菅野投手が7回95球、5安打1失点で今季4勝目。
打線は相変わらず5安打2得点と湿ったままだが、小林捕手が決勝のソロホームランをレフトスタンドの2階席に叩き込み、ベンチは大騒ぎとなった。
菅野投手の投球内容
高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】中4日での登板となり、エースの意地を見せた試合だった。
防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
3.72 | 7 | 27 | 5 | 1 | 6 | 1 | 1 | 1 | 1 | 95 |
7回を95球でまとめた。21のアウトのうち三振は6つと、前回に比べて打たせて取るピッチングができた。四死球も1つずつで、安定した投球ができている。連敗中の広島の淡白な打撃に助けられたかもしれないが、結果を出せたことが全てだ。
前回に比べてストレートの割合が少なく、22%。カーブが前回の5%から倍増して11%だった。復帰後に多めに投げていたカットボールが、少し少なくなったのも特徴的だ。
中4日ということを考慮して、緩急を使って打たせるピッチングをしたのかもしれない。
鈴木誠也選手のソロホームラン
序盤にレフトスタンドまで、インローのボールを運ばれてしまった。難しいボールを鈴木選手が持ち前のパワーと技術で、完璧に捉えた打球であった。しかし序盤のソロホームランであり、打たれてはしまったがフルスイングさせた事で、インコースのボールを意識させることができたのではないか。6回の三振も外角のスライダーで、取ることができた。
8回の中川皓太投手のピンチの場面でも、外角球に踏み込みが甘くなってファーストフライに打ち取ることができた。好調の鈴木選手であるが、終盤のピンチで抑えることができたのは、バッテリーが序盤にインコースの意識付けを行ったからではないかと思う。
カードの初戦の投手の重要度
今回は1戦のみの変則日程だが、三連戦の頭で好調の中心打者に今日のようなピッチングで調子を崩すことができれば、その後の試合の投手が楽になる。
カードの初戦はエース格の投手が投げるので、今日のように少し長い目で見ることができるリードが捕手には要求される。
クライマックスや日本シリーズの初戦は、そういった意味で大切だ。
以前は日本シリーズにおいて、一番重要なのは2戦目を取ることだという説があった。一戦目に相手のデーターをとって2戦目に勝ち、移動日を気分良く迎えるといった内容だった。昨年の日本シリーズ一戦目で岡本和真選手が、徹底的にインコースをソフトバンクの甲斐拓也捕手に攻められていたのを思い出す。
小林捕手の打撃
原監督は小林捕手の打撃が上向きであると、最近コメントしていた。
今日はそれを証明した。最近はレフトスタンドのポール際に大きなファールを打つことが多かったが、今日は切れなかった。その後の打席でもレフトに大きな当たりを何度も飛ばしており、バッテリーは簡単には仕留めにいけなかった。最後の空振り三振も、相手から警戒されての凡退だったので、以前とは相手に与えるダメージが違うと思う。
今日のような効果的な打撃が時折できれば、勝ちを拾うこともできるし、相手バッテリーを疲労させることもできる。捕手が打てるチームはやはり勝つゲームも増えるので、頑張ってほしい。
そして小林捕手が打つとベンチが盛り上がるんですよね。