巨人が1イニング12単打で快勝 阿部監督が感じたのは守備の大切さ

ジャイアンツが記録ずくめの大勝で、ロッテとの初戦を制しました。打線が久々に繋がり、阿部監督もチームの攻撃陣も一息ついたと思います。バントではなく打っていくことで大勝につながったように見えますが、阿部監督は守備の大切さを改めて認識したのではないでしょうか。

逆方向へのつなぎの打線が機能

ホームランが売りのジャイアンツ打線が、シングルヒットを12本もつないで大量得点につなげたことは、阿部監督が目指していたものを実現できたのではないでしょうか。ヘルナンデス選手、岡本和真選手、坂本勇人選手は引っ張って安打をつなぎましたが、その他の選手はすべてセンターから逆方向へのヒットでつなぎました。機動力のある選手が多く、岡本選手も微妙な坂本選手の当たりを好走塁で内安打にするなど、気持ちが入ったプレーが目立ったと思います。昨年までのジャイアンツであれば、長打を狙う選手が流れを切ったり、走力のない選手がアウトになったりしていたと思いますが、今年は走塁面でも改善されていると思います。

山﨑伊織投手を守る気持ち

ロッテ打線のファウル打ちなどで球数が嵩んでしまった山﨑投手を援護したいという気持ちも、攻撃陣にはあったのではないでしょうか?序盤から球数を投げさせるためだけのようなファウル打ちに苦労していた山﨑投手を、チームとして守りたいという気持ちが攻撃陣の集中力を高めたのではないかと思います。その意味では相手打線の執拗な粘りを根気よく振り払った山﨑投手のピッチングが、呼び水となったのではないでしょうか。阪神戦もロッテ打線の粘りが目立ったようですが、今日の対戦もそのあたりが注目されます。

守備の大切さを痛感

3回の攻撃ではロッテの守備力もジャイアンツを助けたと思います。普段はDHで守備につかないポランコ選手は、スライディングキャッチを何度も試みるなど、闘志を見せましたが、アウトにできない打球処理が続いてしまいました。三遊間の守備範囲も少し物足りないものがあり、微妙な当たりがヒットになってしまっていたと思います。

昨年までのジャイアンツの外野陣は守備力が劣っていて、投手には負担がかかっていたと思います。ポランコ選手とウォーカー選手が両翼だった時もあり、投手にとっては、たまったものではなかったと思います。阿部監督は自軍の打線のつながりよりも、相手守備陣のほころびを感じ、改めて守備力の大切さを認識したと思います。

小島和哉投手は頑張った

小島投手本人は、打ち込まれたとは認められないと思います。これは完全に首脳陣の起用ミスだと思います。外野の頭を超えるような打球は1本もなく、コースヒットやポテン気味のヒットが続けば、打たせて取る投手はなす術がありません。三振をどんどん取れる投手であれば多少の守備のほころびはカバーできそうですが、打たせて取る投手は持ち味が出せません。今日はロッテがどの様な守備陣を敷くかがとても注目されます。先発の種市篤暉投手は三振も取れる投手のようなので、昨日のようなことはないでしょう。吉井監督がもう一度攻撃的布陣を引いてくるか注目です。

ヘルナンデス選手は本物?

好調を続けているヘルナンデス選手が、来日2本目のホームランを放ちました。1本目は東浜巨投手のシンカーを狙い撃ちだったようですが、2本目は落ちる球を前捌きでレフトスタンドに打ち込みました。この打席はストレートのタイミングから変化球に対応して、引っ掛けるようにして拾うバッティングでした。長打力をあまり期待されていなかったヘルナンデス選手ですが、甘い変化球は十分に本塁打にできるパワーとポイントを持っていることが証明されました。これからは流石に相手投手の攻めも厳しくなってくるでしょうし、長打についても警戒のレベルが上がって来ると思います。今はボールの変化球を見逃すことができていますが、日本独特の変化球攻めがこれからは始まり、ストレスが溜まる展開になってしまうかもしれません。このあたりをジャイアンツの首脳陣がどのようにケアできるかが注目されます。

堀田賢慎投手の真価が問われる

好調が続いている堀田投手ですが、そろそろ相手チームのデータが集まってきていると思います。ロッテは初対戦だと思いますが、どの様な対策を打ってくるか注目されます。ただ打つだけのチームではないので、他チームも注目しているのではないでしょうか?

圧倒的な球威やコントロールがある投手ではないので、攻略法が確立されてしまうと、かなり難しい後半戦になってしまう可能性が高いと思います。

ジャイアンツの外野手は競争が終わる?

ヘルナンデス選手の登場によって、ジャイアンツの外野手争いが終わろうとしています。チャンスを数多く与えられていた若手選手たちが、結果を残すだけの成長をしていなかった事が大変残念です。ここまでで選手生命が終わってしまう選手も少なくないということが、プロ野球の厳しさだと思います。

逆に言えば長くレギュラーを張れる選手は、少ないチャンスでも確実にモノにしてきたと思います。特にドラフト下位や育成選手に危機感があるのかどうか、ファームの成績や雰囲気を見ていると物足りないものを感じます。ファームの野球を楽しんでいるようでは、なかなか1軍の壁は高いと言わざるを得ません。

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