打の固め打ちで相変わらずの華々しさを見せて、ファンを魅了しました。この短期間での復帰には、原監督が大きく影響しているのではないでしょうか。
坂本選手に指導できる原監督
原監督によれば故障して離脱中の坂本選手に、LINEで禁煙をすすめたようです。原監督は以前から禁煙を推奨しており、以前は岡本和真選手にも禁煙をすすめています。また原監督は現役時代には愛煙家で、自身の経験からも選手に強く指摘できるのではないでしょうか。このすすめに坂本選手は素直に答え、禁煙を続けているようです。禁煙と今回の脇腹痛の直接の因果関係はわかりませんが、喫煙が肺まわりに負担をかけていることは事実で、肺の近くにある脇腹に何らかの負担をかけているのかもしれません。信じられないような早期の復帰は、禁煙と因果関係を証明するには足りません。しかし2018年にも、坂本選手は脇腹を痛めて離脱しています。また岡本選手が今も喫煙者であるとすれば、昨年CSを左脇腹痛の発症により離脱したことも、原監督の頭の中には当然インプットされており、何らかの相関関係を考慮しているとしても、不思議ではありません。責任感の強い坂本選手が自身の離脱と岡本選手の離脱によるチームの失速を、喫煙による影響がある可能性があると指摘されれば、チャプテンとして、チームリーダーとして禁煙に踏み切ったとしても、全く不思議ではありません。
禁煙による副産物
よくある話ですが、禁煙によって体重が増えることはアスリートといえども、違いはないようです。坂本選手も少し体が大きくなったと原監督は認めています。その事により長打力が増すなど打撃に好影響を与える可能性があります。昨年は3~4月は打率.286でしたが、今年は.打率318と好調です。
そして体重増は、膝に負担をかけてしまいます。高木豊さんの指摘が事実であるとしたならば、体重増は何らかの影響を与えていると思います。また、体重増は怪我にもつながることがあります。ショートという運動能力と運動量を求められるポジションを継続していくためには、より一層の自己管理が必要になるかもしれません。
今年の坂本選手は本当に注目されます。禁煙によりストレス管理が難しくなり、コロナ禍でそれは増幅されるでしょう。若い坂本選手がどこまで野球に打ち込めるのか、ファンとしては余計な心配までしてしまいます。
本当に今年は注目されるシーズンです。応援しています!