巨人が離されていく 原監督の采配の謎

21日のマツダスタジアムで、広島の床田寛樹投手にプロ初完封を献上して、2対0で敗れた。首位阪神とは3.5ゲーム差に開いた。

ゲーム後のインタビューで「今はジッと我慢しながら、やるべきことだけはしっかりやる」と、コメントした。

ペナントレースの最終盤でのこのコメントはマスコミの伝え方の問題なのか、真意が分からない。

ペナントレースは諦めたのか

残り試合26のところで、今は我慢の時との発言は何を意味するのだろうか。

まだ26試合ある中で、最終盤にはチャンスが必ず来るという事だろうか。

阪神との一騎打ちであればその可能性は十分にあるだろう。直接対決も6試合残している。ここで5勝1敗ならば十分に逆転できる。しかし今年は三つ巴の戦いだ。しかも3チームとも飛び抜けた力がないので、混戦になっている。そして最近は下位チームに3連戦で負け越している。例年この時期になると下位チームの取りこぼしが致命傷になる、と指摘されることが多いのだが、今年は負け越しだ。巨人に連勝する戦力がなければ、逆転は難しい。

9月の成績は4勝9敗4分けで、我慢ができているという状態ではない気がする。

原監督はもしかしたら、クライマックス、日本シリーズまで見据えた中で今は我慢の時と言っているのかもしれない。

実際原監督の代わりを今すぐできる人は、見当たらない。

実績は間違いないですからね。

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我慢の時と矛盾する中5日登板

ファンの間では、中5日のローテーションについて疑問符がつくことが多い。プロ野球OBにも指摘する解説者が出てきている。

桑田投手コーチは完投を135球で目指すコーチングをすると、就任時には発言していたが、今は全くの逆だ。

そして今が我慢のときならば、ローテーションを詰めて行くことと矛盾する。

ヤクルト高津監督の采配とは、全くの逆だろう。ヤクルトのローテーションは、中6日を極力守っている。高卒2年目の奥川投手を中10日程にして大切に使い、上手く投手陣を回している。

阪神矢野監督も2回45球で降板した秋山投手を、中5日で起用した以外は、殆ど中6日を守っている。

原監督に投手のローテーションを正すことができるのは、宮本チーフ投手コーチだろうが、内情はどの様になっているのだろうか。原監督は絶対的な存在なので投手陣からも一切不平不満が出ていないのだとしたら、それは組織としては赤信号だ。

原政権の末路になってしまうのか? 組織の自浄作用は有るのかが注目

マスコミは疑問をぶつけないのですかねぇ・・・

原監督の機嫌を損ねるのが怖いのかぁ

ファンが疑問に思うことを質問してほしいのだけれど。

打線に対する我慢

原監督は打者を指導する力があり、その実力を見抜く力も一流と言われている様だ。

多分間違いないのだろうが、短期決戦での我慢は命取りとなる。

ペナントの最終盤や日本シリーズでの、必要以上の我慢は問題となる。

原監督に力を認められた打者は、我慢して使ってもらえることが多い。

丸佳浩選手や中田翔選手は原監督が実力を認めて連れてきた選手なので、思い入れも強いだろう。しかしそれが残された時間の中でいい方向に行くかどうかは、誰にもわからない。中嶋宏之選手は1シーズンまるで使えなかったが、見事に打棒が復活した。逆に言えば

丸選手と中田選手も、今シーズンは間に合わない可能性があるのだ。

昨日の最終打席で、小林誠司選手の代打を使わなかった。打率.125の選手なのにだ。小林選手には原監督が直接指導を行い、原監督の思い入れがあったのであろう。昨日も安打を打ち、結果を出しつつあったことも事実だ。

中嶋選手が昨日はベンチ入りしていなかったのだろうか・・・

原監督は若手を育成の手腕

坂本勇人選手を育てたという実績が有るが、以後は不動の主力に成長した野手はいない。

原監督の選手起用でいつも疑問に思うのは、前日スタメンで結果が出た若手選手を、翌日はスタメンで使わない傾向があることだ。活躍した選手もファンも、当然今日もと意気込むのだが、何故なのだろうか。

プロ初安打となる本塁打を打ってお立ち台を経験した新婚の円谷英俊選手を、その日に2軍落ちさせたと伊原さんが嘆いていたが、様々な事情があるにしろ、なかなか理解しがたいところがある。

監督業はなかなか外部には言えない事情があり、熟慮の結果なのだろうと思うのだが・・・

巨人の危機 若手野手の台頭なし 後任監督の運命 

若手の活躍無く危機感がない巨人軍

巨人若手OBは原監督を否定できない

原監督ほどの実績があると、OBは疑問符を付ける人が少なくなる。

コーチでの復帰を考えている人は、まず指摘できない。原監督は後任の人事や組閣にも影響力を残す可能性があり、入閣の可能性を捨てきれないOBは原監督の否定は絶対にできない。今回の宮本、元木、桑田コーチの入閣によって、復帰を出来ないと決めつけていたOBにも可能性が出てきた。つまり殆ど復帰する気がない、古参のOB以外は原監督に意見することはないのである。そして古参のOBの意見は、オールドファン以外には価値が薄くなる。

何故巨人投手陣の崩壊が続くのか 巨人という組織の問題点

結果が全てのプロ野球、最後は結果を出してくれることを信じて応援するしかありません。

「やっぱり原監督は凄い!」と、言いたいです。

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