大敗ゲームの利用の仕方 明日のゲームに向けて 巨人対ヤクルト

ヤクルトに14点7本塁打を打たれて大敗した。大差で敗れるゲームはシーズン中に何度かあり、それ自体は仕方のないことだ。今日も攻撃陣は大差の中でも、9安打を放ち6点を取っている。岡本和真選手や丸佳浩選手など明日のゲームでも期待できる内容で、素晴らしい姿勢だと感心する。坂本勇人選手が少し元気なく、何処か体調面で問題があるのではないかと疑ってしまう。侍ジャパンにも選出されているので心配だ。

主力打撃陣が大人の選手として、十分に原監督の期待に答えられる陣容であることは伺えたが、若手や投手陣は少し不甲斐なかった。

若手の野手陣

松原聖弥選手を除く殆どの若手野手陣が、結果を残せなかった。湯浅大選手は守りでは良いところを見せたが、2打席凡退した。廣岡選手と岸田選手は結果を残せない。特に廣岡選手は打率.197で投手並みの打率だ。長打力を期待されているということは理解できるが、2ストライクを取られてからもバッティングに工夫が無い様に見えてならない。首脳陣は追い込まれてからも、ヤマを張るように指示でもしているのだろうか。

あ姉さま
あ姉さま

もっと若手の活躍がみたいですよね

そして何よりも情けないのが、亀井義行選手に4打席を預けてしまわなければならない若手外野陣だ。これは1軍に登録されている選手だけではない。スモーク選手の退団や、梶谷隆幸選手の骨折による離脱をうけて、チャンスを与えられる若手外野手がいないというところに、巨人軍の根本的な問題がある。若手の台頭は、主力選手の怪我のタイミングで現れることが多い。特に常に戦力を充実させている優勝を毎年狙うチームでは、このタイミング以外は殆どチャンスがないのである。しかしこのタイミングで使われているのは、立岡選手や重信選手など力量の安定した、伸びしろの少ない中堅選手だ。

今日の報知新聞の記事の中で、原監督が山口オーナーに若手の底上げがあったとして、阿部2軍監督の功績を讃えていたが、例に上げた選手が大江竜聖投手、松原選手、ビエイラ投手であった。本当にこの選手たちが阿部2軍監督の手腕で、伸びた選手たちなのであろうか。阿部チルドレンという銘柄には、私には見えない。むしろ伸び悩んでいる2軍選手たちを叱咤激励している言葉にしか思えないのは、すこし斜めから記事を読み過ぎだろうか。

大ベテランの亀井選手に4打席を与えてしまう、今のすべての若手外野手と阿部2軍監督に奮起してもらいたい。

投手陣にチャンスを狙う若手なし

桜井俊貴投手にチャンスが与えられ続けている。腕をスリークォーターに下げて変化を求めているようだが、結果は出なかった。サンチェス投手が炎上を初めた時に、ブルペンで用意していた様に見えた今村信貴投手を使わずに、桜井投手を使ったのは何故だろうか。防御率5点台の投手を投入した時点で、この試合をある程度諦めてしまったのだろうか。宮本投手コーチはサンチェス投手の2軍落ちをコメントしているが、原監督に本当に見限られたのは桜井投手ではないかと思ってしまう。

逆にサンチェス投手は好不調の波が大きい選手で、メンタル面の弱さを指摘しているが、今日に限っては宮本投手の指摘が当てはまるようには思えない。

サンチェス投手はドミニカ代表で、東京オリンピックに出場する。初戦の相手は日本代表で、サンチェス投手は先発の可能性があると言われている。

国を代表して出場するサンチェス投手が、今日の登板で侍ジャパンの村上宗隆選手や山田哲人選手に通常通りの気持ちで立ち向かえたであろうか。サンチェス投手のメンタル面を思いやる気持ちが首脳陣にあったのか、疑わざるを得ない。微妙な立場のサンチェス投手の登板を回避させる気配りは、必要なかったのであろうか?例えば彼らに死球を与えて出場不可能にしてしまったら、どうなるのだろうか?逆に手の内を見せすぎて、五輪の初戦に滅多打ちにあってしまったら母国の人たちの反応は?気を使い頭の廻るサンチェス投手は、割り切った考え方のできる投手とは思えない。宮本投手コーチとはかなり考え方が違うのではないかと思う。

何れにしろこんな大敗のゲームで、経験を積ませるための若手の登板がなかったのは寂しい限りだ。

相変わらずの捕手陣

大差のゲームで村上選手に外角の球を本塁打される。巨人の今の捕手陣は打たれるまで内角をしつこく攻めることをしない。内に行ったら次は外と、バランスよく攻める傾向にある。今夜のようなゲームでは、明日以降につながるような攻めをしなければならないのに、逃げ回って捕まってしまう。これは以前からずっと同じだ。

炭谷捕手のリード

炭谷捕手の在籍中に、何を学んだのだろうか?

炭谷捕手の放出は時期尚早だったかもしれないなぁ

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