日経平均最高値更新 若者のための投資方法は金融機関が儲からない

株式市場がお祭り状態になっています。日経平均は連日史上最高値を更新して、マスメディアでも各局各紙が特集を組んでいます。証券会社にも問い合わせが殺到して、新NISAの口座の開設手続きさえ、時間がかかるようです。

投資には絶対に勉強が必要

あるテレビ番組を見ていたら、コメンテーターが「結局、今買ったらもう遅いんですか?」と質問していました。その質問に対して専門家として喚ばれているコメンテーターたちは、困惑し、適切なアドバイスができない状態でした。

少し勉強すればわかることですが、株の買い時と売り時なんて、分かるはずがありません。素人ではわからないからプロに相談するという結論になりがちですが、プロでもわからないというのが本当のところでしょう。プロだと思われる証券会社の社員が、独立して投資で食べていけない時点で答えは出ています。それなのにテレビのニュースによると証券会社の窓口に、投資の相談が殺到しているようです。今の株価がバブルの頃のようだとは思いませんが、投資のことがわからない人、または勉強をろくにしていない人が、証券会社にアドバイスを求め、証券会社や銀行窓口の言いなりに商品を買うことが始まった時点で、相場は頂点に上り詰めようとしていると推測します。

株式相場は人間の思惑によって動くことがあるので、短期的にはファンダメンタルで上げ下げが決定するとは思っていません。相場は必ず上げ下げを繰り返します。その波の中で振り落とされる人が損をする事になります。上げ潮に乗ってうまくジャンプできる人も確かにいますが、急落時に振り落とされる人のほうが多かったのがバブル期の日本人投資家だと思います。

投資スタイルを決定することが第1段階

そもそも投資のスタイルをどのようにするかを考えるのが重要です。短期で売買を繰り返すのか、長期で持ち続けて値上がりを待つのか。

短期で売買するためには、相場の上げ下げを利用して勝つことが要求されますが、それは投資とは言わず投機と考えていいと思います。

そうなると素人が投資で資産形成をする戦略としては、長期目線で相場に残り続けることだと思います。全世界株やS&P500の指数に連動する投資信託に投資することが、素人には一番確率のいい方法であることは、少し勉強をすれば分かることだと思います。ただこれは非常に時間が掛かるし、忍耐力がいる投資方法です。つまり忍耐力のある若い世代に非常に有効な方法ですが、投資機関に余裕がない高齢者世代には向かない方法なのです。

このことを理解せずに投資を始めることは、非常に危険だと思います。

金融機関が長期の戦略を勧めない理由

勝率の高い投資方法はドルコスト方法による積立投資ですが、これは金融機関を訪れる多くの顧客に対して当てはまりません。なぜならば証券会社や金融機関の窓口で相談する顧客は、資産家であり高齢者であることが多いからです。逆に言ってしまうと、コツコツ積み立てる投資信託は、高齢者には最適とは言えません。更にいうと金融機関にとっても儲かりません。何故ならば手数料が稼げないからです。ネット証券と銀行の窓口や証券会社の窓口を比べると、それは当たり前のことなのです。窓口で相談に乗ってくれる人の人件費は、多かれ少なかれ顧客が負担することになります。つまり、勉強不足を補ってくれる授業料、相談料を窓口で親切に対応してくれる人に払っていることになります。

そして長期投資をする場合には、その金融機関に払う手数料が無視できないほどになります。自分で勉強してコストのかからない必勝法を学んだ場合と比べて、それは20年後30年後に大きな差となって現れます。

自分で勉強が必要な理由

金融機関で親切に教えてくれた人は、10年後には同じ支店にいないことは間違いないでしょう。5年後でさえいないかもしれませんし、1ヶ月後に異動になることもあるでしょう。金融機関は長期の人事の滞留を好みません。定期的人事異動は顧客と社員との不適切な関係を防ぎます。

親切に教えてくれた金融機関の人は、本当に頼りたい時にいない可能性が強いのです。そんな時誰に頼れば良いのでしょうか?

結論を言えば自分しかいません。逆に言えば勉強をしないで投資を始めることは、非常に危険だということです。わからないから誰かに頼るというのは、本当の身内でも難しいケースがあります。投資に失敗した時に、大切な人間関係が壊れる可能性さえあるのです。

自分が株式市場の波に飲み込まれたり、振り落とされないためには、自分のメンタルを支えるための勉強が絶対条件です。

人の言うことを信じて投資を始めた場合、信じ切れなくなる時が来たらどうしますか?

投資は自分で勉強しなければ、危険が一杯なのはバブルの頃も今も変わらないと思います。株式相場が賑わって、誰も彼もが投資を始めているからといって、誰かのことを信じて勉強をしないで投資を始めるのは、とても危険です。必ず自分で勉強をしましょう。

複数からの情報を取りましょう

勉強を始めたら、誰か一人のことを全面的に信じるのはやめましょう。必ず複数の人から情報を得ましょう。そして複数の人が口を揃えて言うことだけが、真実に近いと考えましょう。

相場のことを予言できる人はいません。予想にしか過ぎないのです。

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