NFL ベスト10プレイヤー第2弾 WR TE CB編 才能の塊

ESPNが編纂したポジション毎のベスト10プレイヤーを、纏めた第2弾です。

今回はスキルポジションの代表格である、WR,TE,CBを纏めました。

パス全盛のNFLでは、この3つのポジションはとても大切なポジションです。チームの成績を左右するポジションで、特にWRはサラリーの平均がとても高く、今年のオフもQBとともに、最も注目されるポジションの一つでした。

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WR(ワイドレシーバー)の順位

今年はダバンテ・アダムズのレイダースへの移籍と、タイリーク・ヒルのマイアミへの移籍がオフの大きな話題になりました。高年俸が注目されると同時に、見返りのドラフト指名権や選手がとてつもなく大きなコストであったことから、WRの価値が更に上がったと言えるでしょう。1位のアダムズはリーグNo.1のQBアーロン・ロジャースから、大学時代のホットラインのデレク・カーに変わりますが、大きな怪我でもしない限り、パフォーマンスが大きく下がることはないのではと思います。WR以外には人材が比較的揃っているレイダースなので、今年のレイダースはとても楽しみです。

    チーム 年齢 最高 最低 昨年順位
1 Davante Adams Las Vegas 29 1 4 1
2 Cooper Kupp LA Rams 28 1 5
3 Ja’Marr Chase Cincinnati 22 1 8 Rookie
4 Justin Jefferson Minnesota 22 2 Out of top 10
5 Tyreek Hill Miami 28 2 9 4
6 Stefon Diggs Buffalo 28 1 10 3
7 DeAndre Hopkins Arizona 30 2 Out of top 10 2
8 Mike Evans Tampa Bay 28 4 Out of top 10 7
9 Deebo Samuel San Francisco 26 7 Out of top 10
10 DK Metcalf Seattle 24 5 Out of top 10 9

一方のタイリーク・ヒルは、真価が問われる年になると思います。リーグ屈指のQBパトリック・マホームズと離れ、QBタゴロイヴァとのコンビはまだまだ未知数です。ヒルの場合は飛び抜けたスピードが売りですが、体格に恵まれていないので、タイミングが合わなければ自分ひとりで何とかするタイプのWRではありません。実績を残しながらも評価の順位が5位にとどまっているのは、そのあたりを厳しく評価されたのでは無いかと思います。

反対に昨年ランク外だったクーパー・カップが、QBマシュー・スタッフォードを得て、一気に覚醒した事がよくわかります。2020年は974ヤードだった獲得ヤードが、倍位以上の1,947ヤードになったのは、QBスタフォードの力によるところが大きいでしょう。

その他にもさらなる飛躍が期待されるジャマール・チェイスや、起用法で問題があるディーボ・サミュエルなどが注目されます。

TE(タイトエンド)の順位

同じスキルポジションでは有りながら、あまりサラリーが上がらないのがTEです。上位の3人は昨年と変わらず、息の長いポジションであることがわかります。もともとTEはWRになれるほどのスピードは無いけれども、体格の割にはスピードがあるため、LBとのスピードのミスマッチや、CBとの体格差のミスマッチを戦術によって創出して活躍の場を作ってもらうポジションだと、個人的には思っています。また、CBにタックルされる場合には体格差があるため、故障しにくいポジションでもあり、選手生命が長い選手も多いようです。そのため比較的素材を見つけやすく、バスケットボールの選手などで活躍する選手がTEを担う傾向にあります。ドラフトでもあまり上位で指名されるポジションではないのが、サラリーにも現れているのではないでしょうか。

    チーム 年齢 最高 最低 昨年順位
1 George Kittle San Francisco 28 1 3 1
2 Travis Kelce Kansas City 32 1 4 2
3 Darren Waller Las Vegas 29 2 5 3
4 Mark Andrews Baltimore 26 2 6 4
5 Kyle Pitts Atlanta 21 3 10 Rookie
6 Dallas Goedert Philadelphia 27 5 Out of top 10 6
7 T.J. Hockenson Detroit 25 5 Out of top 10 5
8 Dalton Schltz Dallas 26 5 Out of top 10
9 Dawson Knox Buffalo 25 6 Out of top 10
10 Hunter Henry New England 27 6 Out of top 10 7

CB(コーナーバック)の順位

CBはEdgeとならぶディフェンスの花形ポジションです。サラリーも高額であり、ドラフトの指名順位もかなり高評価となります。ただゲームでは素晴らしいCBほど目立ちません。QBが良いCBとの勝負を避ける傾向が強くなり、画面にも映らないことが多くなります。たまに映るのはインターセプト以外では、相手WRにやられた場面がことさらエキサイティングに実況されるようになるという、皮肉なポジションでもあります。現状のNFLではジャレン・ラムジーが、トップと見て間違いないでしょう。絶対的なスピードが要求されるポジションのため、選手生命が短く、レジェンド級の選手たちも晩年はSへの転向を余儀なくされました。それだけCBを守れる選手は希少価値があると行っていいでしょう。

    チーム 年齢 最高 最低 昨年順位
1 Jalen Ramsey LA Rams 27 1 7 1
2 Marshon Lattimore New Orleans 26 1 9 7
3 Jaire Alexander Grenn Bay 25 2 10 6
4 Xavien Howard Miami 28 1 10 3
5 J. C. Jackson LA Chargers 27 2 Out of top 10 10
6 Denzel Ward Cleveland 25 1 Out of top 10 8
7 Pat Surtain Ⅱ Denver 22 1 Out of top 10 Rookie
8 Marlon Humphrey Baltimore 25 3 Out of top 10 2
9 A. J. Terrell Atlanta 23 2 Out of top 10
10 Trevon Diggs Dallas 23 3 Out of top 10

今年注目されるのはNEで大活躍だったJ.C. ジャクソンが、チャージャースで活躍できるかではないでしょうか。AFC西はNFL屈指のQBが4人揃っており、ジャクソンがどの様に対応できるか、真価が問われるシーズンだと思います。

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