着々と進む巨人の投手陣整備 原監督と桑田コーチの考えの一致

ジャイアンツが5連勝を飾って序盤ではありますが、首位に立ちました。この日は山﨑伊織投手が4回持たずに降板となりましたが、代わった戸田懐生投手がプロ入り初勝利を挙げました。昨年1軍デビューをしたものの、実質は今年が1年目の投手で新戦力の台頭が止まりません。

期待の山﨑伊織投手

今日は4回途中での降板となりましたが、大きく破綻した投球には見えませんでした。調子の上がらないときのピッチングが高いレベルでできるためには、もう少し実戦で勉強していくことが必要なのかもしれません。いずれにしてもローテーション投手としての質は、確保している投手なのでしょう。次回の登板も十分に期待できる投手ですが、ここで登録抹消となるようです。これは桑田コーチが開幕前からコメントしている通り、トミー・ジョン手術後を考慮して3年後を見据えていることの現れなのでしょう。試合後に原監督がインタビューに答えて公言しているので、これはおそらく試合前から、もしかしたら開幕前からの既定路線なのかもしれません。ここで1回ローテーションを飛ばすことによって疲労を取ることは、新たな故障防止の観点からも有効だと思います。気温が上がってくればもう少し調子も上がってくるかもしれません。

交代で上がるのは平内龍太投手

ファームでの試合を見ていると、良かったり悪かったりの繰り返しです。フォームは相変わらず押し出すようで伸びやかさが感じられませんが、ストレートは150Kmを超えています。今回の昇格はリリーフ適性を見るためではないかと思います。もし来週の金曜日までにリリーフ適性を発揮できれば、調子の上がらないリリーバーを降格させるかもしれません。結果が出せなければ、山﨑伊織投手の代わりの先発が、土曜日に登録即先発になるのではないでしょうか。今のところ両外国人投手の調子の上がっている方が、登録されると予想します。4月2日に6回を1失点で抑えているシューメーカー投手が、有力ではないでしょうか。

同じ流れで行くと堀田賢慎投手も、次の先発で1度登録抹消があるかもしれません。昨年までの投手陣とは大きく変わってしまいましたが、気温が上がってきた時に昨年までのリリーフ陣も調子を取り戻すことができれば、更に投手陣が厚みを増していくことになるでしょう。

桑田コーチの思い描く未来図がどうなっているのかわかりませんが、ファームも含めて着実に戦力の底上げができているように見えます。

ダブルストッパーの予感がする鍬原拓也投手

昨日、一昨日とセーブは挙げましたが、大勢投手は少しずつ失点をするようになりました。新人ながらここまで6セーブと抜群の成績ですが、3連投を避けるため4月3日の登板は無いと思います。疲労も重なっているためここで中2日空けるのは、理にかなっていると思います。

代わりに今日のゲームのクローザーには、鍬原拓也投手が既に指名されているのではないでしょうか。ここまで5試合で4ホールド無失点と、イニング数は少ないですが安定した投球を続けています。なによりフォアボールが0で、ストライクゾーンをストレートで押し込む投球が続いています。下半身も一回り大きくなったようで、球威もコントロールも向上したのではないでしょうか。昨日のゲームで登板する機会は有りましたが、今日のクローザー起用を考えて使わなかったのではないでしょうか。ここで鍬原投手が結果を残せば、勝ちパターンを2つ作ることも視野に入ってくるかもしれません。

日本一奪還は投手陣にかかっている

桑田コーチの思い描く投手陣がシーズン後半に完成すれば、ペナントの奪取はできるのではないでしょうか。盤石の先発陣が完成すれば、短期決戦にも間違いなくチームは強くなります。CS~日本シリーズの流れの中で、強固な投手陣が一番頼りになります。絶対的なエースが2枚いれば、日本シリーズは勝てます。

ポメ
ポメ

原監督と桑田コーチが描く道筋が、はっきりしてくるのはいつ頃でしょうか。楽しみはつきませんね。

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