シニアゴルファーのクラブの買い替えでの注意点 失敗しないために

ゴルフクラブの買い替えは、ゴルフを趣味としている人の楽しみです。人それぞれ考え方は違いますが、あれこれ考えて情報を集める時がとても楽しいと思います。ただシニアになると考えることが、若いゴルファーとは違ってきます。資金が豊富でいくらでも買い替えが効くのであれば、迷わず買い替えがいいと思うのですが、ゴルフには会員権や自動車の買い替えなど、お金のかかるイベントが山ほどあるため、できるだけ失敗したくないという人がほとんどではないでしょうか。ここではシニアゴルファーがクラブ買い替えの時、注意したら良いと思う点について考えてみたいと思います。

クラブによって買い替えのサイクルを考える

クラブも種類によって買い替えのサイクルが違うのは、誰でも同じではないでしょうか。買い替え頻度が一番早いのは、ドライバーだと思います。テイラーメイドやキャロウェイは、顧客の気持ちを見透かしたように、毎年新しいモデルを発売します。しかも手を変え、品を変えてゴルファーの気持ちを刺激していく手法は、欧米のビジネスでは共通なのかもしれません。

話は少しそれますが、欧米の商売では競合相手に隙を見せないために、既存の顧客に対して毎年のように新しい提案をしてきます。大きな変更はないにしても、サービスの質を落とさないように常に最新の情報を織り込んできます。1年前にはベストだと思われたものを、更に上手く見せる(魅せる)テクニックは流石だと思います。ゴルフのクラブ、特にドライバーの新製品導入については共通する感があります。

それに比べるとアイアンは高額にもなり、使いこなすまで時間がかかると言われているので、買い替えの周期はとても長くなると思います。私の場合はだいたい4年毎だったのですが、最近では非常に長くなってきました。今使っているアイアンは既に7年目に突入しています。以前にも言及しましたが、アイアンはクラブの中で飛距離的には中心部分を担うので、前後のクラブとの飛距離のフローが崩れないようにしたいので、買い替えが難しいと思います。逆にドライバーは飛べば飛ぶほど良いので、買い替えやすいのだと思います。

ウェッジは消耗が激しいので、買い替えが比較的早くなります。また、ロフトとバンス角も細分化されておりゴルファーの購買欲を刺激することこの上ないといった感じです。練習頻度もウェッジが一番多くなるので、消耗も激しくなり、グリップやフェイスの溝の状態次第では買い替えとなる流れです。それほど高くならない事も、買い替えを早くします。

フェアウェイウッドとユーティリティは使用頻度が高くないので、使い慣れたものからあまり変えたくないというのが個人的な本音です。言い換えれば、現状で満足できているとも言えます。

パターはほとんど変えません。今使っているスコッティ・キャメロンは20年以上使っています。途中でマレット型などを購入しましたが、直ぐに戻ってきてしまっています。

シニアのアイアンの交換について

アイアンは購入する時に、一番選択が難しいと感じます。飛距離もただ飛べばいいという事ではないので、体力の衰えを考慮しながらとなります。以前のアイアンとの飛距離差と、さらにこれから先数年間の飛距離の衰えも考えなければなりません。今の自分の予定では、次のアイアンは最低でも5年は使えるものを考えています。

更に難しいのはこれ以上の技術の向上を目指すのか、それとも体力の衰えをカバーするため優しいモデルに変える決断をするかどうかです。

シャフトはカーボンかスチールか

シャフトは更に判断が難しくなります。現状のスイングに合わせて買うのが基本だと思いますが、シニアの場合は肘や手首の故障のリスクを考える必要があります。

ウェッジとアイアンはスチールシャフトを選択しているシニアが多いと思いますが、アイアンの場合はハードヒットするので、肘や手首に負担がかかります。シニアになれば、怪我のリスクは絶対に考慮するべきです。カーボンは肘や手首に衝撃が伝わりにくいと言われており、怪我のリスクを軽減してくれるようです。せっかく楽しんでいるゴルフが、故障のためにできなくなるのは絶対に避けたいものです。

最近は以前と違ってアイアンのシャフトは進化しています。女子プロでもアイアンにカーボンシャフトを入れている人が増えているのがその証左でしょう。カーボンシャフトは柔らかすぎてと敬遠している人は、ぜひ考慮してみてほしいと思います。

迷ったら買う

色々言ってきましたが、シニアゴルファーの一番の大敵は体力の衰えです。ゴルフクラブは安くはないので慎重になるのは当然ですが、”今日が一番若い日”という言葉がシニアゴルファーには刺さります。ここまで注意点を考えてみましたが、迷ったら買いましょう。余程の不人気モデルでなければ、中古ショップでそれなりの値段で引き取ってもらうことを柔軟に考えても良いと思います。

結局は誘惑に勝てないということです・・・・・・

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