レイダースがイーグルスを33対22で危なげなく下し、HCの辞任のショックをものともせず、逆にチーム力が上ったように思わせる結果だった。
1 | 2 | 3 | 4 | OT | ||
Eagles | 7 | 0 | 0 | 15 | 0 | 22 |
Raiders | 0 | 17 | 13 | 3 | 0 | 33 |
試合はイーグルスがオープニングドライブにTDを決めて好調に滑り出し、レイダースのオープニングドライブを抑える展開から始まった。
イーグルスのオープニングドライブで27点を相手に許すワースト2位のディフェンスと、先週オープニングドライブでの12回連続無得点を先週免れたレイダースのオフェンスの、ワースト対決が注目されたが、レイダースのオフェンスは止められてしまった。
1Qでイーグルスは48点を相手に与え、ワーストのディフェンスだが、レイダースはここでも無失点でかなり心配な展開だった。
しかしレイダースのディフェンスのアジャストが早く、3Qまで7点に抑える好調ぶり。
相手のエースRBサンダースをLBペリマンが、ハードタックルで欠場させたことが大きかった。ペリマンの加入はとても大きなプラス要因で、レイダースのディフェンスを安定させた。狙われていたCBも新人のホッブスを起用して、対策ができていたようだ。
3Qのレイダースは55点を得点して2位、失点は6点で1位、差が49点でベストのレイダース。昨年までは不足していたと思われる、ハーフタイムの準備が十分に行われているようで、シーズンが深まるにつれて対応力が上がるのではないかと期待できる状況だ。
Eagles | Raiders | |
358 | Total Net Yards | 442 |
4 | Total Penalties | 7 |
37 | Penalty Yards | 65 |
27:29 | Time of Possession | 32:31 |
ペナルティーの多さが1位のイーグルスと、4位のレイダースの対決だったが、力の差がゲーム運びに影響し、早すぎるオンサイドキックなどをイーグルスが行ったときに、力の差をお互いに確認できたのではないかと思う。アンスポーツマンライクコンドなど不必要なペナルティーがイーグルスに出た時点で、勝負は決まったのかもしれない。
QBカーの好調が継続
Player | CP/ATT | YDS | TD | INT |
J. Hurts | 18/34 | 236 | 2 | 0 |
D.Carr | 31/34 | 323 | 2 | 1 |
ここまで20ヤード以上のパスが530ヤードで1位、20ヤード以上のTDパスが4つで3位とミドルパスが好調なカーは今日もその好調を維持した。イーグルスが保守的に2ディープで守ることが多かったので、LBとSの間を狙うミドルパスを的確に決めていた。
途中でキャリアハイを更新しそうになる16回連続のパスを決めるなど、31/34と正確なパスを決めて323ヤードを稼いだ。大黒柱のTEウォーラーを欠く中でも、安定したパフォーマンスで、課題であったスクリーンパスを決めるなどプレイの幅も広がっており、後半戦も期待できるだろう。
RBドレイクが真価を発揮
RUSHING | ATT | YDS | TD | LGTD |
K.Drake | 14 | 69 | 1 | 4 |
J.Jacobs | 6 | 29 | 1 | 8 |
J.Richard | 4 | 8 | 0 | 0 |
H.Ruggs | 1 | 7 | 0 | 0 |
M.Mariota | 1 | 4 | 0 | 0 |
A.Ingold | 1 | 1 | 0 | 0 |
D.Carr | 2 | 1 | 0 | 0 |
エースRBのジェイコブスが途中退場する中で、RBドレイクが活躍してみせた。今日は縦に突っ込むランが多く、横に逃げがちだったシーズン序盤とは違う面を見せてくれた。
バイウイーク後にはジェイコブスが戻ってこられると予想できるので、ランニングゲームもプラス要因になりそうだ。
TEウォーラーの不在をカバーしたTEモロー
RECEIVING | REC | YDS | TD | LGTD |
F.Moreau | 6 | 60 | 1 | 18 |
H.Renfrow | 7 | 58 | 0 | 0 |
Z.Jones | 1 | 43 | 0 | 0 |
B.Edwards | 3 | 43 | 1 | 1 |
A.Ingold | 1 | 29 | 0 | 0 |
H.Ruggs | 4 | 24 | 0 | 0 |
J.Jacobs | 2 | 19 | 0 | 0 |
J.Richard | 3 | 17 | 0 | 0 |
K.Drake | 3 | 10 | 0 | 0 |
もともと力が有ったモローだが、ウォーラーの欠場によってその真価を発揮できた。欠場する主力をカバーするバックアップの経験値が上がる好循環で、ウォーラーの負担が減ることになるだろう。ラグスⅢもショートパスのキャッチとフィジカルの強さが見られるようになり、好調のレンフローとの相乗効果はカーの好調を支えている。2ディープが多かったのでロングパスはケアーされていたが、逆に安定したパスゲームが展開されたと思う。
好調なディフェンス
DEFENSE | T-A | SCK | INT | FF |
D.Perryman | 8.0-2 | 0 | 0 | 0 |
B.Facyson | 7.0-1 | 0 | 0 | 0 |
J.Abram | 6.0-2 | 0 | 0 | 0 |
C.Littleton | 5.0-3 | 0 | 0 | 0 |
D.Leavitt | 5.0-2 | 0 | 0 | 0 |
T.Moehrig | 3.0-2 | 0 | 0 | 0 |
J.Hankins | 3.0-2 | 0 | 0 | 0 |
S.Thomas | 3.0-2 | 0 | 0 | 0 |
Q.Jefferson | 3.0-2 | 0 | 0 | 1 |
Y.Ngakoue | 2.0-1 | 1 | 0 | 0 |
M.Crosby | 2.0-0 | 0 | 0 | 0 |
N.Hobbs | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
C.Hayward | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
C.Nassib | 1.0-0 | 0 | 0 | 0 |
N.Kwiatkoski | 1.0-1 | 0 | 0 | 0 |
1サック、12ヒットと相手QBのハーツにプレッシャーを掛け続けた。DEクロスビーはインに入りすぎてハーツをコンテインできない場面も見られたが、ゴールラインでのランストップなど強烈なパフォーマンスを続けている。DEガクウェイとのプレッシャーは相手QBの脅威であり、今日は足のあるハーツを封じた。バイウイーク明けは地上に降りたと言われている、チーフスQBマホームズとの対戦であり、十分に対策をして撃破してもらいたい。
HCの辞任からスーパー制覇となれば、新たな伝説の始まりとなるかもしれない。
久しぶりに楽しみな月曜日が続く事になりそうですね!