選抜高校野球の問題点 選考基準に問題があるのか?

選抜高校野球の選考基準が透明性にかけているとのことで、大変揉めているようだ。

教育の一貫である高校野球で、ここまでの大事になってしまうのは運営方法に問題があったとしか言いようがないだろう。野球のように勝敗がはっきりと分かるスポーツの場合、この様な自体になるのは日本では珍しい。

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招待試合という位置づけ

夏の大会が各地区予選の勝敗によって決められるのとは対照的に、春の選抜は選考委員会によって決められる。そして選考の際の選考基準は高野連によって大枠が決められている。いろいろと細かい運用規定はあるのだが、選考基準に自由度があるためにその振れ幅は小さくないだろう。

今回大きな問題となっているが、招待試合であるため選考委員会の決定は絶対であり、そこに異論を挟む権利は、選考に漏れたチームには無い。そういった意味では落選した高校の方たちが不満の声を上げるでもなく、次に目を向けるコメントをされていることは当然の姿勢とはいえ、教育現場としても素晴らしいと対応だと思う。

高野連の問題点

一方で高野連の中から今回の決定に関する不満が出ているようだが、それは少し違うのではないだろうか。

もともとこの手の問題は、過去にも少なからずあったと言われている。選抜形式をとっており、選考委員に一定の裁量が認められているのだから、人によって意見の違いがあるのは当然のことだ。

もし、今回の問題などから選考基準に問題点があるのであれば、いち早く問題点を解決するべく、選考基準をもっと厳しくし、選考委員の裁量を制限するようにするべきであった。過去に春の大会の存在意義が問題となり、夏との違いを出すために選抜という形をとっている様だが、選抜の基準を細かく決めたとしても、春の大会を廃止にしようとする勢力は、今の日本には見当たらない。選考委員の裁量の範囲を大きくしたところで、得をする人間はいるのだろうか?

アマチュアスポーツに対する不信感

最近はアマチュアスポーツ会で、不透明な事件が多い。アマチュアスポーツ会で最大の大会とも言える春夏の甲子園大会は、特に様々な方面で影響が大きい。日本ではアマチュアスポーツと金銭を結びつけることを良としない風潮が強いが、実際は様々な形態で大きなお金が動いてしまっているのが実情ではないだろうか。むしろ日本以外では、アマチュアスポーツにも大きな大きな金銭が動く事が、当たり前として扱っていると感じる。(米国のカレッジフットボール等は、MLBの利益を上回っていると言われている。)

そんな中で不透明で妥当性が理解できない決定がくだされれば、なんらかの疑惑の目が向けられても仕方がないだろう。

SNS等で真偽が不明な情報が氾濫する現状の中で、今回のような問題はできるだけ避けてもらいたいものだ。今回の問題において、不正な取引などは無いと思う。これだけ世間の関心を引く大会で、不正を行うことは非常に難しい。しかし疑われるような余地が残る現状や、将来において同じ様な事態にならないように、主催者側にも組織や規定の改善が求められる流れだ。

高校野球は大きな大会になりすぎている。本来であれば招待試合は主催者によって行われるのであって、何処を招待をしても主催者の一存で決められるものだ。今回も規定上は何の問題もなく、招待される側にはクレームをつける余地はない。

しかしこれだけの規模と世間の関心を引き、選手の未来にも影響が大きい大会において、主催者の裁量で出場校を決めることは影響が大きすぎるのではないだろうか?

すでに主催者の能力を超えたとも思えるような規模となっている大会を、明確な基準がない招待試合の位置づけで続けることは難しいのではないかと思う。

これだけ責任の重くなった出場校の選考を、やることの難しさは誰がやっても同じでしょう。このまま選考委員の裁量を多くしていても、得する人はいないと思います。批判にさらされる選考委員も、辛いですよね。

選抜形式を継続しなければ、春の甲子園は消滅する危機にあるのでしょうか?

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