巨人がDeNAの守護神の三嶋一輝投手を攻めて、7対6でサヨナラ勝ちした。
貧打が続いていた打線だが、11安打と久々に爆発した。打線が湿ったままで暗かったベンチも、本当の意味でのお祭り騒ぎとなり、照れながらのワッショイでは見られなかった喜びを爆発させた。
キャプテンの復活
今日は3安打2本塁打4打点と大暴れした。言葉ではなく行動で引っ張るリーダーには結果が必要で、東京五輪後の疲労からか調子を落としていた様だが、9月初めての本塁打も出て復調できそうだ。守備でも軽快なプレーを連発し、センターやライトへの本塁打など好調時のバッテイングも披露してくれた。下半身の不安がなくなってきて、踏ん張れるようになったのでは無いだろうか。東京五輪とコロナ禍のため、まだまだ厳しい日程が続くが、キャプテンが元気で打ってくれなければベンチは本当の意味で盛り上がらない。キャプテンの存在の大きさが、再確認された一戦だった。
明日1日休みが取れるので、終盤30試合とCS.日本シリーズに向けてコンディションを整えながらチームを引っ張っていってほしい。
後半戦白星スタートの巨人 心配な選手 坂本勇人選手と小林誠司捕手
岡本和真選手の重圧
今日も頼れる4番だった。最後の最後にやはりチャンスは、4番に廻ってきた。
3番の坂本選手が同点にしてくれたことが、4番の重圧を少し取り除いてくれたのではないかと思う。本塁打を打ってもあまり表情を緩めない岡本選手が、久々に喜びを爆発させていて嬉しかった。
勝負強い坂本選手と岡本選手を3番と4番に置いて、そのイニングに勝負をかけるのが今の巨人には適切なのではないかと思う。
年は少し離れているけれど、3番坂本4番岡本の並びが、一番信頼関係が篤いのではないだろうか。
戸郷翔征投手の頑張り
防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
4.03 | 7 | 30 | 5 | 1 | 4 | 5 | 0 | 4 | 4 | 122 |
勝ち星はつかなかったが、1回以外は攻めの投球ができていた。1回にフォアボールを3つ出してしまったことが悔やまれる。立ち上がりが常に課題となっているが、本格派の投手の辛いところだろう。色々と試行錯誤していることは感じられ、自分のスタイルが確立されるまでにはまだ時間が必要なのかもしれない。
前回の登板はストレートが半分以下だったが、今回は56%がストレートでこれが本来の投球スタイルなのかもしれない。
相性の良い三嶋投手
防御率3.72で21セーブを挙げている三嶋投手だが、巨人相手では防御率11.17と極端に悪い。今日の逆転劇もそうした相性から、精神的に三嶋投手が追い詰められていたのかもしれない。
三嶋投手はヤクルトと中日は防御率0.00と、完璧に抑え込んでいる。逆に阪神は苦手にしており、防御率6.75だ。これだけチームによって差が出るのは、何か理由があるのだろう。他チームの対戦成績のデーターから、ヤクルト打線を抑える方法が見つかるかもしれない。
やはり打たないと元気が出ないし、投手も苦しくなる。お祭り騒ぎは打撃陣にかかっていますね。