1 | 2 | 3 | 4 | OT | ||
Raiders | 3 | 10 | 0 | 6 | 0 | 19 |
Bengals | 10 | 10 | 3 | 3 | 0 | 26 |
第18週で感動的な勝利をあげたレイダースの快進撃は、プレイオフ初戦で終わってしまった。数々の困難を乗り越えて掴んだポストシーズンだったが、2年目QBのジョー・バロウに見事に阻まれた。ともにポケットパサー同士の対戦となったが、最後にレッドゾーンでの決定力の差が出てしまった。
Raiders | Bengals | |
385 | Total Net Yards | 308 |
7 | Total Penalties | 7 |
46 | Penalty Yards | 56 |
28:09 | Time of Possession | 31:51 |
結果は残念ではあったが、久しぶりにポストシーズンまでエキサイティングな試合を見ることが出来て、大満足のシーズンだった。
来シーズンはもう一度再建の年となるが、戦力はある程度揃っており、GMメイヨックと新HCの手腕によっては、本気でスーパーボウルまで狙える年になるかもしれない。
スカパー!基本プランOLの力不足が最後まで修正されず
反則の殆どがOLによるフォルススタートとホールディングだった。両方ともOLの力不足が原因と思われる反則で、各自の力が少しずつ足りなかった。課題であったスクリーンパスもRGレザーウッドのイリーガルダウンフィールドで、失敗に終わってしまった。ドラフト1位のレザーウッドは、カレッジとのルールの違いを最後まで修正できなかったのだろうか。来年以降のレザーウッドのレベルアップは、このチームの浮沈を握るピースかもしれない。QBデレク・カーの去就が注目されるが、カーで来シーズンも望むのならば、OLの強化は必須事項だろう。
レッドゾーンで決めきれないQBカー
Player | CP/ATT | YDS | TD | INT |
D.Carr | 29/54 | 310 | 1 | 1 |
J. Burrow | 24/34 | 244 | 2 | 0 |
最後にカーにしては珍しく力投を続けたが、決めきれなかった。高いボールで勝負できるTEウォーラーがシーズン序盤の調子を取り戻せなかった事が、最後に響いてしまったかもしれない。カーは経験も有り、リーダーシップも兼ね備えた優秀なQBだが、走力がないためOLが万全でなければ、ロングパスを決められない。プレーが崩れた時やロールアウトからのパスに勢いと正確性が足りないため、DBに狙われるケースがシーズンを通して多かった。何でも出来るQBというわけではないので、今のサラリーを払い続けると、OLやWRに投資が足りなくなるのではないだろうか。新しいHCの判断が決定するのだろうが、できればカーには契約を結び直して、OLへの投資を増やして欲しい。
今年のこの悔しさをカーで晴らせないのは、ファンとしては悲しい。
最後まで決め手がなかったWR
REC | YDS | AVG | TD | LONG | TGTS | |
Darren Waller | 7 | 76 | 10.9 | 0 | 23 | 12 |
Zay Jones | 5 | 61 | 12.2 | 1 | 17 | 8 |
Hunter Renfrow | 8 | 58 | 7.3 | 0 | 16 | 11 |
Josh Jacobs | 4 | 44 | 11 | 0 | 15 | 5 |
Bryan Edwards | 3 | 41 | 13.7 | 0 | 19 | 6 |
DeSean Jackson | 1 | 26 | 26 | 0 | 26 | 2 |
Jalen Richard | 1 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 |
Foster Moreau | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
長身で高いボールで勝負するために指名したWRエドワーズが、高いボールで当たり負けして補給できず、低いボールを見事にキャッチしていたのは、皮肉なものだった。レッドゾーンでコーナーパターンの浮かしたパスで勝負できないのは、かなり相手DBを楽にしてしまう。ベンガルズのWRが3人ともフィジカルに優れ、最も彼我の差があったポジションだろう。来シーズンカーが残留した場合に、WRアダムズはレイダースに来るのだろうか。
耐えるディフェンスは最後まで頑張った
TOT | SOLO | SACKS | TFL | PD | QB HTS | TD | |
Denzel Perryman | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Divine Deablo | 8 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Nate Hobbs | 8 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
Maxx Crosby | 6 | 3 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 |
Desmond Trufant | 6 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
Cory Littleton | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Roderic Teamer | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Damion Square | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
Quinton Jefferson | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 |
Johnathan Hankins | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Carl Nassib | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Kyle Wilber | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Brandon Facyson | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Dallin Leavitt | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Keisean Nixon | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Casey Hayward Jr. | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
Zay Jones | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Solomon Thomas | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Kolton Miller | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Tre’von Moehrig | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
K.J. Wright | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Marquel Lee | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Yannick Ngakoue | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Foster Moreau | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Clelin Ferrell | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
4メンラッシュで相手のミスを待つディフェンスは、今日も健闘していた。QBバロウはとても落ち着いたクォータバッキングで、最後まで大きなミスをしなかった。
ポストシーズンは特にディフェンスが強いチームが勝てるチームとなると言われるが、その通りの展開になってしまった。一つでもターンオーバーを取れれば勝てる展開に持ち込めたかもしれないが、結果論だろう。ターンオーバーのディファレンスが-9で、プレイオフ進出チームでは飛び抜けて少ない。ランプレイを主体としたゲームプランのわりには、トータルヤードも取られていて、改善が必要だ。しかし今年のメンバーでは、やはり良くやってくれたという印象が強い。
DEクロスビーがQBバロウにやっと届いてサックを決めたときには、思わず涙がこぼれそうになってしまいました・・・
次のヘッドコーチはジム・ハーボー?
ミシガンのHCハーボーの就任が、噂されているようだ。アル・ディビスの時代から戦術に制約が多かったことも有り、あまり実績十分の大物HCは就任したことがない。どちらかというと若手HCを抜擢するが、成績が上がらず解雇するケースが多い。レイダースで経験を積んだHCが、その経験を活かして、後にHCで大成功するケースも散見され、あまりHC選びは上手く行っていない。ベリチックやアンディー・リードの系列を頼るのはなんとなく悔しいので、ハーボーは良い選択なのかもしれない。
本当に今年は面白いゲームが多かった。事件が多いのも、ある意味レイダースらしかったかもしれないですね。
本当に今年は面白いゲームが多かった。事件が多いのも、ある意味レイダースらしかったかもしれないですね。
今年は久しぶりに、なんとなく晴れ晴れとした気持ちでいられます。
ファンの皆様!応援お疲れさまでした!