アダムス獲得で勝負をかけたレイダース 今年結果を出す事ができるか

NFLは新シーズンが始まり、FA市場は活気づいている。昨年同様エリートQBの移籍が大きく報じられ、今からシーズンがどうなるのか興味が尽きないところです。レイダースもFA市場で大暴れをしていますが、その成否はかなり予想が難しいと思います。

【スカパー!】1chから自由に選べて変えられる!

追い込まれているGMとHC

ペイトリオッツからGM Dave Ziegler HC Josh McDanielsを迎えた2022年シーズン。レイダースは2021年に久しぶりにプレーオフに進出し、新GMと新HCにとっては、ある意味やりにくいシーズンとなってしまいます。通常HCが変わる場合は不振の責任を前HCがとっていることが多く、新HCは再建を任されるという状況になります。2~3年は時間的猶予が与えられるということが普通です。しかしレイダースは昨年も戦力はある程度揃っており、プレーオフ進出はある意味順当とも言えました。HCやドラフト1位指名選手の不祥事などがあり、ドラマのような展開ではありましたが、昨年までの体制を支持する選手やファンが存在していることは事実でしょう。そんな状況下では今年プレーオフを逃すことになってしまえば、GMとHCが批判を浴びることになり、取りこぼしが許されない年になります。再建途上のチームであれば、ベテラン主力選手などの放出やトレードで、ドラフト指名権を増やすなどしてじっくりチームを作り上げるのですが、今のレイダースは全く逆で、昨年のラムズのように、最後のピースを埋めるべく勝負手に出ました。

WR ダバンテ・アダムスの獲得

Raiders Packers
WR Davante Adams 2022 first-round pick
  2022 second-round pick

フレズノ州立大学でQBデレク・カーとホットラインを形成していた、WRアダムスを2つのドラフト指名権とトレードして獲得しました。アダムスは名実ともにリーグのトップWRでその実力は折り紙付きです。ヘンリー・ラグスⅢの離脱により、課題となっていたWRについて十分に補強されたことになり、一番難しいポジションの補強を終えたことになります。

しかし5年167億円の大型契約は、29歳のアダムスにはリスクが大きすぎるという不安があります。一つは加齢によるパフォーマンスの衰え。もう一つは怪我による離脱です。特にWRは怪我によるリスクが大きく、大型契約の後に結果を残せない選手は数多く存在します。最近のWRは、長く活躍が続く選手が少なくなっていると思います。レイダースファンならばTim Brown や Jerry Rice等の長く活躍した選手を期待すると思いますが、その様な選手は少なくなっています。

また、アダムスはレイダースが期待する縦のスピードが傑出している選手では有りません。40ヤードも4.56とPFFでは記載されており、バーティカルストレッチは他の選手が担うことが必要になるでしょう。今のレイダースには存在しないので、チームとしての課題は残ります。

そして最大の問題は、アダムスの成績はQBアーロン・ロジャースとの共同作業ということです。ドロップバックパサーとしてリーグ最高のQBと組んで残した成績を、そのままカーと記録することは難しいでしょう。大学時代の経験は様々な意味で貴重ではありますが、単純にロジャースとカーを比べれば、カーは数段落ちると言わざるを得ません。チームのサラリーの多くをこの二人で占めることになり、そのプレッシャーはかなりのものになるのではないでしょうか。

見どころとなるドラフト

ドラフト1巡でWRを指名しても活躍が1年目からできるかは不透明であり、新人契約も4年でFAになると考えれば、アダムスの獲得は十分勝算があると考えて良いでしょう。ここまでレイダースは確実にFAで補強ポイントを埋めてきており、新GMの実力は疑いがない様です。ドラフトの巧拙が見られないのは残念ですが、3巡以降でスティールをできるかどうかが、見どころになると思います。

タイトルとURLをコピーしました