ゴルフ会員権市場の現状と購入の理由
RIZAP GOLFゴルフ会員権の価格がバブルの頃から比べると、とんでもなく購入しやすくなっている。
ただ、会員権を持っていなくてもプレーすることは可能で、どうしても買いたいという理由によって選ぶ会員権は変わってくる。
投資として買うことは今は少ないが、プレー本位で買うのであれば、自分がどういった会員権の使い方をしたいのかを明確にすることが重要になる。
自分のプレースタイルの分析
自分のプレースタイルとそのゴルフ場のメリットを総合的に判断して、会員権の選定をすることが必要になる。下記の5つのプレースタイルが考えられるので、自分がどんなタイプなのかを明確にしよう。
ゴルフを友人と一緒に楽しみたい。
なんと言っても友人が4人で楽しめるゴルフは、大人の休日の最高の楽しみ方だ。友人と一緒のプライベートパーティーならば、初心者や女性などとも気楽に廻ることができる。自動車での行き帰りもある程度ならば、楽しい時間になるかもしれない。
この場合気をつけなければならないのは、ゲストのプレイフィーだ。余り高いプレイフィーだと誘いづらくなる。また、友達と行くとなると休日のスタートが1組取れるかどうかも、非常に重要になる。
競技志向でとにかくゴルフを極めたい。
いつかは片手シングルなどという夢をもち、ゴルフに取り組むならば、競技への参加は非常に重要だ。そのためには一人で予約することができるようにならなければならない。必ず4人の友人と行くとなると、その機会は格段に少なくなってしまう。少なくとも毎週プレーするとなれば、1人での予約が容易である事が重要で、1人様用のメンバータイムを土日に設定しているクラブが望ましい。また、コースレイアウトも飽きないものがいい。余り簡単なコースは長続きがしない。多少自分の実力が足りなくても、修練の場であると考えて難易度の高いコースを選びたい。
メンバーさんの雰囲気もかなり重要だ。特に1人様で予約する方たちの雰囲気や、競技志向の人たちの雰囲気は重要なポイントで、この情報はなかなか得られないので、視察プレーの際には一緒に回った人たちの雰囲気や、昼食時の情報収集を実行したい。余りにも下品な人が多かったり、高慢な人が多かったりすると、行くのが嫌になってしまう。自分の好みに合わせよう。
引退後の健康のためにゴルフを続けたい
このタイプのゴルファーの一番のポイントは、平日会員権で良いかどうかを自分で決めること。将来の免許返納を見据えて、できれば電車で行けること。交通費が余りかからない範囲の近距離のゴルフ場を選ぶことが重要だ。特に首都圏の近距離ゴルフ場は平日会員権でないと、価格が跳ね上がるので、このポイントは大きいと考える。たまには平日競技会に参加してみる機会も、あるかもしれない。
そして、電車で通うならゴルフバッグを入れておけるロッカーが、空いていることが重要だ。ゴルフ場によってはロッカーが1年以上空かないケースもある。
週末は自宅や別荘の近くのゴルフ場で、ゆっくり楽しみたい。
このタイプはゴルフ場の施設が充実していることが望ましい。プレー以外にもドライビングレンジや練習グリーン、アプローチ練習グリーンや練習用のバンカーなどが設置されていると、非常に有用だ。アプローチ練習場などは平日は休ませるために、クローズになっていることがあるので注意が必要だ。また、レッスンプロに付いてゆっくり教えてもらうことができると、時間を有効に使えると思う。別荘や自宅の近くであれば、ロッカーや風呂は重視しなくても良いかもしれない。
仕事に使いたい。
最近接待ゴルフなるものが激減しているようだ。法人の会員権も以前ほど使用頻度が高くない。大手企業では名義変更の手続きをしないで保有だけしている、企業もあるようだ。それでもお客様とのゴルフは有効で、機会が減っている今だからこそ価値がある。会社で買う場合や個人での購入など、それぞれの場合によってポイントは変わってくるが、施設が老朽化しているものは余りおすすめできない。また、コースのメンテナンスが悪いコースも、お客様の気分を損ねる。どうせ仕事で使い、経費で落とすことができるのであれば、多少値の張るコースを選びたい。市場の評価は一番のものさしで、そこに糸目をつけなければ、必ず使い勝手の良いものが手に入る。高い買い物をするのだから、経営母体がしっかりしているものでなければならない。
以上の5つのプレースタイルの何処に属するのか、いくつかのスタイルの複合型なのかを自己分析することが重要だ。そして最初の会員権は、あまり高いものは避けたい。名門クラブの中には、メンバーになることを拒否するところもあるようだ。その場合は業者が保証してくれる場合が多いので、要確認だ。