最近のテレビでの報道は、極端なものが多く、少し怖い思いもします。
多少の薄汚れた部分は、物事にはつきものですが、それを隠れ蓑に、巨悪をスルーしてしまっているメディアには、度々驚かされます。
昨今の芸能プロダクションの問題や、修理工場の問題などは、関係者は薄々気がついていた問題で、それをやりすぎてしまい、ブレーキが効かなくなったことが大きな問題だと思います。
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なぁなぁで、済ます部分というのはどの業界でも有ることです。それは芸能事務所にも、テレビ局にも、自動車修理工場にもあるでしょう。しかし、度を過ぎてしまってはいけないというのが大人の判断です。予定調和と言えば綺麗すぎるかもしれませんが、このくらいなら許される範囲というのがあったと思います。しかし、最近の報道を見ていると、昨日までは思い切り見過ごしていたのに、急に手のひらを返したように叩き始め、少しの曇も許さないと言った論調が目立ちます。そもそもやりすぎてしまった本人に責任はあるのですが、やりすぎた場合は止めなかった周囲にも責任が及びます。そして、やりすぎないように監視するべきなのが、テレビを始めとするマスコミだと思うのですが、この頃はマスコミもそのやりすぎの構図の中に取り込まれてしまっているようで、役に立ちません。
喧嘩のやり方を忘れている人たち
最近の子どもたちは取っ組み合いの喧嘩をしません。昭和の時代は中学や高校になれば殴り合いの喧嘩なども、時にはありました。しかし、我々の頃は限度を知っていたので、半殺しにするとか、病院送りなどということは殆どありませんでした。何処までやれば、どんな処罰が下るのか。何処まで怪我をさせれば警察沙汰には成らないのか。大人も子供も、ある程度のラインを心得ていたと思います。しかし、日本だけに限らず、この種の暗黙の了解がなくなってきてしまいました。何かと問題を大きくし、訴訟する米国社会までは行きませんが、小さな問題をことさら大きくして、揉め事を大きくする風潮が日本にも見られます。
その行き過ぎた部分や、喧嘩のやり方を知らない人たちが起こす揉め事は、時には常軌を逸した犯罪になります。喧嘩や揉め事を丸く収めることができない、あるいは喧嘩や揉め事は悪いことなので目を背けてみないふりをする事が、我々にまん延してしまっているのかもしれません。
政治も見て見ぬふりの遺憾砲
政治の世界も物事を大きくしないように見て見ぬふりをするために、問題が大きくなってしまっています。隣国の振る舞いがどんどん過激になるのに、相変わらずの遺憾砲で舐められてしまっているので、隣国の敵対行為はエスカレートするばかりです。
揉めないように揉めないようにと現実逃避しているので、許せなくなるところまで隣国の行為がエスカレートし、国民が切れてしまう事は、既に体験している日本ですが、歴史を知らない国民は、また同じ間違いをし始めていると思います。
外交努力でという口当たりの良いことを、さも良識人ぶっていうコメンテーターには、辟易してしまいます。
我慢が臨界点を超えるまで、相手にサラミ戦法を行うのは、何処の国でも考えることで、それを受け止めて適切に対処しないことで、限界点を超えてしまっては、何の努力もしていないことになります。
相手の外交や経済戦争、プロパガンダに対して、適切に打ち返さなければ、外交努力はしていないのと同じです。遺憾砲は空砲で、隣国はなんとも思っていません。このままでは喧嘩をできない人たちが、いきなり過剰に切れるということにもなりかねないと、個人的には危惧します。
テレビやマスコミは使命を思い出して
政治家だけは、潔白でなければなりません。それは公僕だからです。そこには綺麗さを求めることは当然でしょう。厳しく監視しなければなりません。しかし、その他の業種については100%綺麗でなければという姿勢は無理があります。だから今回の修理工場の問題や、芸能事務所の問題には踏み込めないのではないかと思います。特定の修理工場だけ、特定の芸能事務所だけではなく、殆が多かれ少なかれ似たような構図を持っていて、その中にマスコミが組み込まれてしまっているとしたら、正しい報道ができるはずがありません。
NHKだけは報道に特化して欲しい
NHKだけはバラエティーをやめ、大河ドラマや連続テレビ小説をやめて、報道に徹してくれれば、今回のような芸能事務所の問題はなかったと思います。マスコミを厳しく見つめて制御できるのは、マスメディアの中ではNHKにしか可能性が見いだせません。
是非検討してほしいと思います。没落していくマスコミを救えるのは、報道に徹したNHKだけだと思います。
放映権料の上がってしまったスポーツコンテンツと報道、これだけやってもらえばNHKは視聴料をかなり抑えられるはずです。Eテレを有料化しても、今より視聴料は安くできるはずです。政府が変えることができる放送機関は、NHKだけのはずです。