100は切れるようになったけど、80台は安定して出ません。けれどもシングルゴルファーになる夢は捨てていません。こういったゴルファーさんは、とても多いのではないでしょうか。シングルを目指すほどですから、練習やラウンドもそこそこにこなしているでしょう。月イチとは言わず、週イチのラウンドを重ねているゴルファーさんは意外に多いものです。
かなりの資金を趣味であるゴルフに投じているゴルファーさんは、かなり多いと思います。
年間のゴルフ資金はいくらか
私の場合は年間40ラウンドぐらいです。極寒の月と酷暑の月はラウンドしませんので、そのくらいで落ち着きます。私のホームコースはキャディ付きで13,000円ほどですので、ラウンド代だけで520,000円かかっています。それに年会費と会員ロッカーで10万弱がかかりますので、交通費も含めれば、70万円弱がラウンドのための費用です。
道具の買い替え費用
次にかかるのがクラブの買い替え費用でしょう。このあたりは個人差があります。常に最新モデルを買い替える人から、中古クラブを物色する人、ほとんど買い替えない人もいるでしょう。私の場合は、最近はほとんどクラブは買い替えません。一時期最新のものを買い漁る期間があったのですが、今はドライバーでさえ買い替えなくなったので、次に更新した時の変化が楽しみでもあります。
因みにパターは20年以上前に買ったスコッティキャメロンを、結局現在もエースパターとして使っています。
このあたりは人それぞれで、大きく変わるものではないと思います。最新のクラブに買い替える人と私のように買い替えない人で、飛距離に差が出るかと言えば、殆ど出ないと思います。
最新のクラブに買い替えたからと言って、劇的に飛距離が伸びた人を見たことがありませんし、それは買い替えた本人もわかっていると思います。それでもクラブに頼りたくなるのが、ゴルファーの性でしょう(笑)。
ただ、アイアンの難易度だけは明確に違うので、マッスルバックなどのプロ仕様のものと、初心者向けのポケットキャビティは、買い替えによる変化は大きいと思います。
練習の費用はまちまち
これも人によって大きく変わると思います。
毎日のようにゴルフレンジに通う人がいれば、全く練習しない人もいます。少なくともシングルに近づいた人、片手シングルを目指す人で、練習をしない人はいないと思います。
私のクラブのメンバーさんの中には、わざわざゴルフ場の近くにマンションを借りて暮らしたり、リモートワークをしたりする人がいますので、その辺りの費用も含めれば、とんでもない金額になるでしょう。そういった人たちはラウンドをしなくてもクラブに来て、アプローチやパターの練習を熱心にやっています。
また、定期的にレッスンプロとラウンドをしているメンバーさんもいて、もうそうなるとどのぐらい練習にお金をかけているか、推測さえも難しいと思います。
意外にお金をかけないボール代
私の周りにはロストボールを使っている人はいませんが、使用ボールの価格帯はまちまちです。
年配で飛距離に問題が出てきた人は、意外にもホンマのD1を使っている人が多いようです。それほどコスパを気にするような人ではなく、それほどボールを無くす危険も少ないのに、格安ボールを使っている人が多いのが驚きです。
その他の人でかなり上級者でも、タイトリストのV1などのツアーボールを使っている人は多くはありません。流石に片手シングルの人はあまりご一緒することはありませんが、ツアーボールが多いと思います。
クラブよりボールが重要
クラブにはふんだんにお金をかける上級者も、消耗品であるボールには資金を投入しづらいのかもしれません。しかし、本当に良いスコアを出すためには、ボールは良いものを選ぶ必要があると思います。
特に低価格のボールと、ウレタンカバーのツアーボールでは性能差が大きく、スコアに直結するばかりではなく、ゴルフの上達にも影響すると思います。1ラウンドで2つ使っても500円のボールならば1,000円。40ラウンドで40,000円です。格安ボールを使っても、節約できる代金は2~3万円でしょう。それだけの価値がボールにはあると思います。
おすすめのツアー系ボール
ウレタンカバーのボールは高額の割に耐久性が低く、1ラウンドで交換する人は少なくありません。私の知り合いのシングルさんは9ホールで替えています。アマチュアの中でも本当の上級者は、メーカーから支給されたものが有ったりするので、もっと頻繁に変えるアマチュアもいるでしょう。
ツアーボールの良いところは、とにかくスピンが入ることです。私が使っていたブリヂストンのツアーBXSは、ウェッジで普通に打ってもバックスピンで戻りまくります。私の経験上ではツアーボールの中でも、一番スピンが入るボールだと思います。キャディさんにビックリされることも度々で、それだけで気分が良くなっていまう自分が情けなくもありますが・・・
とにかく上手くなりたいならば、ウレタンカバーのボールは必須だと思います。ラフからスピンが入らなかったり、花道からも打ち方が安定しないと、スピンのコントロールが難しいと思いますが、ピンチで頼りになるのはウレタンカバーのボールだと思います。難しいところからパーを拾うためにはウレタンカバーが必要で、ボギーを許せない上級者ほどその度合は増すと思います。
ホンマのこちらのボールは、ウレタンカバーでも少しだけ低価格です。こちらも良い選択肢だと思います。
ツアーボールはアベレージゴルファーには、多少扱いが難しいかもしれません。スピンが入りすぎて止まってしまったり、アプローチで思いの外に低く飛び出してしまったりすることがあるので、技量の向上には寄与すると思います。
第三のボールはコスパが最高
ディスタンス系の格安ボールと高額のツアーボールとの間に位置するボールです。ウレタンカバーではなくアイオノマーカバーを使っている物が多く、価格もミドルレンジといって良いと思います。ディスタンス系よりもスピン性能は良いですが、ツアーボールには遠く及びません。ただ、打ち方によるスピン量の誤差がツアーボールよりも小さいように感じられ、アプローチは安定すると思います。
アプローチの技量が安定しないアベレージゴルファーは、このタイプのほうがスコアは安定するかもしれません。
私の使った中ではコスパを考えたときには、ファーストチョイスはSRIXON TRI-STARとなります。スピン性能もまずまずです。
ディスタンス系のボールはおすすめしません
ゴルフ初心者やあまりにも多くボールを無くす人以外は、ディスタンス系はおすすめできません。特にディスタンス系とその他のボールを交互に使うことも避けたほうが良いと思います。いくら良いウェッジを使っていても、ボールがまちまちの性能では、ショートゲームがまとまりません。また距離感やスピン量、打ち出し角度などの感覚もまとまらなくなり、大切なショートゲームでスコアを乱す原因になると思います。