コロナ禍での戦力アップ~巨人原監督の新戦力テスト~

コロナで隔離されていた、巨人の主力選手が復帰した。

丸選手、若林選手は復帰即のスタメンだ。

丸選手の復帰のおかげでスタメン落ちしたのは、重信選手。バッティングでアピールが続いたのだが、自慢の足でアピールができず、むしろ判断ミスなどがあった。(打球の判断ミスや、ホースプレイでのスライディングの選択ミスなど。)守備は丸選手のほうが上なので、スタメンを奪われてしまった。

対照的に丸選手からセンターを奪ったのは松原選手。守備はもともと定評のあるところだが、パンチ力のある打撃でアピールした。外国人の昇格が予定されているので、更なるアピールが必要だ。原監督は丸選手を、レフトにコンバートしたいのかもしれない。1軍離脱前の丸選手は、全くバッティングの調子が上がらなかった。丸選手もアラサーで、守備の負担を少し下げるのも不調時は必要ではないか、と試してみたとしても不思議ではない。

若林選手の復帰でスタメンを外されたのは、吉川選手。こちらの場合は、選手の優劣で判断されたわけではなく、吉川選手の体調を考慮しての部分もあると思われる。いよいよ2塁手の候補は、この2人に絞られたと見ていいだろう。守備は吉川選手にアドバンテージがあるので、若林選手が打ちまくれるかどうか。吉川選手の体調が持つのかどうかが、ポイントになるだろう。高いレベルでの競争が繰り広げられる可能性があり、とても楽しみである。

復帰したウィラー選手を抑えてスタメンを続けたのが、香月選手だ。今日も1安打し原監督が重視しているOPSは1.032と、2軍での実力を1軍でも発揮できるようになったようだ。パンチ力のある打撃は十分に魅力的で、守備でも好プレーを見せウィラー選手を退けた。ただ1塁はスモーク選手の昇格が予定されており、そこまでの時間でアピールが必要だ。スモーク選手を退けることは難しいだろうが、怪我のリスクなども有り、チャンスを虎視眈々と伺ってほしい。

4選手が離脱した時はどうなることと思ったが、若手をある程度の長期スパンでテストすることができ、原監督のやりたかったことができたのではないかと思う。離脱がペナントレースの序盤であったことも、幸いだった。

一気に野手陣の層が厚くなり、レベルアップしたと言える。

投手陣も先発陣が踏ん張っている。井納投手や野上投手は先発の待機となっているが、暫く昇格は無いかもしれない。選手寿命がそれほど長くあるとは思えないので、リリーフへの転身などを考慮したほうが良いかもしれない。

厳しい言い方になるが、次代を担う2軍の先発候補の貴重な実戦の場を、いつまでもベテランに提供し続けることは、難しいと考える。

2軍の先発の座も競争が激しくなってくれば、3軍制の効果がやっと出てきたと言うことかもしれない。

組織とシステムが根本的に強化されたその先にこそ、日本シリーズでの雪辱が待っていると信じたい。

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