ゴルフの練習を始めていよいよコースデビューする時に、スコアーが気になりドキドキする方が殆だと思います。しかし初心者のうちはスコアーよりも気をつけなければならない事があります。生涯スポーツとして再評価されているゴルフですが、長く続けるためには大切なことがあります。プロのプレーをテレビなどで見ていても学べないところや、アマチュアには参考にならないところが多くあります。特に初心者や100をなかなか切ることが出来ないプレイヤーが、長くゴルフを続けるために必要なことをゴルフ経験だけは長いアマチュアが考えます。
とにかくプレイファーストを心がけましょう
これはすべての基本です。腕前が上がる前は特に難しいかもしれませんが、それでもプレイファーストを心がけている姿勢は常に見せましょう。技術が未熟なうちは、焦っては良いショットが出来ないと慎重になりがちですが、リズムが悪ければ他のプレイヤーさんに迷惑がかかります。最低でも次の5点を心がけると良いと思います。
素振りは2回まででリズム良く
ベテランのゴルファーたちと回っていると、素振りの回数がとても少ないことに気が付きます。難しいライや極端な傾斜などでも、素振りは2回までに収めるようにしましょう。ティーショットなどでじっくり構えた後に素振りをするプレイヤーがいますが、他のプレイヤーからするとリズムが悪く見えてしまいます。セカンドショットなどでもじっくり構えた後に素振りをすると、遠くの同伴プレイヤーは打ったものだと勘違いして、歩きだしてしまうこともあります。このようなことを繰り返すと、同伴競技者はリズムを崩してしまいます。気をつけましょう。
ゴルフドゥ!オンラインショップセカンド地点にはクラブを数本持って
技術が未熟なうちは恥ずかしがらずに、クラブを最低3本は持ってセカンド地点に行きましょう。上級者でも2本ぐらいは持っていって判断することをおすすめします。最近ではナビゲーションが優れているので、距離は正確に把握できますが、セカンド地点に行くと極端にライが悪かったり、傾斜がきつかったりと思わぬ事があります。乗用カートから離れたところに行かなければならない時は、特に注意しましょう。
セカンド以降がトラブルの時は特に注意
ティーショットを林の中に打ち込んでしまったり、崖に落としてしまった時はどんな状況かわかりません。そんな時は連番ではなく、奇数番手や偶数番手など3本ぐらいを持っていきましょう。例えばUT6、8番アイアン、PWを持っていけば大抵のケースで対応できます。トラブルになった時はグリーンを狙える事は殆どなく、次のショットで安全に攻めていけるポジションにボールを置くことが重要です。ロフトが幅広くなるように工夫して、セカンド地点に持っていくクラブを選択しましょう。
準備ができた人から打ちましょう
他のプレイヤーがトラブルになって、準備に時間がかかる時は、”先に打つのでゆっくり準備してください”と声をかけましょう。競技でもしていない限りは、準備できている人から打ったほうが全員が助かります。その際には先に打つ旨を、全員に聞こえるように声をかけましょう。
グリーン周りやグリーン上では他のプレイヤーから目を離さない
初心者の頃は、自分のショットや次のパットなどで気持ちが”いっぱいいっぱい”になりがちですが、できるだけグリーン周りやグリーン上では他のプレイヤーのショットを見るようにしましょう。他のプレイヤーから目を離すと、同時に打ってしまったり、他のプレイヤーの妨げになる行為をしてしまったりします。特にグリーン上では物音を不用意にたててしまうと、迷惑をかけてしまうことがあります。上級者はパットの時は特に集中していますので、気をつけましょう。
また、他のプレイヤーのアプローチやパットを見ていれば、ラインの切れ方やボールスピードがわかり、自分のアプローチやパットのラインの参考になります。他の人が打ったラインやスピードを見ていれば、あらためて確認する必要がなくなり、プレー時間は短縮されてリズムが良くなります。スコアも良くなると思いますので、是非実践してください。
サブバックは使わない事を推奨
セカンド地点に数本持っていく時に、とても便利なサブバックをご存知でしょうか。カートに掛けてセカンド時にそれを持って出れば、効率的に時間を使うことが出来ますが、残念ながら多くのゴルフ場が使用を禁止しています。下記のリンクで詳細を説明していますので、購入を考えていらっしゃる方は、是非ご一読ください。
ドライビングレンジではルーティンの確認をしましょう
プレイファーストを身につけるために、ドライビングレンジでは球数をむやみに打つのではなく、本番どおりに後方から目標を決めて、スタンスを正しく取るルーティンの練習をしましょう。練習場はマットにラインなどが引かれており、真っ直ぐ構えることは容易にできますが、ルーティンの練習をすることによりリズムが良くなります。素振りの回数を抑えたルーティンをドライビングレンジで行うことで、本番のコース内でもリズムが良くなります。できればリズムの良いプロゴルファーのルーティンを真似てみるといいリズムが保て、グッドショットにつながります。すべての球数を本番どおりに打つ必要は無いと思いますが、少なくとも練習の一部には本番のルーティンの練習を取り入れましょう。リズム良く打たないと不安になるようになれば、本番でも力を発揮できるようになるはずです。
プロゴルファーの中には、極端にプレーの遅いプロもいますが、そのリズムは許容範囲では有りません。できるだけリズムの良いプロを真似するように心がけてください。
注意されなくてもプレイファーストは大切
ゴルフは紳士淑女のスポーツです。プレーが遅くても直接なにかを言われることは、少ないと思います。かつては教育係の会社の上司や先輩などが指導してくれましたが、今はそういう時代では有りません。注意されないからといって、同伴者のリズムを壊すようなことを続けていると、次第にプレーする機会が減ってしまうことが予想されます。
せっかく始めたゴルフですから、長く続けられるように、プレイファーストを心がけましょう。