3月1日に衝撃のトレードが発表された。
巨人の田口投手とヤクルトの廣岡内野手と交換トレードである。
菅野投手の渡米の可能性があった時は、貴重な戦力として計算されていたのであろうが、菅野投手の残留が決まり、若手投手の台頭などが確認された現在は、余剰戦力としてカウントされてしまったのであろう。キャンプ早々の故障も痛かった。原監督の一番嫌うところである。
田口投手は高卒2年目から頭角を表し、2~3年目に2桁勝利をあげて菅野に次ぐ投手として将来を嘱望されていた。しかし4年目辺りから雲行きが怪しくなる。
太ってしまった。
田口投手が出てきた時に私が持った印象は、インステップが特徴で横の角度を利用した投球であった。そのため余程努力して体を鍛えないと、将来故障するのではないかと考えていた。田口投手がどう考えていたかは予想でしかないが、おそらく増量してパワーピッチをすることを考えていたのではないかと思う。そのとおりとなったが、今度は増量したためか腰が回らなくなった。インステップができなくなり、特徴のない投手となってしまった。
同じ巨人の大江投手が昨年から腕を下げて、極端なインステップで中継ぎとして活躍した。今年も期待されているが、今は右ハムストリングのハリを訴えて離脱している。負担がかかるのであろう。(菅野投手がプレートの一塁側を踏み出したのも、同じような原因があるのではないだろうか・・・心配だ)
年齢とともに体に負担のかかるフォームを修正することも大切だが、出番をなくしてしまっては本末転倒。
「インステップでもう一度復活だ!田口麗斗!」