2023年 NFLドラフト終了 素晴らしい盛り上がり 人気の証明

NFLのドラフトが、ミズーリ州カンサスシティーで3日間にわたり行われました。

相変わらずの盛り上がりで、他のスポーツイベントの決勝よりも視聴率が取れるとのこと、NFLの人気を窺わせます。

昨年よりもQBに逸材が多く、非常に盛り上がった3日間でした。

QBをめぐって様々なドラマが有り、20歳そこそこの青年を晒し者にするような演出もあり、少し気の毒でしたが、それでも今の時点で大学の英雄であることに違いはなく、これから活躍することで、物語を盛り上げる一因となる可能性もあります。

こういったドラマ性を作って、将来の人気に結びつける意識的なショウアップは、スポーツはエンターテイメントであることが、十分に意識されており、NFLがアメリカで圧倒的な人気を誇る根幹だということを改めて認識しました。

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QBの逸材たちの行方

全体1位で指名されたアラバマ大のBryce Youngは、身長が低いことが懸念されましたが、無事パンサーズに指名されました。背の小さいQBも最近では活躍できているので、楽しみな使命となりました。

全体2位で指名されたオハイオ州立大のC. J. Stroudは、事前のテストの結果が悪く、インテリジェンスを懸念する評価で、上位から落ちるのではないかという予想が直前に出て、本人も”自分は賢い”とコメントするなど、波乱含みでした。しかし無事全体2位で指名され、安堵からか思わず涙がこぼれていました。

こういったところがNFLの上手いところで、若い青年には気の毒なところもありますが、これから大きな契約を結ぶことができる代償と考えれば、一般人には羨ましい限りです。

一番気の毒だったのは、上位を予想され会場に控えていたのにもかかわらず、一巡で指名されなかったケンタッキー大のWill Levisでしょう。QBという特殊なポジションでは、必要としないチームからは上位での指名はありえないので、大きな落下になってしまいました。なんとか2巡2番目で指名されたものの、とてもショックだったと思います。しかし、1巡で指名された2人に較べて、ある程度戦力の整ったタイタンズでキャリアを始めることができるのは、とても恵まれていると思います。再建中のチームに指名された若いQBが潰れていくことは、普通に起こることなので、考えようだと思います。

特にマスメディアが厳しいニューヨークは、QBが潰れることが多く、今ももがいている若いQBがいます。

レイダースはやっと普通のドラフトに

ラスベガス・レイダースは失敗続きのドラフトでしたが、やっと期待のできる普通のドラフトが行われたようです。

グラウンド外での事故やグラウンド内での練習態度など、プレイ以外の部分で失敗する選手などが多かったレイダースですが、GMジグラーとHCマクダニエルの指名は落ち着いたもので、事前に十分準備されていたことが窺われる指名でした。

17 (7)EDGETyree Wilson
24 (35)TEMichael Mayer
37 (70)DTByron Young
337 (100)WRTre Tucker
42 (104)CBJakorian Bennett
433 (135)QBAidan O’Connel
535 (170)SChristopher Smith II
626 (203)LBAmari Burney
714 (231)DTNesta Jade Silvera

ベリチックのもとで十分に経験を積んだ二人は、ドラフト巧者ぶりを十分に発揮してくれました。(ペイトリオッツはそれ以上に上手かったですけどね・・・)

1巡のWilsonは7位でよく取れたのではないでしょうか。もともとはCBの指名が予想されていたのですが、Best Available という指名だったと思います。サック数が伸びないディフェンスが数年続いていますが、潮目が変わる指名かもしれません。

2巡のMayerは20位以内が予想されていたTEで、トレードによる繰り上がりで指名しました。直前のチームの指名が決定する前にドラフト指名権のトレードが発表されており、十分な情報を得られていることを証明しました。もともとTEのタレントが豊富とされていた今回のドラフトですが、プロボウラーのTEを放出して臨んだドラフトできっちり狙い撃ちしたところは、今回のドラフトで一番の収穫ではないでしょうか。

4巡のBennettも見事な狙い撃ちで、知名度の高かったジョージア大のCB Ringoを指名しなかったところに興味深いものがあります。その直後にRingoはドラフト巧者のイーグルスに指名されており、シーズンが楽しみです。ただCBはディフェンスのスキームに活躍が左右されることが多いので、DCの腕次第ということもあるでしょう。

もっとも期待されるのは、4巡で指名されたQBのAidan O’Connelです。かなり以前から目をつけていたQBで、ジグラーとマクダニエルの巧者ぶりが発揮された指名だと思います。上位でQBを指名する可能性を匂わせながら、全くその気は無かったのではないかと思いました。

ペイトリオッツも上位でのQB指名はしない方針が有名で、それを引き継いだ指名でした。トム・ブレイディの再現とまではいかなくても、モバイル能力のないポケットパサーが最近のNFLでまだ存在価値があるのかが注目されます。

来年に先発する可能性は低いと思いますが、十分に学習すれば将来先発の座を射止めることができるかもしれません。

来年のQBは今年以上という噂もある中で、来年レイダースが指名することが無いような成長を見せることが、大切な一年になると思います。

ジグラーもマクダニエルも、QBの上位指名は避けたいでしょうから・・・

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