東京五輪が始まりコロナ渦にもかかわらず、日本中が金メダルラッシュに沸いている。
スケートボードやサーフィンなどの、新種目で若い世代が活躍している。特にスケートボードでは13歳の女性が金メダルを獲得し、日本中を驚かせた。
見る方もあまり馴染みのない競技で、若い世代が金メダルを取ると、なんて簡単に取ってしまうのだと誤解する。本当は世界一になるべく、努力をしているのだが、競技人口と歴史が浅いので理解できないのだと思う。
女子サッカー、なでしこの予選突破
高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】チリを下してなんとか予選を突破した。この競技は微妙な立ち位置にいる。2011年のW杯ドイツ大会で世界一になった。その時はカリスマ性を持つ澤穂希選手を中心とした、素晴らしいメンバーが一致団結して勝ち抜いた。日本中がその強さを認識できないままに、W杯を制してしまったのだ。そしてその後の五輪でもアメリカに決勝で破れはしたが、銀メダルに輝いた。日本国民はその強さが日本本来の強さだと、基準を無意識に作ってしまった。しかし、今のなでしこにあのときの強さはない。澤穂希さんは「今のメンバーは自分の頃のメンバーよりも技術的には高い。しかし、泥臭さ、がむしゃらさが足りない。」とコメントしている。澤さんの時は世間の認知度が今より低く、プレー以外の面でも苦労が今より多かったと予想される。そんなときのメンバーからすれば、今のメンバーのスマートさが物足りないと映るのは、ある意味当然だ。強者の歴史が始まれば、その歴史の重みを背負うことが必要になるのだ。
決勝トーナメントで魅せてほしいですね。
金メダルラッシュが続く男子柔道
強者の歴史を背負い続けているのが、男子柔道だ。柔道発祥の地の日本としては、金メダルでなければ許されないという、重い歴史がある。連覇を決めた大野将平選手は「やっと時代と歴史を作れた。」とコメントしている。ただ勝つだけでは満足できずに、勝ち方にもこだわった大野選手は自らのことを柔道家としてと、前置きをしてコメントをする。1度勝つだけでも難しい五輪で、勝ち方にこだわって連覇する。
単なるスポーツマンとしてではなく、武道家としての姿勢に心を打たれてしまいますよね。
侍ジャパンの野球道
強者の歴史を紡いでいる過程にあるのが野球だ。しかも元代表監督の原さんが、侍ジャパンと命名したことにより、その重みは増してしまった。金メダルが取れて当たり前とまではいかないが、強者の歴史に泥を塗るような戦いはできない。選手たちは十分に日本中の期待がわかっているので、その重圧は柔道にも劣らないものがあるかもしれない。ある選手はプレッシャーから試合前に喉から出血するほど、餌付いてしまったらしい。あのイチロー選手ですら相当の重圧を感じていたらしい。その侍ジャパンの戦いがいよいよ始まる。他国の代表選手の派遣状況を見ると、ベストメンバーを組んでいるとは言い難い国もあるようだ。そんな中ではますます日本チームは、負けられない戦いとなる。
野球道を貫く侍ジャパンに成れるように、全力で応援するしか無い。
侍ジャパンがメキシコに快勝 決勝トーナメントへ 稲葉監督と井端コーチの行方
期待を背負う侍ジャパンは、本当に大変だと思う。