11連敗でやっと止めた~岡本和真選手とスモーク選手の価値~

巨人がソフトバンク戦の連敗を11で止めた。決して快勝というわけではないが、ひとまず区切りをつけた。これで土俵の中央まで押し戻したわけではなく、力の差は未だあるように感じられる戦いぶりだったが、次に対戦するときまでにチームを成長させなければならない事が明確になった。どの部分を強化しなければならないか、戦いを終えて分析し、次の戦いに備えなければならない。選手には目の前の試合があるので、裏方さんや首脳陣の努力が必要になると考える。勝負は時の運とはいうが、11連敗は力の差、球団の努力の差だと認識する事から始めて、努力をしてもらいたい。

#巨人#ソフトバンク

苦手意識のないスモーク選手

ソフトバンクと対戦経験がないスモーク選手が、1本塁打3打点の活躍でチームを救った。先制打は岡本選手の責任を軽くした。頼れる5番打者が若き4番を支えた。来日以来安定した成績を残し、打線の核となっている。対戦が未だ少ないために、データー分析に長けているソフトバンクの対策が十分ではなかったのかもしれない。しかし次回の対戦では必ず分析が進んで、対策されてくるはずである。データーによる分析が進むMLBを研究し、ソフトバンクに負けない対策を講じることができるように、今からでも取り組んでほしい。親会社の読売は電子版の普及が進まずに、購読数の減少に歯止めがかからない。一方でニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストは電子版で稼ぐビジネスモデルに変えることに成功している。日本では日本経済新聞以外は電子版の普及が進まずに、大手紙は軒並み減収している。親会社の意識が変わらないのであれば、球団内部から意見を上げて取り組まなければ、ソフトバンクとの差は埋まらないどころか、開く一方だと予想される。MLBでの経験があるスモーク選手は、そういった意味でも貴重な戦力だ。是非どんなデーターが選手に供給されていたのかを、情報共有してもらいたい。無観客で行われた交流戦であったが、スタンドに陣取るPepper君の応援団がソフトバンクの強さを象徴しているように思えた。

岡本選手が乗り越えたもの

今日もソフトバンクの攻めは厳しかった。1打席目は和田投手の徹底的なインコース攻めに、外野フライも打てずに終わった。このまま無得点で終われば嫌な雰囲気を悪化させるところだったが、スモーク選手が先制打を放ち、岡本選手を救った。5回にインコースの厳しい球をバックスクリーンに打ち込むことができたのは、スモーク選手の存在がとても大きかったと感じられる。岡本選手が技術的にも精神的にも成長することができたならば、今後の活躍が更に期待される。

審判団の試合づくり

サッカーの試合では審判の試合に対する役割が多く、試合をつくることに大きな責任がある。野球でもストライクゾーンを主審が安定して取らなければ、大事な試合を壊してしまう。今日の審判団の試合運びはあまり褒められたものではない。ストライクの発声だけはやたら大きくて目立つのはいいが、大事な場面での判定が曖昧でモヤモヤした雰囲気が、試合の緊張感を台無しにした。岡本選手のホームランも判断が悪く、折角の場面を台無しにした。リクエスト制度が導入されてから審判の技術の低下と、試合運びへの責任感の欠如が散見される。ストライクの掛け声のパフォーマンスよりも、技術の向上に注力してもらいたい。

努力の方向が違っているんじゃないのかな?

一般社会では多面評価が導入されている。審判団の評価も透明化されても良いのではないかと考える。このままではPepper君の方が正確で、試合運びも上手くなる日がすぐ来てしまうかもしれない。

心配な丸選手

先発をついに外されてしまった。丸選手の不調は調整不足による一過性のものではなく、加齢による衰えなのかもしれない。丸選手は下半身の柔軟性が欠けているとインタビューで自ら答えていた。このところの守備を見ていると後ろの打球には強いが、前の打球に対して球際の強さが見られない。膝の柔軟性が落ちていることが原因だとしたら、打棒の復活も当分難しいかもしれない。そのうち打ち出すだろうと首脳陣が放置しているようだと、このままかもしれない。自軍の選手のコンディションも分析できないようでは、ソフトバンクとの差は埋まらない。

スカウトとコーチ陣、分析官のテコ入れを本気で考えてほしい。

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