ゴルフのクラブを買い替えるのは、ゴルファーの大きな楽しみの一つです。買い替えの周期は人によって違っていて、考え方は様々です。私はあまり買い替える方ではなく、一番買い替えるドライバーでさえ、今回は5年ぶりに買い替えています。私のかつての上司はシングルプレイヤーでしたが、ドライバーは、年に一本は確実に買い替えていました。その上司がアメリカに旅行に行った時は、とても安かったからと言って、アイアンを2セット買って来たときには流石に驚きました。そのうちの1セットは2年後くらいに、格安で私のものになっていましたので、有り難い存在でした(笑)。
多くのゴルファーはドライバーの更新が多く、新製品が出るたびに購入意欲が湧き上がってくるのが普通だと思います。
それに比べてフェアウェイウッドやユーティリティーは、買い替えの頻度が少ないのが一般的ではないでしょうか。それほど飛距離性能に拘る必要がなく、慣れたものを使い続けたいという気持ちが強いのだと思います。
アイアンの買い替えが難しい理由
私の場合は、アイアンセットの買い替え頻度が少なく、今のモデルは6年使っています。周りのプレイヤーを見ても、アイアンは買い替え頻度が少ないようで、10年近く同じモデルを使っている人も見かけます。その理由として一番多いのは、飛距離の性能が極端に変わってしまうと、ユーティリティーやウェッジとの距離の打ち分けに齟齬が出てきてしまうことであると思います。
最近のアイアンはストロングロフト化が進んでいるので、あまり飛ぶようになってしまうと、ウェッジとの距離のギャップが大きくなってしまいます。そうなるとウェッジを買い替えなければならず、出費はかさみます。更に言えば私の場合、ウェッジはなるべく買い替えたくないというのが本当のところです。ウェッジは微妙な距離を打ち分けるため、慣れが必要であること。またスピンの入り方などが、クラブによってかなり違うので、ただでさえ難しいスピンコントロールができなくなり、スコア悪化に直結してしまうからです。
アイアンは買い替えたいが変えたくない
もう一つアイアンはいろいろな打ち方をするので、頻繁には買い替えたくありません。最低でも5年は使いたいと思うので、余計に慎重になってしまいます。常に買い替える事を考えているのですが、もう一つ踏み出せない状況です。
アイアンセットは妥協したくない
アイアンもマークダウンすればそれなりに買い替えられるのですが、今は純正シャフトでも種類がかなり豊富で、マークダウン後では好みのセットが得られない場合があります。5年に一度変えるのであれば、長く使いたいので妥協はしたくありません。後でスコアが出ないことの良いわけにはできないので、慎重になるのは当然です。
低価格のアイアンセットは距離が合わない
これは腕の話ではなくて、ロフトの話です。最近の低価格帯のアイアンは、とにかく飛距離と易しさを訴求しています。7番アイアンで26度などというと、もうドライバー以外全て買い替えが必要になる感覚です。そのため7番アイアンで31度程度を候補として考えるのですが、どのブランドもあの辺りのアイアンセットは高価格帯に属します。初心者を通り過ぎて本格的にゴルフにのめり込みそうなプレイヤーを、底なし沼に引き入れるような、見事な戦略に見えて仕方がありません(笑)。向上心の高いプレイヤーですから、少し背伸びをしてしまいそうで、まんまとハマってしまいます。
5年後の自分を考えてしまう難しさ
5年後はもっと上手くなっているのではないか。5年後はもっとヘッドスピードが落ちてしまうのではないか。先のことを考えると更にアイアン選びは難しくなります。何処かで腹をくくる必要がありますが、今のアイアンセットはあまりにも細分化されており、ドンピシャを選ぶことはとても難しいと思います。さらなる技術の向上を目指すのか、技術の向上はあきらめて易しさを追求するのか、選択はとても難しいと思います。
アイアンセットを選ぶコツ
頻繁に替えるものではないので、慎重に選ぶ
前後のクラブとのつながりを考える
シャフト選びは慎重に、必ず試打をする
飛距離性能だけではなく、スピン量や落下角度を考える
5年後どんなゴルファーを目指すのかを考える
ダウンブローで打つのか、払い打ちか考える
実は見た目も大事、これ重要!
アイアンはモデルによって性能が全く違います。
飛距離性能やスピン性能など、求めるものがゴルファーによって違うでしょう。
一度飛距離重視の飛び系アイアンを選んでしまうと、クラッシックロフトに戻ることは、ほぼ不可能に近くなると私は考えています。
また幅広の優しいモデルを選んでしまうと、ダウンブローで打つことはできなくなってしまう可能性が出てきます。
財力に余裕のある方は、頻繁に買い替えれば良いのですが、家族があればなかなかそういうわけにはいかないでしょう。
難しいですね・・・