リアルジャイアンツカップで判ったこと

21日にリアルジャイアンツカップが行われ、二岡軍5点、元木軍2点、阿部軍1点で二岡軍が勝利した。若手たちのための、原監督を初めとした1軍首脳陣へのお披露目の場でもあったが、結果は如何であったか。

高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】

MVPは湯浅大選手

3安打の猛打賞でアピールした湯浅選手が、MVPに選ばれた。もともと守備と走塁に定評のある選手で、本人も課題が打撃と十分に理解している中で、今日の活躍は1軍首脳陣への強烈なアピールとなった。しかし2塁で牽制アウトになるなどミスも有り、手放しで喜べないことは本人も試合後のインタビューでコメントしている。直接のライバルとなる増田大輝選手との1軍争いが、今後注目される。

2回をパーフェクトの戸田懐生投手

独特の2段モーションからストライク先行のピッチングで、結果を残した。しかし甘い球も散見され、解説の清水さんがコメントしていた通り、もう1ランク上の投球内容が求められると思われる。今日のピッチングは打者の打ち損じが多く、1軍では捕まってしまう可能性が高い。

フォームが見るたびに変わる横川投手

この投手起用なのか毎回フォームが変化している。球速不足は相変わらずでなかなか140Kmに届かない。本人もストレートの威力不足を、試合中のインタビューで課題としてあげており、2軍に配置転換となった杉内コーチと、今後どの様に取り組むのか注目される。今日は以前にもまして肩が開かないフォームに変わっていて、丸佳浩選手からストレートで三振を奪っていた。

心配な阿部2軍監督

阿部チルドレンといわれる選手から、あまり良い結果が出なかった。自分にも選手にも厳しい阿部監督なので、試合後のインタビューで元気がなかった。折角の機会を原監督にもらいながら、期待しているほどの結果が出なかったとの趣旨だったと思う。原監督が結果はそんなに簡単に出るものではなく、準備段階の姿勢等が大切だとコメントしていたので、阿部2軍監督を気遣ったのかもしれない。

随分とスリムになった阿部2軍監督だが、それが心労ではなくてウェートコントロールによるものであれば良いのだが、少しファンとしては心配だ。

あ姉さま
あ姉さま

阿部さん応援しています。

育成に徹する二岡3軍監督

ドラフトの時から、若手にできるだけチャンスをあげたいという気持ちが出ていた。

チーム内ドラフトで見えたこと リアルジャイアンツカップ

結果云々よりも、1軍の選手との差を実感させることが、大切だとの配慮であろうと思われる。その意味では今回は非常に良い機会で、3軍の選手に良い刺激を与えることに尽力していたようだ。二岡監督はいろいろな経験をしてきているので、3軍監督が適職なのかもしれない。

巨人の今後

3軍制をとっていることから、なかなか実現が難しいと思われる、原監督の掲げるOne Team を象徴する試合だった。このような取り組みは、育成ドラフトなどで選手を送り込んだご両親や、アマチュア指導者を安心させることができる、非常に良い試みであったと思う。今後も様々な角度から取り組んでほしい。今はテレビだけが情報発信の場ではない。

親会社が新聞社とテレビ局の巨人には、皮肉な状態ですね。

タイトルとURLをコピーしました