レイダースはベンガルズに惜敗 スーパーワイルドカードで敗退

 1234OT 
Raiders31006019
Bengals101033026

第18週で感動的な勝利をあげたレイダースの快進撃は、プレイオフ初戦で終わってしまった。数々の困難を乗り越えて掴んだポストシーズンだったが、2年目QBのジョー・バロウに見事に阻まれた。ともにポケットパサー同士の対戦となったが、最後にレッドゾーンでの決定力の差が出てしまった。

RaidersBengals
385Total Net Yards308
7Total Penalties7
46Penalty Yards56
28:09Time of Possession31:51

結果は残念ではあったが、久しぶりにポストシーズンまでエキサイティングな試合を見ることが出来て、大満足のシーズンだった。

来シーズンはもう一度再建の年となるが、戦力はある程度揃っており、GMメイヨックと新HCの手腕によっては、本気でスーパーボウルまで狙える年になるかもしれない。

スカパー!基本プラン

OLの力不足が最後まで修正されず

反則の殆どがOLによるフォルススタートとホールディングだった。両方ともOLの力不足が原因と思われる反則で、各自の力が少しずつ足りなかった。課題であったスクリーンパスもRGレザーウッドのイリーガルダウンフィールドで、失敗に終わってしまった。ドラフト1位のレザーウッドは、カレッジとのルールの違いを最後まで修正できなかったのだろうか。来年以降のレザーウッドのレベルアップは、このチームの浮沈を握るピースかもしれない。QBデレク・カーの去就が注目されるが、カーで来シーズンも望むのならば、OLの強化は必須事項だろう。

レッドゾーンで決めきれないQBカー

PlayerCP/ATTYDSTDINT
D.Carr29/5431011
J. Burrow24/3424420

最後にカーにしては珍しく力投を続けたが、決めきれなかった。高いボールで勝負できるTEウォーラーがシーズン序盤の調子を取り戻せなかった事が、最後に響いてしまったかもしれない。カーは経験も有り、リーダーシップも兼ね備えた優秀なQBだが、走力がないためOLが万全でなければ、ロングパスを決められない。プレーが崩れた時やロールアウトからのパスに勢いと正確性が足りないため、DBに狙われるケースがシーズンを通して多かった。何でも出来るQBというわけではないので、今のサラリーを払い続けると、OLやWRに投資が足りなくなるのではないだろうか。新しいHCの判断が決定するのだろうが、できればカーには契約を結び直して、OLへの投資を増やして欲しい。

今年のこの悔しさをカーで晴らせないのは、ファンとしては悲しい。

最後まで決め手がなかったWR

 RECYDSAVGTDLONGTGTS
Darren Waller77610.902312
Zay Jones56112.21178
Hunter Renfrow8587.301611
Josh Jacobs444110155
Bryan Edwards34113.70196
DeSean Jackson126260262
Jalen Richard144042
Foster Moreau000003

長身で高いボールで勝負するために指名したWRエドワーズが、高いボールで当たり負けして補給できず、低いボールを見事にキャッチしていたのは、皮肉なものだった。レッドゾーンでコーナーパターンの浮かしたパスで勝負できないのは、かなり相手DBを楽にしてしまう。ベンガルズのWRが3人ともフィジカルに優れ、最も彼我の差があったポジションだろう。来シーズンカーが残留した場合に、WRアダムズはレイダースに来るのだろうか。

耐えるディフェンスは最後まで頑張った

 TOTSOLOSACKSTFLPDQB HTSTD
Denzel Perryman9600000
Divine Deablo8300000
Nate Hobbs8300100
Maxx Crosby6312020
Desmond Trufant6301000
Cory Littleton5300000
Roderic Teamer5300000
Damion Square3201000
Quinton Jefferson3111010
Johnathan Hankins3100000
Carl Nassib3000000
Kyle Wilber2200000
Brandon Facyson2200000
Dallin Leavitt2100000
Keisean Nixon2000000
Casey Hayward Jr.1100100
Zay Jones1100000
Solomon Thomas1100000
Kolton Miller1100000
Tre’von Moehrig1100000
K.J. Wright1000000
Marquel Lee1000000
Yannick Ngakoue1000000
Foster Moreau1000000
Clelin Ferrell0000020

4メンラッシュで相手のミスを待つディフェンスは、今日も健闘していた。QBバロウはとても落ち着いたクォータバッキングで、最後まで大きなミスをしなかった。

ポストシーズンは特にディフェンスが強いチームが勝てるチームとなると言われるが、その通りの展開になってしまった。一つでもターンオーバーを取れれば勝てる展開に持ち込めたかもしれないが、結果論だろう。ターンオーバーのディファレンスが-9で、プレイオフ進出チームでは飛び抜けて少ない。ランプレイを主体としたゲームプランのわりには、トータルヤードも取られていて、改善が必要だ。しかし今年のメンバーでは、やはり良くやってくれたという印象が強い。

DEクロスビーがQBバロウにやっと届いてサックを決めたときには、思わず涙がこぼれそうになってしまいました・・・

次のヘッドコーチはジム・ハーボー?

ミシガンのHCハーボーの就任が、噂されているようだ。アル・ディビスの時代から戦術に制約が多かったことも有り、あまり実績十分の大物HCは就任したことがない。どちらかというと若手HCを抜擢するが、成績が上がらず解雇するケースが多い。レイダースで経験を積んだHCが、その経験を活かして、後にHCで大成功するケースも散見され、あまりHC選びは上手く行っていない。ベリチックやアンディー・リードの系列を頼るのはなんとなく悔しいので、ハーボーは良い選択なのかもしれない。

本当に今年は面白いゲームが多かった。事件が多いのも、ある意味レイダースらしかったかもしれないですね。

本当に今年は面白いゲームが多かった。事件が多いのも、ある意味レイダースらしかったかもしれないですね。

ファンです
ファンです

今年は久しぶりに、なんとなく晴れ晴れとした気持ちでいられます。

ファンの皆様!応援お疲れさまでした!

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