いよいよ2022年シーズンの開幕が迫ってきたNFLですが、シーズン直前のパワーランキングがESPNに発表されていたので、纏めてみました。今シーズンの見どころを探る上でも大変参考になるランキングだと思います。
開幕直前NFLパワーランキング
| 1 | Buffalo Bills |
| 2 | Tampa Bay Buccaneers |
| 3 | Loa Angeles Rams |
| 4 | Kansas City Chiefs |
| 5 | Cincinnati Bengals |
| 6 | Green Bay Packers |
| 7 | San Francisco 49ers |
| 8 | Las Angeles Chargers |
| 9 | Baltimore Ravens |
| 10 | Dallas Cowboys |
| 11 | Tennessee Titans |
| 12 | Denver Broncos |
| 13 | Las Vegas Raiders |
| 14 | Indianapolis Colts |
| 15 | Philadelphia Eagles |
| 16 | New England Patriots |
| 17 | Cleveland Browns |
| 18 | Arizona Cardinals |
| 19 | Miami Dolphins |
| 20 | New Orleans Saints |
| 21 | Washington Commanders |
| 22 | Pittsburgh Steelers |
| 23 | Minnesota Vikings |
| 24 | Seattle Seahawks |
| 25 | Chicago Bears |
| 26 | Detroit Lions |
| 27 | Jacksonville Jaguars |
| 28 | New York Giants |
| 29 | Carolina Panthers |
| 30 | New York Jets |
| 31 | Houston Texans |
| 32 | Atlanta Falcons |
今年の見どころ
激戦のAFC西地区
エリートQBが結集したAFC西は、どのチームにも地区優勝の可能性があり、そのままスーパーボウルにたどり着く可能性を持っています。チーフス4位、チャージャース8位、ブロンコス12位、レイダース13位と4チームすべてが上位にランクされている状況です。
地区内での星の潰し合いが今年は予想され、地区外との対決が地区優勝の鍵を握るかもしれません。
チーフスの優位は動かないと思いますが、WRタイリーク・ヒルの抜けた穴がどれだけ大きいかが注目されます。QBパトリック・マホームズの真価が試されるシーズンとなるでしょう。
チャージャースはQBジャスティン・ハーバートのドラフト指名によって、急激に力をつけたチームと言って良いでしょう。ディフェンスもLBカリル・マックが加入してLBジョーイ・ボサとのパスラッシュは、大変な見ものになると思います。AFC西のエリートQBとの対決が今から楽しみです。
ブロンコスはQBラッセル・ウイルソンを、チームの浮沈をかけて獲得しました。個人的には今年は再建の年と位置づけられると思っていたのですが、周りはそれを許してくれないようです。大型契約と大型トレードでチームに迎えられたウイルソンですが、それだけ期待もされているということで、即結果を求められるシーズンとなりそうです。ペイトン・マニングの引退以来、フランチャイズQBが決まらずに苦労したブロンコスですが、復活なるかとても興味深くあります。
レイダースはQBデレク・カー待望の、WRを手に入れました。しかもWRダバンテ・アダムズはカーの大学時代の盟友であり、これ以上無い補強となっています。WRに恵まれず本来の力を発揮できなかったカーですが、今年は真価を発揮できる年となりそうです。HCが変わったとはいえ、ブロンコスよりも低い評価は少し残念ですが、本当のエリートQBと言われるようになるか、ファンとしてはとても期待しています。
ビルズはスーパーボウルに届くのか
QBジム・ケリーを擁して4年連続でスーパーボウルに進出したビルズですが、未だ頂点には立てていません。QBジョシュ・アレンは毎年成長しており、今年も期待できます。2028年まで大型契約を結んでおり、もう目標に専念できる環境が整ったと言っていいでしょう。今年入団以来で初めてOCが変わっているのがどう影響するのか、もう一つ上のステージに、行くことができるか注目されます。
QBトム・ブレイディは未だトップアスリートか?
引退撤回によってバッカニアーズのランキングは、2位になっています。もう見飽きたという意見もあると思いますが、スポーツ史上最高の成績を残しているアスリートの姿をもう1年見ることができるのは、やはり喜ばしいことです。間違いなく注目に値します。

もう少し言えば、NFC南地区の他の3チームには奮起を促したいです。もう戻りたいなどと思わないぐらいに、甘くないところを見せてほしいのですが・・・
WRタイリーク・ヒルは活躍できるか
チーフスから離れてドルフィンズに入団したヒルですが、QBトゥア・タゴロイヴァとのコンビでパフォーマンスが保てるかどうかが注目されます。超大型契約で迎えられたヒルですが、WRにそれだけの価値があるのか疑問の残るところです。エリートQBと同等の評価でトレードされたヒルが、チームを変えることができるのか、トレードは正解だったのか、これからのNFLの行方を左右するシーズンではないでしょうか。
ビル・ベリチックの底力を見るシーズン
QBブレイディが抜けた後に、昨年は見事プレイオフに進出したペイトリオッツですが、今年のランクは16位と中位に甘んじています。昨年QBのマック・ジョーンズが開花し、今年は更に良くなると予想できるだけに、16位は意外に低い評価だと個人的には思っています。レイダースファンには因縁の深いチームですが、今年HCにペイトリオッツ前OCのジョシュ・マクダニエルを迎えることになり、余計にペイトリオッツの成績が気になる年になりました。
第15週にラスベガスで迎え撃つことになりますが、そこまでに両者が良い成績で相まみえることを期待したいと思います。もしかしたらこのゲームが、両チームの今シーズンを決定づけることになりそうな気がします。
考えだしたらキリがない今年のNFLですが、新人QBに華がないのだけが残念な年になりそうです。その代わりに、昨年新人だったQBが今年どれだけ成長した姿を見せてくれるかが期待されます。特にジェッツとジャガーズは、QBジョー・バロウがベンガルズを1人で変えてしまったように、チームが変わる可能性もあるので、序盤は注目しています。

今年も楽しみなシーズンが始まりますね!
