西武ライオンズ 山川穂高選手の処遇について 責任ある企業の教育

プライベートな女性関係のもつれから山川穂高選手の欠場が続いています。

書類送検されてしまったという事実もあり、これからの事態の推移は予想できませんが、全くの落ち度がなかったとは言えない状況でしょう。

主張の違いは双方にあったにしろ、書類送検されてしまうような事態を起こしてしまったことに間違いはなく、油断があり、西武球団の管理にも怠りがあったと言われても仕方がないのかもしれません。

株主総会での質問

西武ホールディングスの株主総会で、「起訴、不起訴に関わらず、解雇を考えてもいいのではないか。」という質問が出たようです。コンプライアンスが重要視されている昨今では、当然の質問だと思います。ここ20年で企業のコンプライアンスに対する意識は厳格化されています。誤解を恐れずに言えば、以前は上場企業でも酒気帯び運転は大した問題にはなりませんでした。しかし、現在は非常に厳しい処分が下る企業が、ほとんどではないでしょうか。仮に酒気帯びで事故でも起こせば、小さい事故でも解雇になる可能性は十分にあります。

この感覚から言えば、山川選手に対する解雇は有り得るでしょう。西武ホールディングスの中にもその様な意見がある可能性は否定できません。

十分に大人の31歳山川穂高選手

家庭もあり、大学卒業からキャリアを重ねた31歳は、十分に大人として扱われなければなりません。

一般社会で言えば若手の社員から少し成長した、若手のリーダークラスの年齢です。そのクラスの若手社員が女性問題でトラブルを起こし、書類送検をされてしまえば、不起訴になったとしても解雇を含めた厳重な処罰が適用されると思います。

しかし山川穂高選手は、一般の会社員とは状況がかなり違います。

野球選手という特殊性

あまり野球選手を特別視して、肩を持つつもりはありませんが、やはり一般の社会人と同列で論じるのは難しいと思います。

山川選手は、野球選手であり、別の見方をすれば西武ホールディングスの広告塔です。

しかも大学を卒業した後にドラフト2位で指名した、西武の宝的存在です。ここまで西武ライオンズに対して、野球以外での貢献度も高い選手でしょう。侍ジャパンにも選出された日本を代表する選手であり、野球界の宝でもあります。本塁打王3回、打点王1回のタイトルホルダーであり、ここまでの貢献度は非常に高いものがあります。

そんな選手が書類送検されたからと言って、簡単に解雇できないと思うのはそれほど間違っていないと思います。

社会人教育は球団の仕事

毎年新入団選手に対して、社会人としての教育をNPBは行っています。西武ホールディングスは上場企業であり、そういった社員教育は整っていると見るほうが普通です。当然新入団の選手においてもある程度の教育はしていたと思います。

しかしそれは、新入団する若者に対してであり、山川選手の様な中堅以上のスター選手にもされていたかといえば、されていなかった、もしくは不十分であったと考えていいと思います。

一般企業では各階層別に、常に社員教育が行われています。その内容はコンプライアンス、ハラスメント、SNS、システム研修、管理職研修、etc….と多岐にわたり、役員にも課せられている企業は少なくないでしょう。

しかし、山川選手のように若くして大金を稼ぎ、スターとなった選手には、そういった教育の場面は十分ではなかったのではないかと推測します。

球団と選手の関係はFAなどの関係もあり一般人とは別の側面もあります。しかし社会人としての教育が階層別に行われないのは不自然であり、野球界という特別の世界に所属しているのであれば、一般常識を教育することは事更に必要なのではないでしょうか。

西武ライオンズを含め他球団も、もっと選手の教育を見直したほうが良いと思います。

選手の管理と教育が不十分

山川選手に限らず、女性問題が巷で話題になっている選手は少なくありません。大人の男女間の問題に球団が不介入であることは、ある程度は理解できますが、一度事件が起これば、選手も球団も傷つきます。

言葉が適切ではないかもしれませんが、野球選手は一般社会とは隔絶されている側面があり、教育が行き届いているとは思えません。

男女間の問題に関しても、スター選手ほど標的にされる可能性があることは否定できないでしょう。

大人の一般常識の教育

SNSで素人が情報を拡散させることが可能な現代では、昔の常識は通用しません。

また、昭和の時代と違い、男女間の問題について助言をしてくれたり、勉強をさせてくれたりする先輩は皆無に近いでしょう。上手に遊ぶ大人のやり方が無くなりつつあり、それを手解きしてくれて、トラブルにならない遊び方を知っている先輩が少なくなれば、ますますトラブルは増えていく可能性があります。

人と人とのつながりが薄く広くなっている現代では、トラブルが多発する可能性があり、若くして大金を稼ぎ、世間ずれしていない野球選手は、格好の餌食になりやすいとも言えるでしょう。

信頼できる世話焼きの先輩が、いい人を紹介してくれるというのが一番リスクが少ないと思いますが、しがらみを嫌がる若い世代には重たいのかもしれません。

であれば、球団は今まで必要もなかった男女間のトラブル回避についての教育も、スター選手に施す必要があると思うのです。

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