ゴルフは色々とルール以外に、気にしなければならないことが多いスポーツです。最近はカジュアルなコースが増えてきて、ドレスコードも緩んできていますが、そのゴルフ場にあった服装でいることは守りたい最低限のマナーだと思います。
ドレスコードは守りたい
高級クラブから極めてカジュアルなパブリックまで、日本のゴルフ場も幅が広くなってきました。日本は温暖化していると言われており、気候に合わせてドレスコードも変わりつつあるように思います。全体的にゆるくなる傾向にはありますが、それでも決められたドレスコードは守る方が良いと思います。
ドレスコードに関する考え方は人それぞれあると思います。ドレスコードを守らないことで人からどう見られようが構わないし、恥ずかしくもないと言う考え方もあるでしょう。しかしドレスコードは自分のためにあるのではなく、その場の人達のためにもあるものと考えたほうが良いと考えています。
たとえばメンバーさんがゲストとして呼んでくれた場合、メンバーさんの顔を潰してはいけませんので、ドレスコードはきっちりと守りたいと思います。メンバーさんが「あまり気にしなくてもいいよ。」と言ってくれても、決められたドレスコードは守るべきでしょう。
またカジュアルなゴルフ場で一人で参加する場合も、決められたドレスコードは守りたいものです。組み合わせで一緒に回る事になったプレイヤーさんがどんな考え方かわかりません。ドレスコードを気にしない人もいるでしょうし、気にして守ってきている人もいるでしょう。たとえ一人で予約をして組み合わせで回ることになっても、一緒の組で回る人は他の組から見ればパーティーと言う名の同じ集合体です。たとえ一期一会だとしても、同じ組で回る人を不愉快にはさせたくありません。
接待ゴルフとプライベートゴルフ
接待ゴルフは少なくなってきているとはいえ、まだまだ需要はあります。どの範囲を接待と定義づけるか難しいところですが、私の場合はお客さんと廻ったゴルフは500回をゆうに超えています。その中にはガチガチの接待ゴルフから、主催のコンペ、プレーをしない背広幹事もやってきました。
ガチガチの接待ゴルフや背広幹事では、下手な水商売のお姉さんよりも気をつかっていました。〇〇芸者といってもいいくらいです(笑)。もうプレーを楽しむことなんかできません。迷惑をかけない程度のプレーをして、あとはお客さんのプレーに集中します。球の行方を追うことはもちろん、球筋までも注目して褒める!こんなことを嫌味にならない程度にやることは、決して無駄ではありません。接待ゴルフはただただ仲良くなるためにやるのではなく、一緒に回ることで自分の人間性を知ってもらい、仕事っぷりをみてもらうことで、本業でメリットを獲得することに目的があります。ゴルフ場での肌理の細やかな対応は、本業での信頼感に繋がることは間違いありません。
これに対してプライベートなゴルフは対極にあるかと言えば、そうでは無いと考えます。友人や仲良くなった顧客の若手などと廻る微妙な関係のゴルフなどがプライベートに近いとは思いますが、やはり気を使うことは必要だと思います。あまり過度に気を使うことは親近感をなくすので程度問題ですが、気を使えるのに使わないのと、気を使えないのとでは大きな違いがあります。気が付いてもスルーするのか、気が付かないのかでは大きな違いがあります。プライベートなラウンドであっても、さり気なく気を使えるのであれば、その後の人間関係が潤うのは間違いないでしょう。
マナーを知ること
マナーはまず知ることが必要です。そして実践できることも大切でしょう。堅苦しいマナーが必要ない場面は当然あります。しかし、マナーを知っていてやらないことと、マナーを知らないことには大きな違いがあります。
高級レストランでフォークとナイフの使い方はどうするのか?知っていても上手く使えるのか?もしできないならばホストに恥をかかせてしまうこともあるでしょう。接待を受ける側でも、マナーは知っておく必要があると思うのです。マナーを知ったうえで、更に実践もできる事に損はありません。
ゴルフ場でのマナー
ゴルフ場にも極めて多くのマナーがあります。
来場時の服装からプレーの時の服装。プレーをする時やプレー後のマナーも数え切れないほどあります。さらに言えばレストランでのマナーや、ロッカーや浴場でのマナーなども重要です。レストランでの座り方などは、一般のレストランとは違うことろもあり、覚えるのは大変ですが、知ることは大切です。いっぺんに覚えられなくても、少しずつ覚えていくことは必要で、わからなければ年長者や上級者に聞きながら覚えていくと良いと思います。学ぶ姿勢があれば、大抵の人は赦してくれ、指導もしてくれるでしょう。
マナーは何故必要か
マナーは自分のためではなく、周りにいる人のためでもあるので、まず知ることが必要ということで良いのではないでしょうか?
そしてマナーには必ずと言っていいほど、理由があります。その理由を知ったうえで必要ないと言うのと、理由も知らずに守らないのとでは、大きな違いがあります。
ドレスコードにも理由はあるのです。ただただ気取っているわけではありません。