セルフスタンドバック(サブバック)禁止の理由 便利でもマナー違反

セルフ方式のゴルフ場が増えています。乗用カートでのプレーが増え、ナビゲーションシステムが普及してキャディーさんへのニーズが減少しているのが直接の原因でしょう。また、ライト感覚のプレーヤーが増える中で、キャディーさんの存在意義が問われることとなっています。セルフプレーをする中でとても便利なのがセルフバッグです。しかし最近はセルフバッグの使用を禁止するゴルフ場が、増えてきています。何故でしょうか。

日本と海外での環境の違い

海外では国によって、サブバッグを使うことが無い国があります。1つ目の理由は、カートでのコースへの乗り入れ場が可能なコースが多いからです。天候にもよりますが、フェアウェイの状態が緩んでいなければ、基本的にはカートがボールのそばまで行くことができます。国にもよりますが、海外は日本よりもフェアウェイが硬く、カートの乗り入れに耐えられる事が多いのです。また同じセルフプレーでも、手引きカートによるプレーが海外ではとても多いと言えます。ゴルフ場で手引きカートを、貸してくれる場合が多いですが、メンバーさんの中にはマイカートを持っています。中には電動のカートを購入して持ち込むプレーヤーも見かけることがあります。それも芝の育成状況や地盤のコンディション、天候などが大きく左右するので一概には言えませんが、サブバッグを必要とする日本は特異なケースと言えます。

サブバッグのメリット

スロープレーを避ける

スロープレーは何処の国でも嫌われます。トラブルに会ってしまったり、ミスショットを連発してしまったりした時に、スロープレーを防ぐためにも、サブバッグは非常に便利です。プレーヤーによっては2打目に向かう時には、必ずサブバッグを担いでいき、何も考える必要がなくなるので、大抵の場合は時間短縮に繋がります。サブバッグを使うプレーヤーはある意味、人に迷惑を掛けないためにも使っているといえます。

忘れ物がなくなる

セルフでよく起こるトラブルに、忘れ物があります。特にグリーン周りでアプローチを行った時に、ウェッジを忘れていってしまうことを、殆どのプレーヤーが経験していることとなります。キャディーさん付きでプレーしていれば、後続の組に取りに行ってくれるなど対処してくれますが、セルフの場合はハウスに連絡して回収してもらうことになります。つまり時間を要するし、使用頻度の高いウェッジ無しでプレーしなければならない場面が出てきます。そればかりか、周囲のプレーヤーにも心配してもらうことになり、肩身の狭い思いをしてプレーにも影響しかねません。

サブバッグ禁止の理由 デメリット

グリーンを傷つけてしまう。

サブバッグをグリーン上に持ち込むことは、エチケット違反です。理由はグリーンを傷めてしまうからです。グリーンは非常にデリケートで、ほんの僅かな時間でもクラブを置いておくと傷んでしまいます。サブバッグをグリーン上に置くようなことがあれば、更にダメージは大きくなります。またサブバッグの中にはセルフスタンドタイプのものがあり、その為に脚が地面に刺さることになります。セルフバッグを置いたり持ち上げたりする度に、その脚がグリーン面をひっかくこととなり、スパイクを引きずって歩くのと同じ様な傷をつけてしまいます。プレーヤーの中にはグリーンが遅いと文句を言う人もいますが、グリーンのコンディションを守るためにはプレーヤーの協力は必要です。キャディーさんがボールマークなどを直してくれる事に慣れてしまっているプレーヤーは、グリーンフォークさえも用意していないケースがあります。ましてやセルフプレーであれば、コースの状態維持については、努力することが最低限のマナーです。この様な感覚でサブバックなどを扱えば、大きなダメージをグリーンに与えてしまいます。


ボールマークは15分以内に修復すれば1日で、1時間で修復すると1週間で、1日で修復すると1ヶ月で再生すると言われています。必ずボールマークは自分で直しましょう。

ゴルフカートの破損

サブバッグはゴルフカートのカゴなどに引っ掛けて、持ち運ぶ事が多いようです。サブバッグといえどもクラブを2~3本入れてしまえば、重さはかなりのものになります。本来は衣服やボールなど軽いものを収納するカゴに、重いものを引っ掛けて1日走行すれば、カゴなどが曲がってしまう可能性は十分にあります。事実カートの破損は、禁止理由の1つと多くのゴルフ場では告示されています。

大変便利なサブバッグですが、デメリットはとても大きいといえます。特にそのデメリットはプレー中にプレーヤーに及ぶものではないので、見過ごされがちになります。ゴルフ場で気持ちよくプレーするためにも、ゴルフ場のコンディションを良好に保つように、協力したいものですね。

キャディーさん付きでもサブバッグは禁止されているところが多くあります。キャディーさんはメインの4つのバッグの中身を管理しているのですが、その数が倍になってしまえば管理が行き届きません。結果キャディーさんのサービスの低下にもつながってしまいます。

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